コンセントは多い方がよさそうだけど、床につけると邪魔になるかな?
いくら便利でも使い勝手が悪いのは避けたい。
床コンセントを設置することのメリットとデメリットが知りたいゾ。
壁や柱から離れた場所でも電源をとりだせる「床用コンセント(フロアコンセント)」。
接続部分は床下に収容できる便利なコンセントですが、設置する前に知っておきたい注意点もいくつかあります。
このページでは床用コンセントを設置することのメリットとデメリットをまとめています。
- 延長コードなしで使いたい場所で使える
- コードが邪魔にならない
- 見た目がスッキリする
- 家具の配置の自由度が高くなる
- 壁や柱がなくて設置できる
- 掃除がしにくい
- でっぱりにつまずく危険性がある
- フタの開け閉めが面倒
- ホコリやゴミがたまりやすい
- 見た目が気になる
- 水をこぼしやすい
- 設置費用が必要
- 子どもがいじりやすい
\コンセントの失敗は暮らしにくい!/
床にコンセントをつけるデメリット8つ
掃除がしにくい
床にコンセントをつけると、掃除がしにくいと感じることがあります。
コンセント周りでは水気は厳禁。濡れた雑巾やアルコールを使って掃除をすると、関電や漏電の恐れがあるため大変危険です。
また、掃除機をかけているとコンセントの少しの段差にあたってしまい、ストレスに感じることも。
コンセント周りを掃除をする際はブレーカーを落として、ハンディモップや乾拭きをして…と注意を払いながらの作業になるので、毎回の掃除が億劫になりそうです。
先輩たちの口コミ
でこぼこしていますので、ほこりや汚れが取り辛いです。常に使うコンセントではないため、掃除が面倒になります。
床のコンセントがある所だけ少し高くなっているので、どうしても床掃除をする時にモップなどがその部分にあたります。
掃除機など床掃除をするときに少し邪魔になってしまいます。
でっぱりにつまずく危険性がある
床にコンセントをつけると、でっぱりにつまずく可能性があります。
使用時のコンセントが飛び出した状態はもちろんのこと、収納時も少しの段差でつまずき事故につながることも。特に高齢者や小さい子どもがいる家庭では注意が必要です。
熱い飲み物を持っているときにコンセントにつまづくと、こぼれて電化製品にかかったり、火傷してしまうかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
子供が小さい時にはよく足を引っかけて転びかけていました。
ルンバが走るときによく引っかかっており、掃除はできていますが、周囲の床の傷が目立ちます。
うちで使っている床のコンセントはポップアップ式なので使用中は意外に出っ張ります。
普段がフラットな状態なだけに無意識に躓くことがあります。
フタの開け閉めが面倒
床にコンセントをつけると、フタの開け閉めが面倒に感じることがあります。
床用コンセントは、使っていないときもホコリやゴミや入り込まないようカバーが施されているものが一般的です。そのため、使用前後には毎回開け閉めが必要になります。
ダイニングテーブルの下やキッチンの通路といった狭い場所に設置することもあるので、かがむ動作がより億劫に感じてしまいそうです。
先輩たちの口コミ
パカっと蓋が開くタイプなのですが、ついつい使い終わった後閉めるのを忘れて踏んでしまったり、あとルンバがそこで引っかかったりします。
コンセントを出すときにかがんだり、ボタンを押して開け閉めしなければいけないため、少し面倒です。
ホコリやゴミがたまりやすい
床にコンセントをつけると、ホコリやゴミがたまりやすくなります。
もともと床にはホコリやゴミがたまりやすい場所。さらに床用コンセントがあることで凸凹のすき間に、ホコリやゴミが集まりやすくなってしまうのです。
ホコリやゴミをそのままにしておくと火災の原因になってしまうので、日ごろからこまめな掃除が欠かせません。
先輩たちの口コミ
床をスライドさせるとコンセントが使えますが、使っていなくても埃が溜まります。
使わないときは閉じているのですが、使おうと思って開けると結構ほこりが入り込んでいたりします。その都度拭かなければいのが地味にストレスです。
コンセントの中に埃が溜まってないか心配になります。最悪火災につながるので。
見た目が気になる
床にコンセントをつけると、見た目が気になることがあります。
床用コンセントのカバーの種類は限られており、床の材質や色を同じにそろえることは困難です。
床色に近いカバーを選んだつもりが、実際は思いのほか悪目立ちしていると感じることも。
お気に入りの床材を選んでも、コンセントカバーのデザインが邪魔をしているとガッカリしてしまいますね。
先輩たちの口コミ
使わない床のコンセントは美観を損ねるなぁと思った、工務店にお願いして床のコンセントへの電線を切ってもらった
私のときは業務タイプのものになり、鉄でできているものでした。目立ったところには設置していないつもりですが、床の木の感じと異なるので、部屋の模様替えがしづらいです。
水をこぼしやすい
床にコンセントをつけると、水をこぼすと事故につながることがあります。
床用コンセントは床よりも下に接続部分があるため、水分がこぼした場合は中に入り込みやすくなります。
コンセント周辺に水がかかったり、水気のあるものが入ったりすると、感電や漏電といった事故につながりかねません。
水分を扱うことが多いキッチンやダイニングで床用コンセントを設置する際は、とくに注意しておいた方がよさそうですね。
先輩たちの口コミ
水や飲み物をこぼした時コンセントの中に液体が入ってしまいます。
設置費用が必要
床にコンセントをつけると、設置費用が発生します。
通常のコンセント工事だけでなく、床に穴をあける費用や床下に配線をひく費用がかかってきます。
壁付けコンセントと比べて割高になるので、本当にお金をかけてまで必要なのかよく検討したほうがよさそうですね。
先輩たちの口コミ
台所の床に設置すると水や誇りなでの侵入や人の出入りなどを考慮して、コンセント蓋の耐水性と強度が求められ、コスト高になります。
子どもがいじりやすい
床にコンセントをつけると、子どもがいじりやすいことがあります。
いろんなことに興味をもつ小さな子どもだと、視線近くにある床下コンセントはどうしても気になってしまうかもしれません。
手が届きやすいので、つい大人がしているのをまねて開け閉めしてしまうことも。
赤ちゃんは指しゃぶりをすることも多く、濡れている手でコンセントを触ってしまうと感電する恐れがあり危険です。
先輩たちの口コミ
カバーは付いていますが、それでも子供にゴミを詰められたり水をこぼされたりするなど、壊されるリスクがあるので、少し怖いです。
床にコンセントをつけるメリット5つ
延長コードなしで使いたい場所で使える
床にコンセントをつけると、延長コードなしで使いたい場所で使えるようになります。
壁付けコンセントでは届かないところで電化製品を使いたいとき、延長コードをつなげれば使用できるかもしれませんが、足をひっかけて怪我をする、見た目がスッキリとしないといったデメリットがあります。
使用場所を移動させることも多い冷暖房器具も床用コンセントなら欲しい場所でスムーズに使えますね。
先輩たちの口コミ
料理中スマホを充電しながらレシピサイトなど見られるところ、あとダイニングでホットプレートを使うときはやはり付けてよかった
部屋の中心にコンセントを設置することができるので複数コンセントを設置する必要がなく、どこにいてもコンセントを使用できるようになります。
食事以外でもPC作業なども充電しながら出来るのでとても重宝しています。
焼き肉や鍋料理を家族みんなで食べる時、わざわざ延長コードにつないで壁から持ってくる必要がありません。
コードが邪魔にならない
床にコンセントをつけると、コードが邪魔になりません。
例えばダイニングテーブル下やテレビボード近くに床用コンセントを設置すれば、最低限のコードの長さで使用できます。
コードに足がからまってパソコンを落下させてしまった、なんて事故も予防できますね。
先輩たちの口コミ
私の家の場合はダイニングテーブルの下とソファーの下にあります。どちらもコードが邪魔にならない様に使えるのでので便利です。
ダイニングテーブルの下にコンセントがあると、コードが邪魔にならず、つまずいたり引き抜けてしまう恐れが無くて便利です。
小さい子供がいる場合、壁のコンセントにつないでいるコードに足を引っかけて転ぶことがあると思いますが、その心配がないのはいいかなと思います。
見た目がスッキリする
床にコンセントをつけると、壁付けコンセントに比べて見た目がスッキリします。
コードが出ているだけでごちゃついて見え、一気に生活感が出てしまいがち。床用コンセントなら、使いたい電化製品の近くに設置できるので、コードが目立ちにくくなります。
コードが見えなくなるだけで、部屋の雰囲気も一気におしゃれに仕上がりますよね。
先輩たちの口コミ
壁にあるコンセントから引っ張ると見た目が美しくないですよね。
リビングのテレビなども床から電源を引いているので目立ちません。電源ケーブを隠したい場所には便利です。
家具の配置の自由度が高くなる
床にコンセントをつけると、家具の配置の自由度が高くなります。
壁付きコンセントの前に家具を置くとふさがってしまうので、ある程度レイアウトが固定されてしまいます。
あまり考えずにコンセント位置を決めてしまったために、希望する位置に家具を置けなかったと後悔するかもしれません。
その一方、床用コンセントなら家具の干渉を受けにくくできます。家具の配置の自由度が増すことによって、模様替えのバリエーションも増えそうですね。
先輩たちの口コミ
壁際のコンセントだとそこにソファやテレビ等の物を置けなくなりますが、床のコンセントの場合はそれらの物の配置に困ることがほぼありません。
壁や柱がなくて設置できる
床用コンセントなら、壁や柱がない場所でも設置できます。
床下から配線を通すので、壁や柱がある場所にこだわる必要がありません。部屋の真ん中にもコンセントを付けられるようになるのです。
壁から距離のある場所でも、使いたいときに電化製品を使えるようになりますね。
先輩たちの口コミ
和室の襖のレールにコンセントがあります。壁や柱のない場合に設置できる点だと思います。
床コンセントのデメリット!メリットも再確認
- 延長コードなしで使いたい場所で使える
- コードが邪魔にならない
- 見た目がスッキリする
- 家具の配置の自由度が高くなる
- 壁や柱がなくて設置できる
- 掃除がしにくい
- でっぱりにつまずく危険性がある
- フタの開け閉めが面倒
- ホコリやゴミがたまりやすい
- 見た目が気になる
- 水をこぼしやすい
- 設置費用が必要
- 子どもがいじりやすい
床にコンセントをつける最大のメリットは「壁から離れた場所でも自由に設置できる」ことです。
「どんな電化製品を使うのか、どこにコンセントがあれば一番使いやすいか」を考えると、床用コンセントが必要かどうか判断しやすくなります。
デメリットとメリットをよく見比べて、何に優先順位をつけるのか、家族で話し合ってみるとよいかもしれませんね。