新築の家を2階建てや3階建てにした時に、階段をどこに配置しようか迷いませんか?
階段間取りに失敗すると、その後の生活動線が悪くなって暮らしにくくなってしまいます。
このページでは、これまで当ブログで集めてきた「階段間取りの後悔」をまとめています。
新築の階段でよくある後悔
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階段の間取りで後悔
階段をどこに配置するべきか。
多くは次の3つのエリアで迷うことになりそうですが、それぞれの間取りでよくある後悔や失敗をまとめています。
リビング階段で後悔
リビング階段で後悔
- 冷暖房の効きが悪い
- 音やニオイが伝わる
- 2階から冷気が伝わってくる
- 子どもの友達が来ると落ち着かない
- 小さな子供が2階に行きたがる
- 上り口の位置で失敗
- 階段からホコリが落ちてくる
リビングから2階に上がれる階段を、一般的にリビング階段と呼ばれます。
必ずリビングを通って2階に上がるスタイルなので、家族と顔を合わす機会も多くなり、コミュニケーションを取りやすいため人気の間取りです。
ですが子供が大きくなるにつれて、そのコミュニケーションの取りやすさが不利に働いてしまう場合も。
1階と2階をつなげることで、空調の効きづらさやニオイ、音が伝わってしまうデメリットも。
家を建てたことのある先輩施主100人にアンケートを取ったところ、後悔ポイントがあると回答した人は60%でした。
子供の成長とリビング階段の関係についてこちらの記事で書いています。
玄関ホール階段で後悔
玄関ホール階段のデメリット
- コミュニケーションの機会が減る
- 玄関に来客があると2階に行きにくい
- 家族の出入りに気付きにくい
- 居住スペースが減る
- 寒い玄関を通らなければならない
- 子供の友人の顔が見えない
- 風水上あまりよくない
帰宅後すぐに階段を上って、2階に上がることのできる玄関ホール階段。
外へつながる動線がよく、特に思春期の子供はこのスタイルの階段の方が喜ぶようです。
ですが家族とのコミュニケーションがとりにくくなったり、一番寒くなりやすい玄関と繋がっているため階段が寒くなりやすいデメリットもあります。
玄関ホール階段の後悔ポイントはこちらの記事でまとめています。
廊下の階段で後悔
廊下階段のデメリット
- コミュニケーションがとりにくい
- 家事動線が悪くなる
- コストがかかる
玄関から廊下を通って二階に上がる廊下階段は、玄関からもリビングからも空間が離れているため、お互いの役割を間仕切ることができます。
来客者から階段を見られることもなく、リビングと階段が直接つながらないため、ニオイや音の伝わりが軽減されます。
デメリットとしては家族とのコミュニケーションと取りづらさや、廊下を設けることで動線が長くなるため家事のしにくさを感じることも。
廊下階段のデメリットについてはこちらの記事で詳しく書いています。
階段の形状で後悔
家の形やこだわりによって、階段の形状を選ぶことができます。
よくある3つの階段形状で、よくある後悔ポイントやデメリットをまとめています。
ストレート階段(直階段)のデメリット
ストレート階段のデメリット
- 階段を踏み外すと下まで転げる
- 勾配が急になりやすい
- 踊り場がないので小休憩できない
ストレート階段とは直階段ともいいますが、上から下までまっすぐに昇降できるタイプの階段を差します。途中に踊り場を設けることもあります。
ストレート階段のデメリットは、踏み外してしまうと一気に下まで転げ落ちてしまうこと。
特別ケガをしやすいとまでは言えませんが、階段面積を狭く設置してしまうと、踏み板の段数が減りそのぶん蹴り上げ(一段の高さ)が高くなって急こう配になりやすいです。
かね折れ階段のデメリット
かね折れ階段のデメリット
- ストレート階段に比べコストがかかる場合も
- 施工面積が広くなりやすい
- コーナーの踏み板が三角になると踏み外しやすい
かね折れ階段とは、L字型に階段の進向きが90度変わる階段のこと。
ストレート階段に比べると施工面積が広くなるためコストがかかりますが、段数を増やすことが望めるで傾斜を緩やかにすることができます。
かね折れ階段の途中に踊り場を設けない場合は、踏面(足をのせる部分の板)が三角形になってしまうため、踏み外しの危険性が高まります。
折り返し階段のデメリット
折り返し階段のデメリット
- ストレート階段に比べコストがかかる
- 施工面積が広くなりやすい
- 折曲がり部位が三角になると踏み外しやすい
折り返し階段とはコの字の形状をしており、回り階段とも呼びます。
一般的にストレート階段に比べるとスペースをとりますが、踊り場を設けやすいのが特徴です。
階段の施工面積を狭くしすぎると急こう配になってしまって、コーナー部分に三角の踏み板が続き、踏み外しやすくなるので注意が必要です。
階段の種類で後悔
階段の種類やデザインは大きく分けると次の3つです。
それぞれの後悔ポイントをまとめています。
ボックス階段で後悔
ボックス階段でよくあるデメリット
- 壁に囲まれているので圧迫感がある
- 壁に囲まれているので暗くなりやすい
- デザイン面でダサく感じる
- デザインのバリエーションがあまりない
ボックス階段のメリットは、壁に囲まれているからこその使いやすさと安定感。
ふらついても壁にもたれかかることができるのは、ボックス階段ならではです。
階段下の空きスペースをを物置として使ったり、階段下トイレにしたりとスペースを有効活用できます。
その反面、見た目があまりおしゃれにできない点が、デメリットとしての要素が高めです。
スケルトン階段(オープン)で後悔
スケルトン階段のよくあるデメリット
- コストが高い
- 転落の危険が高い
- 階段下を活用しにくい
開放的で個性を出しやすく、デザイン性も高いのでインテリアとしても活躍するスケルトン階段。
限られたスペースの中でも、抜け感が出るので空間を広く見せることができるのも特徴です。
ですがボックス階段よりコストが高くなりがちで、オープンな要素が強いため転落や物の落下が起こりやすいデメリットも。
スケルトン階段のデメリットはこちらの記事でまとめています。
らせん階段で後悔
らせん階段のよくあるデメリット
- 転倒や転落に注意が必要
- 大型家具の搬入が難しい
- 冷暖房効率が悪い
- 階段下を有効活用できない
貝殻のように渦を巻くような姿が美しく、デザイン性が高く設置面積を取らないためコンパクトに設置できるのが魅力のらせん階段。
興味はあるけど使い勝手はどうなんだろう?と心配になる方も多いようです。
華奢な姿が特徴的ならせん階段ですが、そのフォルムからも安全性の確保が難しいようです。
らせん階段のデメリットはこちらの記事でまとめました。
階段の色や材質・壁紙で後悔
階段の色や材質、壁紙などで後悔を感じるポイントをまとめています。
床と階段の色が違うのはアリ?
床と階段の色が違う時の失敗ポイント
- 階段を上り下りするときに不自然に感じる
- 階段が悪目立ちしてしまう
- 飽きてしまう可能性がある
セレクトする階段によっては、階段と床やフローリングの色とが違う場合があります。
家の統一感を出すために同じ色にしたい気持ちもありますが、選んだメーカーや素材によって色が違うことはありえます。
床の色と階段の色が違うと、階段が悪目立ちしたり、ダサく感じてしまうなどの後悔が残ることも。
床の色と階段の色が違う後悔ポイントについてはこちらの記事をご覧ください。
建具(階段・手すり)が白の場合の後悔ポイントは?
- 重厚感がない
- ホコリや鉛筆汚れが目立つ
- 病院ぽくなる
- 掃除機がぶつかり傷が目立つ
階段や手すりなど、建具を白にすると部屋が明かるくなったり、南欧風のおしゃれ感が漂います。
建具の色は家の雰囲気や好みによって選べますが、建具に白を使うと重厚感を感じなくなくなるため、高級感が薄れるとも言えます。
白だからこその汚れの悩みもつきものです。清潔感ある白だからこそ「病院っぽい?」と感じることもありそうです。
建具を白にするメリットとデメリットはこちらの記事でまとめています。
階段まわりの動線で後悔
階段周りの動線について、よくある後悔ポイントをまとめています。
階段の踊り場で後悔
- 踊り場を作ればよかった
- 踊り場に本棚などの収納が欲しかった
- 窓がないので暗い
- 踊り場があるぶん階段スペースが必要になった
- 狭すぎてあまり意味がなかった
階段の踊り場はは階段の中腹に設けることで、体の向きを変えたり体制を整えたりするのに便利です。
階段を上るのが大変に感じる高齢の方はもちろん、小さなお子様にとっても階段に踊り場があることで安心して階段を上り下りできるメリットがあります。
踊り場があるデメリットとしては、踊り場を作ればよかった……という後悔のほかにも、スペースがとられて居住スペースが狭くなってしまったなど。
暮らしやすさのためにも踊り場を設けたほうが、使いやすい階段になりそうです。
階段上がってすぐにトイレや部屋のドアがある間取りってどう?
- ドアを開けたタイミングで鉢合わせると転倒の危険がある
- 部屋から出た時に踏み外しやすい
- 2階に音やニオイが伝わりやすい
階段を登ったすぐのところに部屋やトイレのドアがあると、転倒の危険性が生まれます。
起きてすぐ、寝ぼけ眼のままで下に降りようとして階段を踏み外してしまう、なんてことにもなりかねません。
また、登ってきた人とドアを開けたタイミングが合うとぶつかってしまうなど、転倒の危険が増えそうです。
階段下スペースの使い方で後悔
階段下のスペースの使い方と、よくある後悔ポイントはこちらです。
階段下トイレで後悔
階段下トイレの後悔
- 凹凸ができていびつな形になる
- 天井が低くなり圧迫感がでる
- 空間が狭くなる
- 収納スペースが足りなくなる
- 小さな窓になりがち
- 外からトイレの人影が見える
- 使える照明が限られる
- ドアが小さくなりやすい
- 階段の上り降りの音が響く
階段の下を有効活用できる「階段下トイレ」。
階段下をトイレにできないハウスメーカーもありますが、収納にするのはもったいない!と感じてトイレとして有効活用する家も多いのが事実です。
そんな中で生まれるデメリットには、その空間の形状と狭さにあるようです。
階段下トイレで後悔しがちなポイントはこちらでまとめています。
階段下収納で後悔
階段下収納の後悔
- 階段の形状によっては収納がしづらい
- 奥に収納すると取り出しにくい
- 奥行きがあると風通しが悪い
- 暗くなりがち
- 掃除がしにくい
の活用法として「収納」にすることも多いのが階段下のスペースです。
扉付きの収納にする場合、庫内の見た目をあまり気にすることがないため、大型のアイテムを収納するのに便利なスペースだと言えますね。
ただ、階段下ということもあって奥のものが取り出しにくかったり、収納物のサイズが大きすぎると入らないなど不便を感じることも多そうです。
階段下の書斎で後悔
階段下を書斎にした後悔
- 圧迫感がある
- 狭すぎる
- 書類等の収納場所に困る
- 階段を渡る音が気になる
- スケルトンだとホコリが落ちてくる
- 扉がないので落ち着かない
- 階段の種類によっては暗くなる
階段下の活用として間口の広さがある場合は、書斎スペースとして利用することも。
デスクや椅子を配置して、囲まれた空間の中で在宅ワークスペースとしても活用できます。
扉がないのでZoomなどのオンライン会議に使用しづらかったり、収納スペースがなさ過ぎてごちゃついてしてしまうなどの不便さもあるようです。
階段下を子供スペースにして後悔
階段下を子供スペースにした後悔
- 子供が頭をぶつける
- 子供が大きくなると使わなくなる
- オープンなのでゴチャつきが目立つ
- リビングにおもちゃが流れ広がる
階段下の活用法として、子供スペースにする方法があります。
ボックス階段の場合は囲まれた空間にすることができるので、小さな子供たちの秘密基地にしたり、おままごとハウスにしたりと遊び専用の空間にすることもできそうです。
デメリットに感じる点としては、子供が成長すると収納スペースになってしまうこと。
オープンなスタイルなので、収納するアイテムにも気を使いそうです。
階段の設備で後悔
階段の設備でよくある後悔ポイントはこちら。
階段の窓で後悔
階段の窓で後悔
- 高窓だとメンテナンスが大変
- 隣家からの視線が気になる
- 窓から日差しや冷気を感じる
階段の窓は、つける家とつけない家で大きく分かれるようです。
実際に住んでみると階段に窓がないので暗すぎる……と感じる場合もあれば、高いところに窓を設置してしまうと掃除が大変に感じたり、冷気を感じてしまう場合も。
どちらもないものねだりではありますが、お互いのデメリットを確認した上で設置を決めた方がよさそうです。
階段の窓のメリットとデメリットについてはこちらの記事でまとめています。
階段の照明で失敗
ダウンライトの後悔ポイント
- 照らす範囲が狭い
- 初期費用が高くなりやすい
- 場所を変えられない
- 電球の交換が難しい
- 直視すると眩しい
- 影ができる
階段の照明選びは、施主の頭を悩ませる場所でもあります。
階段はとくに暗いと危険を伴う場所だからこそ、足元の安全性を高めるために明るさが気になりますよね。
すっきりとしたスタイルが人気のダウンライトですが、ダウンライトの特性上スポット的に照らすので明かりが足りなかったと感じることも。
階段の照明にダウンライトを検討している方はこちらの記事で特徴をご確認ください。
階段の手すりで失敗
階段手すりの後悔
- 建てた時に手すりを付ければよかった
- 階段の色とちぐはぐで失敗
- 細い手すりにして失敗
- 白い手すりは汚れが目立つ
- 手すりを付けたらダサくなった
- 手すりを内側に付けてしまった
階段の手すりを、入居時にづけるかどうか迷う方も多いようです。
手すりは年配の方に必要なもの、だからまだわが家には不要では?と感じて後付け予定の家もあるようです。
後悔ポイントとしては「意外に小さな子供にとっても必要なものだった…」と感じたり、壁に手をついてしまうので壁紙が汚れてしまうなんてことも。
手すりの色を白にして汚れが気になるなど、、手すりの色や形状も後悔ポイントになりそうです。
階段のコンセントで失敗
階段のコンセントの後悔
- 掃除機を使うときにコードが届かない
- 上下階の湿度ムラ解消にサーキュレーターを使いたい
- 踊り場にクリスマスツリーを飾りたかった
- 電気を使う装飾品を置きたかった
階段にコンセントなんて必要?と考える方が多い中、実際に住んでみると階段にコンセントは必要だったと感じる方もいます。
特に掃除機を使うときにコードが伸ばせない不便さを感じたり、湿度調整のためのサーキュレーターを回したいときにコンセントが必要だった感じるよう。
踊り場を広く設ける場合は、電源が必要なインテリアを置く可能性もあるので、階段のコンセント計画は慎重に行いたいですね。