キャンピングカー購入から5年、子供の成長に伴い手放しました。
失敗だったのか!?後悔したのか!?
老後にまた、キャンピングカーが欲しい!と思う日が来るかもしれません。
しかしキャンピングカーを持つには、いくつかのリスクを背負う事を私は知っています。
実際にキャンピングカーを所有して、「実際のところどうだったのか」について、考えをいくつか紹介します。
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キャンピングカーを置くスペースは大丈夫?

キャンピングカーは、たいてい大きな車です。
失敗や後悔につながる原因の一つに「駐車スペース」の問題があります。
バンコンやキャブコンだと、長さはだいたい5ⅿ前後。
普通乗用車より長く幅もありますし、何といっても高さがあります。
車庫に入れるなんて、ちょっと考えにくい車です。(お金持ち抜きのお話でw)
我が家ではキャンピングカーを迎え入れるため、大幅な庭の整備が必要でした。
もともとあった物置を解体して、土がむき出しになった地面に石を敷き詰めました。
何とかスペースは確保したものの、歩道を歩く人が手を伸ばせば、簡単に車に触れるほどの距離。
青空駐車場の場合、冬の雪対策が大変でした。
北海道に住んでいるので、勘弁してほしいほど雪が降り積もります。
普段は雪を置くスペースを確保したいのに、ただでさえ狭い庭を、キャンピングカーが陣取ります。
こうなると、わざわざ排雪業者に依頼して、邪魔な雪を引き取りに来てもらわなければなりませんでした。
もちろんタダではありません。シーズンで4万円ほど持ってかれました。
そしてキャンピングカーは高さがあるので、これまた車の上の雪下ろしが大変なんですよ。
雪が降るたびに、いちいち三脚をもちだしてきて、せっせと屋根から雪を降ろさなければなりません。
風向きによっては、車の横に雪が吹きだまってしまうことも。
夏に比べて、冬は確実にキャンピングカーを稼働させる頻度が低下しますよね。
冬の方が維持が大変になるという、やりきれなさが募るOFFシーズンでした。
ご近所の好奇な目にさらされる覚悟はあるか!?
「失敗や後悔」とは違いますが、キャンピングカーを庭に置いておくと、ご近所から好奇な目で見られます。
中古のキャンピングカーの場合、お値段はそう高くないのを知らないご近所さんには「余裕がある家」に見えてしまう様です。
野ざらしキャンピングカーは、ご近所さんには丸見えなので、最初の頃は「すごいわねー」とか「お金持ちねー」なんて冗談交じりに言われちゃいました。
とりあえず、言ってみてるだけかもしれませんが、言われて気分の良いものではありません。
食費を押さえたり、洋服だって何年も同じものを着ているのに、そんな我が家の苦労を知る由もないワケです(笑)
わたしもキャンピングカー買う前は、キャンピングカーを買う人って「絶対お金持ち」なんだろうな、と思っていました。
実際に買うまでにこぎつけると、そうでもないってことに気づくんですけどね。
週末キャンピングカーで出かけると、どうやら幸せ家族に見えるそうですよ。
好きな趣味に没頭できるわけですから、確かに幸せを感じていましたが、他の人だって違う趣味にお金を費やしたり、毎週末家族で外食に出掛けたり、せっせと貯金に回したりしてるはず!!
「アウトドア好き」が高じて、お金を使う場所がたまたまキャンピングカーだっただけなのに。
車を隠しておくことができない分、せつない事もありました。
キャンピングカーを出動させるたびに「またどこかへ出かけるのね~」って見られてそうで、伏し目がちに毎度町をぬけだすのでした(笑)
気の小さい人間ですっっ(笑)
キャンピングカーは旅費が浮く!は本当で嘘だった

出掛ければ出掛けるだけガソリン代がかかります。
食費だってかかります。出先で遊べば遊んだ分だけお金がかかります。
失敗や後悔に繋がりやすい原因の一番と言っても過言ではないのが「お金問題」です。
宿泊費がかからないので、レジャー費が浮く!それは確かに「正解」です。
宿泊費は旅費の中でも大半を占めますから。
考えても見てください。
家族4人で1週間ホテル住まいしたら、10万じゃ足りないですよね?
それがキャンピングカーなら宿泊費がゼロですよ。
たしかにその点は良い所なんですが、逆に「旅のしすぎ」が問題になるわけです(笑)
遠くへ行けば行くほど、回数を重ねれば重ねるほど、見えないお金がかかります。
頑張ってキャンピングカーを買った手前、乗らないともったいない精神も働きます。
だんだんと食料は、カップ麺やレトルトばかりに頼るようになるのですが、現地の名産品に出会えば食べたくなるし、お土産も買いたくなってしまいます。
「せっかく来たんだから買っちゃおうか」ってね。
どれだけ欲を押さえて出費を捻出するかが、毎度の旅との戦いでした。
かかるのは旅費だけじゃない!維持費にも目を向けよう
こちらも「失敗&後悔」につながる原因のお金問題です。
キャンピングカーは普通車に比べ、使う頻度は低いのに、同じように維持費がかかります。
走った分だけガソリン代もかかります。先を急いで高速に乗れば高速代がかかります。
車税?もちろんかかります。
忘れちゃいけない車検だって、しっかり出さなきゃなりません。
タイヤもお金がかかります。タイヤがデカい分、価格もデカいです。
寒冷地だと、スタッドレスタイヤを履かなければなりませんし、万が一の事故に備えて車両保険にも入らなくてはなりません。
キャンピングカーで出勤し、乗用車として使っているお家もあるようですが、この大きな車じゃ毎日のお買い物は到底無理。
ということは2台持ちになってしまいます。
ということは車の維持費も2倍かかってしまいます。
あれもかかる、これもかかる。結局維持するにはお金がかかるってことなんです。
それでも欲しいと思えば本物!買って損ではないと思います。
これまでさんざんデメリットを並べてしまいました・・・。
しかし買ったこと自体は「後悔」をしていません。
これは断言できるから不思議ですね。
2度目の購入はあるか?ですが、やっぱりキャンピングカーのすばらしさは良くしています。
引退後、またキャンピングカーに乗ってみたい欲はありますね。
子供たちに、普通とは違ったレジャーを体験させられたこと。
一生残る「思い出」の財産を残したこと。
子供の成長は待ってくれませんからね。
きっとキャンピングカーの購入に、一歩踏み切れない方にご覧いただいていると思います。
こちらの記事では「5年間だけキャンピングカーを楽しむ」というスタンスで購入してはいかがでしょうか?という内容の記事です。
興味のある方はどうぞ。

