お願いする建築会社も決まっていよいよ楽しみにしていた間取りづくりが始まったけど、どうも上手く決まらないんだよな…ってことありますよね。
何度も夫婦で話し合ったり、建築会社と打ち合わせを重ねるけど、なんだか同じこと繰り返してないか?みたいな。
「一体どうすればいいんんだー!!」ってなりませんか?
うんうん(*-ω-)経験者だからよくわかります。
わが家は10回ぐらい書き直してもらいましたが、結局は間取りがゴテゴテになっちゃって後に大きく後悔することに。
でも間取りがうまく決まらない理由は明らかだったりするんですよ。
そんな間取り迷子さんのために一旦ここに書き出してみたので、一度一緒に考えてみませんか?
改めて自覚することで、これまで悩んでいたことが整理されて、新しい考えが生まれるかもしれませんよ。
間取りは「欲張りすぎる」から決まらない
セパレートキッチンにしてリビングは10畳以上、脱衣所は洗面所とは別にして玄関はお客様用とプライベート用に分けて…それを30坪以内で!
なんて、魔法みたいなこと言ってませんよね?
ちょっと昔の自分を振り返るみたいで恥ずかしいのですが…無理な物は無理なんです。
土地が決まっているならなおさらで、収まる範囲であなたの夢をかなえなければなりません。
無理にアレコレ詰めすぎると、1つずつが狭くなって非常に使いづらい間取りになって後悔することになっちゃいます。
間取りに「こだわりがなさすぎて」決まらない
どんな間取りにしたいか?と聞かれても、いまいちパッと浮かばない…。
「使いやすい間取り」「住みやすい間取り」
なんて抽象的なことばかり言ってては、設計士さんだって困っちゃいますよね。
こだわりが無いならすんなりと決まりそうですが、「ぼんやりとした希望」を形にするのは至難の業ともいえるでしょう。
設計士さんが出す提案を「なんかちがうんだよなー」って蹴散らしがち。
オアシスを探し回るように砂漠の中をさまよい続けるのは、非常に危険が伴います。
間取りの「優先順位」が決まらない
アレもやりたいしコレもやりたい。マイホームの夢はどこまでもどこまでも膨らみ続けます。
設計士さんが「ご希望はありますか?」って言うもんだから、こちらは素直に理想を話すのですが、図面に起こしてみれば
「金持ちの家か?」
みたいな間取りが出来上がります。
わが家の経験談ですが、そこからの削る作業が虚しくて虚しくて…。
「ここの本棚にある本を端から端まで全部ください!」
みたいなことができればよいですが、現実はこうはいかないですよね。
それなら欲しいものから順に、買える分だけ買うしかないのですよ。
そこで必要なのが「優先順位を決める」ということなんです。
多くの間取りを参考にしすぎる
今は昔と違ってネットで簡単に情報をゲットできる時代です。
検索欄に「間取り」と入力するだけで、多くの間取り情報をゲットできちゃいます。
「あれもいいし、これもいい…。」
情報を入手しすぎて「間取りコレクター」になってやしませんか?
憧れはたくさんあると思いますが、すべてを叶えることは不可能です(金持ちは別よ)。
後で後悔をしないために勉強しておくことは大切ですが、とことん追求し続けてしまうと、知りすぎたがために結局は間取りが決まらずに「泥沼化」してしまうことになっちゃいます。
建築会社の提案力不足
「こんなにわがまま言ってごめんなさい…。間取りが決まらないのは私のせいなのね?」
なんて自分を責めたくなりますが、実のところ建築会社さんの提案力が足りない場合もあるんです。
結婚した夫婦でさえも、お互いの価値観や理想に違いがあるように、初めましての設計士さんが「お客さん」の希望を形にできないパターンだってあるはずです。
とはいえ一度決めた建築会社を簡単に変えることはできませんし
「設計士、変えてくださる?」
なんてホストクラブじゃあるまいし(知らんけど笑)「チェンジ!」してもらうなんて至難の業です。
まとめ:100点は取れないことを自覚する
「一生に一度の買い物だから!」「一生で一番高い買い物だから!」
意気込みたくなる気持ちもよくわかりますが、100点を狙うのはほぼ不可能であることを自覚しましょう…。
洋服だってそうですが、その時一番気に入ったものを買ったはずなのにしばらくすると飽きてくることありますよね?
子供が小さなうちに買った家ならば、成長すると確実に生活に変化が現れます。
当時は100点の家を建てたつもりでも、数年後使いづらくて点数が下がることもあるのです。
子供服は大きくなったら着れません。
「今も100点、10年後も100点」はあり得ない。
期待しすぎると後悔が大きくなって「新築ブルー」になるので危険です。(わたしも新築ブルー気味になった…)
100点は目指さずに60点~70点ぐらいを目指しておくと、一番心穏やかに長く住めそうかな?と思います。
60点から70点の家は10年後もそう点数は変わらない?
10年先のことも考えて、意気込まずに柔軟なおうちづくりを目指していきませんか?
少しでも点数を上げたい方は、間取りのセカンドオピニオンに依頼するのがおススメです。