お風呂に窓をつければよかった!60%が浴室に後悔ポイント有りと回答

注文住宅を建てたことのある先輩施主100人に「お風呂の窓」にまつわる後悔ポイントはあるか?のアンケートを取りました。

お風呂に窓を付けた人は全体の87%。窓をつけなかった人を含めると「後悔しているポイントがある」と回答したのは全体のうち60%となりました。

窓をつけてもつけなくても、後悔するポイントがあるようです。

お風呂の窓でよくある後悔「ベスト3」は次の通り。

  1. 【1位】防犯やプライバシー面
  2. 【2位】窓の掃除が大変だった
  3. 【3位】窓の大きさで後悔

新築の窓で後悔しやすいエリアを知りたい方は、こちらの「新築の窓で後悔しやすい場所ランキング!よくある失敗ポイント5つ」の記事をご覧ください。

調査概要

調査期間:2022年8月
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:注文住宅を建てたことのある男女
サンプル数:100人

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お風呂に窓をつけた人は全体のうち87%

Q.お風呂に窓をつけましたか?

お風呂に窓を付けた方は全体の87%。ほとんどの家でお風呂に窓を採用していることが分かります。

お風呂は湿気がこもりやすいため換気のために窓を付けたり、解放感や明るさを求めて付ける家が多いのですが、近年では浴室乾燥機などの充実で窓は不要と感じている家もあります。

お風呂の窓で後悔していると答えたのは60%

Q.お風呂の窓で後悔したポイントはありますか?

注文住宅を建てたことのある先輩施主100人に「お風呂の窓」にまつわる後悔ポイントはあるか?のアンケートを取りました。

お風呂の窓で「後悔ポイントがある」と回答したのは全体のうちの60%。

お風呂の窓の後悔ポイント8つ

次の章では、お風呂の窓で後悔したポイントを「先輩施主の口コミ」をもとにお伝えします。

「プライバシー面で心配」すりガラスなど

お風呂の窓の後悔で最も多かったのは、プライバシーの確保でした。

一般的に浴室の窓はすりガラスを採用することが多いのですが、実は昼と夜とでは見え方が大きく違ってきます。夜に照明をつけた状態では、すりガラス越しでもシルエットがくっきりと見えてしまうかもしれません。

1日の疲れを癒すバスタイムは、外からの視線を気にせずゆっくりと過ごしたいですね。

少し大きめの窓をつけて入りながら景色を楽しみたかったのですが、外から見られていそうで開けられません。しかも防犯窓ではないので空き巣侵入の恐れがあり怖くて後悔しています。

大きめの窓をつけたのは良かったのですが、やはり明かりをつけると外から見えやすくなるので、ルーバーをつけて開閉の操作ができるようにしておけば良かったと思っています。

窓の大きさは満足でしたが、道路側に面している分やはり入浴の際は窓を開けることができないですし、結局目隠しのように別途カーテンを付けたので、位置は失敗したと感じました。

リビングや寝室などの設計はよく検討したが、お風呂場の窓はそれほど気にしていませんでした。実際に使用してみてから換気ができるのはいいですが、夜明かりをつけたら外からみえやすくなったり音がきこえやすくなったりしたことに気が付きました。

「掃除が大変」カビの心配

浴槽や床はこまめに掃除できても、窓まではなかなか手が回りませんよね。

窓は凹凸が多く、掃除をするのも一苦労です。中でもサッシのゴムパッキンは、水がたまりやすくカビの温床になりかねません。目につきにくい場所なので、「気が付いた時にはカビだらけだった」なんてことも……。

水垢やカビが繁殖しやすいお風呂場は、キレイな状態を維持するのは難しいですよね。

当たり前のことですが、お風呂場は湿気が多いのでアルミサッシのパッキングがカビだらけになります。塩素系漂白剤で除去しても、少し忘れているともう真っ黒? 放置し過ぎてもう元の白さには戻りません。もう一つ掃除できないのが、ブラインドです。目隠しのつもりでブラインドを付けたのですが、取り外して洗うのがとても面倒です。当然放置となっており、ホコリにまみれています。 

窓を開けている時に風が吹いて、外のゴミなどが入るので掃除が大変になってしまいました。また、窓の際などにカビが生えやすく、とても掃除がしにくいので窓をつけたことを後悔しています。

縦長の窓を2個付けました。換気のために開けていると、突然の雨風などで窓の付近の壁がすごく汚れる。浴槽の奥につけたので、掃除するにも浴槽の中に入ってやらなければいけないのですごく面倒。

「大きさで後悔」fix窓・横長・形や種類

窓の大きさは、浴室内の快適性や防犯性に影響します。

明るく開放感のあるお風呂に憧れる方も多いのですが、窓が大きくなる分、防犯面が疎かになってしまいます。浴室の窓は空き巣の侵入経路としてもっとも狙われやすく、十分な対策が必要です。

反対に窓が小さすぎても、窮屈に感じる、思ったより換気ができない、といった声もありました。

かなり大きい窓を付けた為、光はよく取り入れられるが夏場は非常に暑く冬場は寒すぎる点。また、道路に面している為、防犯用の柵を外側に取り付けたが覗きが怖い。鍵がかかっているか絶対に確かめないといけない。

風呂場は湿気がこもりやすく暗くなりがちなので、少しでも大きな窓を!と思いました。ですがエコキュートの配置場所が風呂場真横しかなかったので、結局窓の大きさを小さくするしかありませんでした。一応風や光は差し込みますが、今の倍くらいの大きさの窓が欲しかったなと少し後悔しています。

窓が小さ過ぎて換気の効率が悪い。浴室乾燥機などの機能で、換気する機能も付いているからそれで代用できなくはないが、できればもう少し効率的に換気ができるように大型の窓にすれば良かった。あとは、格子をつけているので、それも少し邪魔である。

窓の位置・高さで後悔

暮らしはじめてから、窓の配置で失敗したと感じる方は多いようです。

例えば外からの視線を気にして高い位置に窓を付けたはいいものの、手が届かず掃除が大変だったということもあります。湯船側に窓があると脚立を置くのも難しいですよね。

窓を取り付けると簡単に位置を変えることはできないので、慎重に検討したいところです。

浴室内を覗かれるわけにはいかないため、窓は高い位置に付けてもらいました。浴室の窓は湿気で曇るので、窓を拭き掃除するのですが掃除がしづらい。高い位置にあるのでバスタブの縁に乗るのだが、縁の幅は狭く毎回滑らないかヒヤヒヤしながら掃除をしている。

デザインやオシャレ感を重視し、比較的低い位置に小さな窓をつけました。見た目的にはすごく気に入っているのですが、防犯やプライバシー的にどうなんだ?と今になって思いますし、窓が小さすぎてちゃんと換気できている気がしません。もう少し配置や防犯について考えた方が良かったなぁと後悔しています。

窓の高さが思ったより低い位置にある。開け閉めのことを考えたからだと思うがそれにしても低い。覗かれることはないとは思うが気になる。日中も開けておきたいが、外から入ろうと思えば入れるので閉めている。

窓の配置は非常に後悔して失敗したと思っている箇所です。理由は、窓を開けるとすぐに道路に面した駐車場が見えるから。入浴中はもちろんのこと、在宅中でもあまり窓を開け放つことができません。人目に付かない位置に窓を付ければよかったと後悔しています。

窓はいらなかった

一戸建てでは浴室に窓が付いていることが一般的ですが、住んでみると不要だったと感じるかもしれません。

通風のために窓を取り付けても、24時間換気や浴室乾燥機によって、窓を開けなくても十分に換気ができます。その証拠に、浴室の窓はほとんど使っていないという意見が目立ちました。

せっかく窓をつけていても、閉めたっきりではもったいないですよね。

この2年間ほとんど開けていない。2階のお風呂で目隠しのブラインドもあるため外からの視線を気にすることはない。たまに掃除する時に開けるくらいなのでなくてもよかった。

スリガラスで上の方に付けたため景色が見えるわけでもなく、換気扇があるので開けることもないので全く必要なかった。冬は冷気が入ってくるような気もするし、掃除もしにくいので不要。付けるならお庭が見えるようにするとか、付ける意味がある場所に付けるべき。

お風呂には窓があるという固定概念があったので、深く考えずに窓をつけました。湯船側に窓があるので、高い位置にあるので掃除がしにくくシャワーも届きにくい。

お風呂の窓はいるかいらないか?についてはこちらの「お風呂の窓なしは後悔する?入居10年後の浴室後悔ポイント4つ」で経験談が語られています。

窓をつければよかった

「窓を付ければよかった」という後悔の声も多くありました。

浴室内に設置された換気扇では、室内の空気を外に出すことしかできません。窓があれば外からの新鮮な空気も取り込めるので、効率的に浴室を乾かすことができます。

カビ取り剤を使ったときにも、ツンとした刺激臭を外へ逃がすことができますね。

浴室乾燥、換気扇があるから大丈夫だと思っていましたが、お掃除の事を考えると開閉できる窓が欲しかったと後悔です。風を通した方がカビが生えにくい気もしてしまいます。

家の中央に作ったので窓を設置できなかったのですが、その分換気機能を充実させました。ですが窓から風を取り込む方が湿気を取るには効果的であり、換気扇の起動の費用もかからないはずだったと悔やみました。

窓の種類で後悔

窓にはさまざまな種類があり、それぞれに良し悪しがあります。

例えば「ルーバー窓」はハンドルとガラスが連動して開閉する仕組みで、外からの視線を遮りつつも換気ができることから、浴室に採用されることが多い窓です。

しかし、いざ使ってみるとハンドルを回す動作が面倒、窓ガラスの掃除がしにくいといったデメリットもあります。

こうした窓の使い勝手は、間取りを決める段階ではイメージしにくいところです。

縦長の滑り出し窓をつけていますが、腰から天井の高さくらいまであり、ある程度開けると外から風呂場が丸見えになります。換気扇の方が窓を開けるより換気できることもあり、天井付近に横長のはめ殺しの窓を、光取りのためにつけたらよかったと後悔しています。

ハンドル回転で開けるタイプなのだが、すぐ回りにくくなり壊れやすい。普通の窓でよい。すべてに言えるが普通の規格のが安上りだし、メーカー独自規格だとあとでお金がかかると思った。

窓を開け閉めする時にハンドルを回すタイプの窓なのですが、毎日くるくる回すからなのかしょっちゅう壊れます。いつか根本から折れそうな気がします。

暑さ・寒さで後悔

浴室内の暑さ・寒さは、窓が原因かもしれません。

窓は壁よりも薄く、外気と直接触れるため、建物内の室温に大きな影響を与えるからです。特に寒すぎる浴室には注意が必要で、急激な温度変化によって起おこるヒートショックなどの事故が発生しやすくなります。

寒い夜に湯船につかっていても、なかなか身体が温まらないのは辛いですね

お風呂から見える坪庭を作りたくて窓を作りました。夏はいいですが、冬はすごく寒いです。そして冬はすぐに窓が曇ってしまって、結局坪庭の景色がちゃんと見えません。窓を開けて入ると露天風呂気分でいいですが、寒く曇ってしまう窓は予想外でした。

お風呂に窓をつければよかった?入居後の暮らしを想像してみよう

お風呂に窓を付けてもつけなくても、後悔ポイントは生まれそう…。

それぞれにメリットとデメリットはつきものなので、入居後にどこを重視するかにポイントを置いて、お風呂に窓を付けるかどうか判断するとよさそうですね。

お風呂に窓を付けるにも、大きな窓は必要なさそう。

お風呂の位置によっても採光が変わってくるので、一度シミュレーションしてみるといいですよ。

わが家も日当たりシミュレーションをしてみたので、ぜひ参考にしてください。

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