新築で間取りを組むときに、お風呂を1坪(1616)にしようか1.25(1620)坪にしようか迷いますよね。
狭い浴室で後悔したくない!と考えていませんか?
「広いほうが良さそうだけど、たった0.25坪でどれだけの差が出るの?」の疑問にお答えできます。
わが家のお風呂は1.25坪ですが、実家は1坪。使い比べてみるとその違いに気づけました。
子供が赤ちゃん時代から1.25坪のお風呂を10年以上使い続けてきた我が家。
簡単に結論から言うと…
子育て世帯には1.25坪がおすすめです。
だがしかし!子供が中学や高校になると1坪でもよかったよね…と感じることも。
この記事では「子供の成長で見るお風呂の10年間」と題して、1坪と1.25坪のお風呂を比較。
1.25坪のお風呂のメリットとデメリットをまとめまてみました。
後悔しないお風呂選び!1坪(1616)は狭い?と1.25坪(1616)との広さの違い
この記事では同じサイズの浴槽を採用したと仮定して、洗い場の広さの違いについてお話しします。
一般的な浴室の内寸で言うと
1坪1616サイズ | 1.25坪1620サイズ | |
---|---|---|
横幅 | 1600~1650㎜ | 2000~2100㎜ |
奥行き | 1600~1650㎜ | 1600~1650㎜ |
だいたいこんな感じかと思います。
ということは1.25坪のお風呂の場合、横幅が40㎝くらい広くなるというわけですが、この40㎝が今後のお風呂生活にどう影響するのか?がとても重要になってきます。
過去10年間のわが家の統計をもとにお話します。
わが家が1.25坪のお風呂サイズにした理由【ユニットバス】
わが家がどうして1.25坪にしたのか?
理由は単純で、旦那が「お風呂は広いほうがいいなぁ~」と言ったのと、ちょうど間取り的に1.25坪のお風呂の方が収まりが良かったからです。
特別な理由があって1.25坪にしたわけではありません。
たとえ0.25坪とはいえ広くなってしまうわけですから、その分家の価格に反映されちゃいますから。
実家の1坪サイズとわが家の1.25角サイズの浴室を、両方使い分けてみて感じる点ですが「たった0.25坪」ですがその40センチの差は大きかった…と振り返ります。
後悔したくない!1.25坪のお風呂のメリット
1.25坪のお風呂のメリットは、ご想像の通り広さです。
たった40センチでそんなに変わるの?と思いますが、正直かなり変わります。
赤ちゃん時代に1.25坪のお風呂だと?
赤ちゃんと一緒にお風呂に入るのは本当に大変です。
生後間もないこ炉はベビーバスを使うと思いますが、少し大きくなってくると赤ちゃんを連れて一緒にお風呂に入るようになりますよね?
お風呂に入っている間赤ちゃんをずっと抱っこしているわけにいきません。
お風呂マットを敷いたりリクライニングするベビーチェアに寝かせたりと、まだ腰が据わらないころの赤ちゃんは特に場所をとるんです。
1.25坪のお風呂でも狭いと感じてしまうほど。
実家の1坪のお風呂でも、同じようにお風呂に入りましたが、狭くて身動きとりづらかったのを思い出します。
赤ちゃんの腰が据わるころにも目を離せませんのでベビーチェアに座らせておきますが、それでも十分に場所が取られることを覚悟しておいた方が良いです。
幼児の頃に1.25坪のお風呂だと?
じっとしていられなくなる幼児のころ。
なんとかお風呂で飽きさせないようにと、お風呂のおもちゃが増えるころでもあります。
まるで砂場で遊ぶようなお風呂グッズもあって洗い場におもちゃを広げますから、親の方が隅の方で小さくなって頭洗ってる状態です。
一番大変なのは2人目や3人目が出来た時。
1人がお風呂に入って1人が洗い場で…なんて理想の姿はどこへやら。
好き放題に浴槽と洗い場を行き来しますので、洗い場は広いに越したことはありません。
小学生の頃に1.25坪のお風呂だと?
わが家の場合、男の子は小学生低学年、女の子は小学生高学年まで一緒にお風呂に入っていました。
小学生高学年くらいになると、大人と変わらないほどの大きさに成長する子もいます。
1坪のお風呂の場合だと、洗い場に2人は狭い。
一人は湯船に入っていればいいのですが、頭や体を洗ってる時間ずっと湯船に入っているとのぼせそうになりますね…。
なので洗い場に避難したくなるんです。やっぱりこの時期も1.25坪のほうがメリット多いのは言うまでもありません。
中学生の頃に1.25坪のお風呂だと?
さすがに男の子は一緒に入ってくれません、というか入っていたらちょっと…ね?(笑)
女の子も基本は一緒に入らなくなるのですが、ごくたまーにお風呂を急ぎたいときに入ることがあります。
中学生だとほとんど大人と体格が変わりません。
1坪お風呂の場合だと、洗い場に大人2人はちょっとキツイですが、1.25だったらどうにかいけます。
お風呂タイムって完全なる個室ですから、時折娘がリビングでは話しづらい出来事を報告してくれるひとときでもあります。
1坪だったらこんな時間をもてなかったのかな?と思うので、1.25坪にしてよかったなと思うタイミングでもあります。
後悔したくない!でも1.25坪のお風呂のデメリットは掃除じゃなかった
広くなるデメリットといえば思い浮かぶのが広さがあるゆえの「掃除の大変さ」ではないでしょうか?
ですがすみません。
掃除の大変さをデメリットに感じたことが、10年間1度もないんです。
むしろこれもメリットでした。
たった0.25坪増えたからと言って、そこまで掃除が大変になることなんてありません。
倍の広さなら大変でしょうが…。
むしろ洗い場で「かがんで」掃除してもお尻や頭がぶつからないので、方向転換が容易です。
多少洗う面積が増えたとしても、掃除の効率が上がります。
1.25坪のデメリットは他の間取りへの影響
ここまでメリット並べたら、「じゃあ絶対1.25坪のほうにするべき?」となりそうですが、必ずしもそうではありません。
そりゃあ狭いより広いほうがいい、という程度にも感じます。
現在子供が中学生と高校生になりましたが、一緒に入ることがあるのは年に数回。
この時も絶対に一緒に入らなければならなかったのかといえばそんなこともありません。
お風呂を広くするということは、間取りにも影響が出てきます。
1.25坪にすることで、リビングやダイニングが圧迫されてしまうなら、あえて広くする必要は無いと考えます。
お風呂の時間は1日のうちのそう多くはありませんからね。
それよりも長く過ごすリビングやダイニングを優先して良いと思いますよ。
まとめ:お風呂の広さは1.25坪がやや優勢
この幅40センチのおかげでこれまでの10年間、お風呂の広さに関して不便を感じることなく過ごしてきました。
そのぶん実家の1坪のお風呂に子どもと一緒に入る時は、それなりに大変でした。
子育て時期で考えると1.25坪はおすすめです。
また、掃除の事を考えても1.25坪の方がお勧めかもしれません。
ですが子育てが大変な時期も一時であることも事実。
実際に子供が大きくなった今なら1坪でよかったのかな?と思うこともありますので、今の環境だけにとらわれず長い目でみて家づくりができると良いですよね。
わが家の場合、お風呂の大きさよりも回遊性が悪くてその後の家事に影響が及んでいることの方が問題です。
以前に間取りのセカンドオピニオンに間取り診断してもらった時に、このような改善案をいただきました。
赤字の部分になります。
ちょっと見づらいですが、キッチンから洗面所、洗面所から玄関の方へ移動できる間取りを考えていただきました。
この間取り…とってもいい…。(時すでに遅し)
だって脱衣所が洗面所とは別にあるんだもの…。