服や布を染めるおすすめの市販塗料「ダイロンマルチ」をご存じですか?

ダイロンマルチのカラーバリエーションは豊富なので、お好きな色に染め上げることが可能です。
このページでは筆者のお気に入りだった色褪せたカバンを、黒く染める様子をお伝えします。
ここでは布や服を染める専用塗料「DYLON(ダイロンマルチ)」と、色止めの「カラーストップ」を使っています。
これは手芸屋さんでも販売しているようですが、近場の手芸屋さんではなかなか見つからない!
ダイロンはネット販売でも買えます。メール便で届く大きさで、だいたい500円ほどで買えますよ。
服や布を染める専用塗料「DYLON(ダイロン)」でカバンを黒く染色!
今回はダイロンを使って、色褪せたお気に入りにバッグを染めてみたいと思います。

もう10年以上は使っている斜めがけのカバンです。
生地の柔らかさが気に入っていて、容量もちょうど良く、なにより雑に扱っても丈夫な所が気に入っています。
布製品って、使ううちにだんだん色あせてしまいますよね。

これは何色って言うんでしょうか・・・。色褪せグレーでしょうか?
造りはしっかりとしているのは良いのですが、色の退色だけはずっと気になっていました。
そこで「DYLON」マルチを購入!「色の染め直し」を決意しました。
どうせだから、本来よりちょっと濃いめの色にしてみようと「BLACK」の染料を選びました。

染料の粉をお湯で溶いて布を漬けるだけ

左の黒い子袋がDYLONマルチです。この中に5.8gの染料の粉が入っています。
右側のピンクの小箱はカラーストップと言って、色止めをしてくれる商品です。

500mlの熱湯(約80℃)に1袋を投入

「マルチ」1袋をボウルに入れて、500mlの熱湯(約80℃)を注ぎます。
容器は色残りしない、ステンレスかホーローのものがおすすめです。
プラスチック製品だと、色が付いて使えなくなるので要注意。
ちょっと火薬のような匂いがします。もちろん火薬ではありません(笑)

泡だて器でよく染料を溶かせば、染料の準備はOKです。
タライやバケツでつけ置き

染めたい布製品が入りそうな大きめの容器を準備。
容器に6Lの熱湯(約80℃)を注ぎ、塩30ℊと、先ほどの溶かした染料を合わせて、布を20分間もみ洗いします。(20分はけっこう大変かも、わたしは10分くらいでした)
最初はお湯が熱すぎて、手では触れないので、箸でひっくりかえしながら染めました。
お湯がぬるくなったらゴム手袋などをして、もみ洗いを繰り返します。

20分間のもみ洗いが終わったら、そこからさらに20分つけ置きます。
色ムラを防ぐため、染めるものが液体からはみ出ないようにするのですが、鞄にクッション材があるためか、プカプカ浮いてきて大変でした。

つけ置き(20分)が終わったら、流水でよくすすぎ、染料をよく落とします。
10回くらいはすすぎましょう。
「マルチ」だけで染色を終えるなら、ここで脱水して陰干しします。
DYLON「カラーストップ」で色落ちを防ぐ!

「カラーストップ」は透明の液体で、少しとろみがあります。
容器に色止めする布を入れ、充分に浸かる量のお湯と、「カラーストップ」を入れてよくかき混ぜます。(お湯の温度は、繊維表示に基づく最高温度です。)

15分つけ置きしたあと、水でよくすすいで脱水します。

最後はゆっくりと陰干しです。
嬉しい出来栄え!もっと早くやっとけばよかった!

果たしてちゃんと染まっているのでしょうか?いかがでしょうか?
艶も蘇りました。
「BLACK」カラーを使った割には、真っ黒にはなりませんでしたが、結果オーライの「ダークグレー」。
説明書にも黒や濃い色に染める場合は、染料を2倍を使うように書かれていました。

でもどうです?写真は撮った時間帯が違うので色合いは多少違いますが、肉眼で見ると全然違います。色褪せ感を全く感じなくなりました。
本来は白い商品を染めるのに向いているのでしょうが、こうした色褪せてしまったアイテムにも使えそうですよ。

新しく生まれ変わったお気に入りカバンに大満足です。
正味1時間の作業でできる、お手軽なダイロンの自宅染め。
染めたい物があったらおすすめです。だいたい300円~400円代で売ってます。


両方買う方は同じお店で買った方がお得です。メール便で届けてくれるサイズですよ。