螺旋階段が気になるけど、実際に取り入れた人は使いにくくないのかな?みんながらせん階段で失敗したと感じるポイントを知りたいな。
グルグルと巻貝のように曲線を描く「らせん階段」。
階段の中でも優れたデザイン性が特徴ですが、通常の階段とは構造上大きく異なるため、事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。
このページでは、らせん階段にすることの、メリットとデメリットをまとめています。
- デザイン性が高い
- 光を取り込みやすい
- 省スペースで設置できる
- 間取りの自由度が高い
- 転倒や転落に注意
- 大型家具の搬入が難しい
- 冷暖房効率が悪い
- 階段下を有効活用できない
螺旋階段のデメリット4つ
転倒や転落に注意
らせん階段にすると、転倒や転落の危険を伴います。
らせん階段はその独特な構造上、踏み板の外側と内側で踏み幅が異なります。さらには踊り場もないことから、上り下りの際に足を踏み外しやすくなるのです。
壁がないのでフットライトもつけにくく、夜間など暗い状況ではより踏み外しのリスクが高まりそうですね。
大型家具の搬入が難しい
らせん階段にすると、大物家具の搬入が大変困難です。
階段の幅が狭く、らせん状になっていることから、大きな荷物を運ぶための十分なスペースが取れません。
2階へ荷物を運び入れようにも、クレーン作業による搬入では運搬コストが割高になってしまいますね。
冷暖房効率が悪い
らせん階段にすると、冷暖房効率が悪くなることがあります。
1階から2階にかけて吹き抜けのようなつくりになっているため、その分冷暖房の効きが悪くなってしまいます。
家自体の断熱材の選び方や、らせん階段の位置を部屋の隅にするなど設計の時点でしっかり考慮しておくことが大切です。
階段下を有効活用できない
らせん階段にすると、階段下を活用することができません。
一般的な箱階段だと、階段下を収納スペースやトイレの一部にすることがあります。しかし、らせん階段の場合は曲線的なデザイン上、階段下を活用できるほどのスペースはありません。
空いた空間に無理やり収納場所をつくっても生活感が出てしまいます。せっかくのらせん階段も台無しになってしまいそうです。
螺旋階段のメリット4つ
デザイン性が高い
らせん階段にすると、デザイン性が高く印象的な空間になります。
単なる1階と2階を行き来するための階段が、インテリアのひとつとして家全体をおしゃれに演出してくれます。
材質もスチールや木製などさまざまな種類から選べるので、好みのテイストに仕上げることができそう。
絵画や雑貨などを組み合わせると、まるで映画にでてくるような空間が作れそうですね。
光を取り込みやすい
らせん階段にすると、光が取り込みやすくなります。
一般的な階段は閉塞的な空間になりがちですが、らせん階段ならオープンなつくりになっているので自然光が降り注ぐ明るい空間に仕上がります。
人工的な照明と違って、太陽の光には特有の心地よさがありますよね。
省スペースで設置できる
らせん階段にすると、省スペースで設置できます。
踊り場がない分、床面積が少なく済むので限られたスペースでも取り入れることができるのです。壁がないので圧迫感がなく、狭小住宅にもぴったりの階段です。
階段をコンパクトに設置して、その分居住スペースを増やせるのは嬉しいポイントですよね。
間取りの自由度が高い
らせん階段にすると、間取りの自由度が高いことが挙げられます。
一般的な階段だと、床面積や構造上、設置できる場所が限られてくるのですが、らせん階段なら省スペースで設置できるので、希望の場所に設置しやすくなります。
インテリアやデザインにこだわって、らせん階段の置く場所を決めるのも楽しそうですね。
螺旋階段のデメリットとメリット!よくある失敗と後悔まとめ
- デザイン性が高い
- 光を取り込みやすい
- 省スペースで設置できる
- 間取りの自由度が高い
- 転倒や転落に注意
- 大型家具の搬入が難しい
- 冷暖房効率が悪い
- 階段下を有効活用できない
らせん階段の最大のメリットは「デザイン性が高い」ことです。
流れるような曲線が美しいらせん階段は、まるで海外の住宅のような洗練された雰囲気に仕上がります。存在感もあるので、お客さまもアッと驚くに違いありません。
メリットとデメリットをよく考えながら、らせん階段を設置することを家族で話し合ってみるといいですね。