サンルームを検討したいけど、維持していけるか心配だな。後悔しないために、サンルームのデメリットをよく知っておきたい。
洗濯物を干したり子供の遊び場として活用するなど、日当たりのよい部屋として便利に使える特別ルーム。
リビングやダイニングとつなげて外とつながる室内空間を楽しめますが、完全な室内とは違うので扱いにくさもありそうです。
ここではデメリットを中心に、サンルームについて知っておきたいことをまとめました。
- 天候を気にせず洗濯物が干せる
- ガーデニングができる
- 室内の延長として使える
- 暑さ、寒さ対策が必要
- 雨音がうるさい
- 結露対策が必要
- 固定資産税の課税対象になる
- メンテナンスの手間がかかる
- 防犯やプライバシーの対策が必要
- 設置費用が掛かる
サンルームで後悔しない!知っておきたいデメリット7つ
サンルームを設置するデメリットは次の7つです。
暑さ、寒さ対策が必要
サンルームを設けた場合、暑さや寒さへの対策が必要になります。
サンルームはガラスで囲まれているため、外気の影響を受けやすく、夏は暑く冬は寒くなりやすいです。
特に夏は直射日光が当たりやすいことから、室温がかなり上昇します。
暑さ対策では、施工時に熱線吸収タイプのガラスやポリカーボネードの使用するなど対策もできますが、断熱材の施工はできないため冬場の対策が難しいです。
雨音がうるさい
屋根材がポリカーボネートを使用している場合、屋根に雨があたり雨音がうるさくなります。
豪雨や台風などの大粒の雨の際には、トタン屋根に雨が当たったような音がします。
屋根材を工夫するか、サンルームに続く窓を2重窓にするなどの対策ができるといいですね。
結露対策が必要
冬のサンルーム内は外気と温度差が出るので、結露ができやすい環境になります。
冬場に洗濯物を干しておくと、湿った空気がガラスに触れて結露になってしまうのです。
サンルームの窓はペアガラスではなく、1枚の普通のガラスを設置することが多いので結露しやすくなります。
結露はカビの原因にもなるので、こまめな除湿対策が必要ですね。
固定資産税の課税対象になる
サンルームを設置すると、固定資産税の課税対象になります。
固定資産税の条件になるのは屋根があり、三方が壁や建具に囲まれて天井までの高さが1.5m以上ある部屋です。
サンルームは三方以上をガラスで囲い、天井の高さも2m以上あることが多いため床面積に含まれます。
課税される負担もしっかり検討しておく必要があります。
メンテナンスの手間がかかる
サンルームは定期的な掃除やメンテナンスが欠かせません。
屋外にさらされるサンルームのガラスはほこりや砂埃、鳥のフンなどの汚れが付きやすいうえに汚れが目立ちやすいです。
既製品のサンルームはネジやボルトで留められている製品が多く、すき間が生まれやすいので雨漏りを防ぐためにも日ごろからのメンテナンスが重要になります。
防犯やプライバシーの対策が必要
ガラス張りのサンルームは開放的ですが、防犯対策やプライバシーの確保が重要になります。
対策をしないと外から丸見えですから、洗濯物などから家族構成など情報が筒抜けになります。
どうしても気になる場合は、目隠しとしてガラスに防犯フィルムを貼る、ルーバーを設置するなどの対策方法があります。
設置費用が掛かる
サンルームを設置するには、およそ50~100万円ほどの費用が必要になります。
建物の一部なので、大きくなればなるほど費用は増します。
さらにカーテンや換気扇などを取り付けると追加費用が必要なので、予算に合わせて確認が必要です。
サンルームで後悔しない!やっぱり快適!メリット3つ
サンルームのメリットはこちらです。
天候を気にせず洗濯物が干せる
サンルームがあると、天候に左右されずに洗濯物を干すことができます。
サンルームはガラス張りのため、日当たりがよく、屋根もあるので急な雨の心配もいりません。
春や秋のシーズンには、衣服を花粉症やPM2.5などを遮断してくれるため、アレルギー持ちの方には特に快適に過ごせそうですね。
コンセントがあれば、除湿器やサーキュレーターを使用するとより乾きやすくなります。
ガーデニングができる
サンルームがあれば、ガーデニングを気軽に楽しむこともできます。
サンルームは温室のような環境に似ているため、植物を育てるのに最適です。
悪天候時にも、外置きの植物を一時的に避難させることもできます。
水に強く土汚れを落としやすい床材にすると、管理がよりラクにになりますね。
室内の延長として使える
サンルームがあると、室内を庭に延長したような使い方ができます。
リビングやダイニングなど家族の共有スペースと屋外との中間に作れるので、両スペースの良いとこどりができます。
子供の遊び場としてはもちろん、ペットのお昼寝場所や友人とのお茶スペースにするなど、いろいろな用途で利用可能です。
サンルームで後悔しない!メリットとデメリットを再認識
- 天候を気にせず洗濯物が干せる
- ガーデニングができる
- 室内の延長として使える
- 暑さ、寒さ対策が必要
- 雨音がうるさい
- 結露対策が必要
- 固定資産税の課税対象になる
- メンテナンスの手間がかかる
- 防犯やプライバシーの対策が必要
- 設置費用が掛かる
サンルームを設置する最大のメリットは、庭とリビングをつなぐ快適な空間を設置できることです。
外と室内の良いとこどりができるサンルームは、気分によって庭の延長としても使えるし、リビングの延長としても使うことができます。
屋外にさらされるのでメンテナンスが大変な面もありますが、サンルームのメリットに魅力を感じるならば、満足度の高い空間になりそうですね。