家を建てる時、「標準」だからこそ悩む項目の一つ。
お風呂は「1坪タイプ」にするべきか、「1.25坪タイプ」にするべきか?。
このあたりみんな悩むと思います。
1.25坪タイプを選んだ我が家。10年間使った感想を、リアルに述べたいと思います。
浴室が1.25坪であるメリット・デメリット
1坪でも1.25坪でも標準仕様である。
この「標準」と言うワード。一条工務店で家を建てる方の、お悩みポイントだと思います。
大きさによって価格が変わるなら、もっと違う視点で考えられるのに。
「大きなつづら」と「小さなつづら」があります。
「好きな方を選びなさい」と言われたら?
舌切り雀じゃないですが、大きなつづらを選びがち(笑)
わが家はそんな感じで「1.25坪の浴室」を選びました。
浴室が1.25坪のメリットとは?
バスタブの大きさは変わりませんので、洗い場の広さが最大のメリット。
上の子が3歳、下の子が1歳の時に住み始めました。私が一人で子供をお風呂に入れる時、広々と洗い場を使えたのが、一番のメリットでした。
狭い空間とは言えども、1歳の娘は目が離せません。バスチェアに座らせておきたかった。
3歳の息子もじっとしていられません。おもちゃで遊ばせて、その隙に自分の頭を洗いました。
「遊び場を確保」できた事。それが一番のメリットでした。
あとは洗い場が広いと「洗い場が掃除しやすい」。これはありますね。
えっ?広くなったので逆では?と思いがちですが、ある程度広さがある方が掃除が便利。
かがみこんだ時に体がぶつからず、掃除がスムーズに進みます。
1.25坪にすると、おのずとカウンターも広くなるのですが、ここにあまりメリットは感じませんでした。
一方のデメリットですが、浴室おける問題点は実のところありません。
では、1.25坪にするのがオススメなのか?となりますが、絶対にそうだとは言いきれません。
浴室を1.25坪に決めるポイント
「浴室を1.25坪の家を建てたい!」から始まる家づくりは、ほとんど例がないのでは?
リビングやキッチンは、一番長く過ごす場所。そこを優先して考えると思います。
隣接させる洋室や、階段の配置。ほかに優先すべきところがあると思うんです。
ポイントは「そのうえで浴室をどうするか」。
実のところ我が家は、たまたま1.25坪の方がおさまりが良かっただけ(笑)
浴室の広さ優先させて、他の間取りに影響を与えてしまっては、本末転倒だと思うのです。
確かに子供が小さいときは「1.25坪にしてよかった♪」ってなりました。
でもそんな時期は「ほんの一時」ですから。
子供たちが大きくなると、一緒に入ってくれることはまずありません(基本)。
そうなると1坪だろうが、1.25坪だろうが、正直どちらでも使い勝手に大きな影響は及ぼさない。
1.25坪にすることで、理想の間取りが崩れてしまう。余計にお金を支払わなければならない。
そうなるならば1.25坪にこだわる必要は、全くないと思うんです。
子供が大きくなった今だから考える事。それは、0.25坪分、床面積を広げた方が得だったかな?とか、収納増やした方がよかったかな?とか。
今だから言える事なんですけどね。
結論。
頑張って「大きなつづら」を選ぶメリットは「実際のところあまりない」。
「大きいつづらを選んでも差額は出ませんよ」と言う一条さん。
一瞬「太っ腹!」って思えます。
でも実際のところは坪単価なので、私たちは損も得もしていません。
むしろ「大きいつづら」を優先して「坪数がおっきくなっちゃった!」とか「リビングが狭くなっちゃった」とれば、これは「損した」とも言えますし。
これから先、介護問題が出て来るとなると、「浴室の広さ問題」はまた、話が変わるかもしれませんしね。
その頃までこのブログが続いていたら、「やっぱり1.25坪にして正解だった!」って話をしたいと思います(笑)