玄関ホールを設けない家が増えてるって聞くけど、あるとないのとではどう変わる?
「玄関ホール」を設けることによる、それぞれのメリットとデメリットを知りたい。
玄関と生活空間を結ぶ「玄関ホール」。
お客様をお迎えしたり、外出時に身支度をする場としても活用できますが、最近ではあえて設けない家もたくさんあります。
このページでは、玄関ホールを設けるメリットとデメリットをまとめています。
- 来客時の視線、プライバシーが守れる
- ニオイ対策が可能
- 外気の影響を受けにくい
- 子どもやペットが玄関に降りる危険が少ない
- 広さが無いと狭くて不便
- 閉塞的だと暗くなりがち
- ホールがあると掃除が増える
玄関ホールのデメリット3つ
広さが無いと狭くて不便
玄関ホールはある程度の広さが無いと、狭くて不便に感じます。
玄関は靴だけでなく、傘や子供が使う外遊びのオモチャや部活道具、車の整備用品、防災グッズなど意外とものにあふれがち。
家族で出かける際にも混雑しがちなため、ある程度余裕を持った間取りをとる必要があります。
閉塞的だと暗くなりがち
玄関ホールが閉塞的だと、暗くなりがちになります。
玄関ホールは外気の影響を受けないように、壁やドアでしっかり仕切られています。
そのために閉鎖的な空間になりやすい。
リビングの日当たりを優先すると、玄関がしわ寄せを食らって玄関が暗くなりがちに。
ホールがあると掃除が増える
玄関ホールがあると、その分掃除をするスペースが増えます。
玄関フロアがあって扉をつけると、1部屋ではないもののスペースとして独立します。
砂埃なんかも多くなるため、リビング掃除とはまた別に掃除機をかけたり拭き掃除などのひと手間が必要です。
玄関ホールのメリット4つ
来客時の視線、プライバシーが守られる
玄関ホールを設けると、来客時の視線がさえぎられプライバシーが守られます。
急な宅配や来客が来た際にも、扉を閉めておくだけでリビングやキッチンが見えることがありません。
リビングがごちゃついていても、ばたばた焦って片付けることなく心に余裕をもって対応ができそうです。
ニオイ対策が可能
玄関ホールを設けると、ニオイ対策が可能になります。
毎日のように家族が通る玄関ホールは、雨や湿気、靴のにおいがこもりやすくなります。
扉で部屋が分けられていれば、ニオイがこもりやすい空間を分けることができるため、ほかの部屋にもれ出すことなく過ごせます。
玄関フロアに換気ができる換気扇や、窓を取り付けると玄関ホールのニオイを抑えることができそうです。
外気の影響を受けにくい
玄関ホールを設けると、外気の影響を受けにくくなります。
どれだけ住宅の気密性を高めていても、1日に何度も人の出入りがある玄関は、外気の影響を受けやすいです。
土間やタイルは熱伝導率が高いため、冬は冷気に触れると冷えやすいこともあります。
扉が1枚あることで暖房や冷房の効率を上げられるので、節電効果もありそうですね。
子供やペットが玄関に降りる危険が少ない
玄関ホールを設けると、子供やペットが玄関に降りる危険が少なくなります。
子供やペットがいる家庭では、玄関ホールにある段差(上り框)に注意が必要です。
特に子供の月齢が低かったり、ペットが小型犬であれば落ちてケガをしてしまうことも。外に出てしまう危険性も減ります。
ですが玄関ホールで区切られていれば、予想外の危険を回避できそうですね。
玄関ホールで後悔しない!メリットとデメリットを再確認
- 来客時の視線、プライバシーが守れる
- ニオイ対策が可能
- 外気の影響を受けにくい
- 子どもやペットが玄関に降りる危険が少ない
- 広さが無いと狭くて不便
- 閉塞的だと暗くなりがち
- ホールがあると掃除が増える
玄関ホールの最大のメリットは「玄関と生活空間を区切れる」ことです。
リビングを充実させるためリビングと玄関を直結にする家も多いのですが、玄関ホールの役割を再確認することで、玄関ホールの必要性をジャッジできます。
それぞれのメリットとデメリットを見比べて、どこに意識を向けるのか?家族で話し合ってみるといいですね。
新築の玄関でよくある後悔はこちらの記事でまとめています。
玄関間取りのお悩みポイントをいくつも掲載していますのでご覧ください。