玄関階段で後悔しない!よくある間取りの失敗とメリットデメリット

玄関に階段を設置しようと思うけど、どんな後悔ポイントがあるんだろう。リビング階段と比べたメリットやデメリットが知りたいな。

2階建ての家を建てるとき、よくある階段の設置場所として「玄関ホール」があります。

このページでは玄関階段のメリットとデメリットをまとめました。

玄関ホールに階段を設置したいけど、後悔したくないという方は、このページで玄関階段のメリットとデメリットを事前に確認してください。

玄関階段のメリットとデメリット
メリット
  • 玄関から2階へ直行できる
  • 来客にリビングを見られることがない
  • 音・明かり・ニオイが気になりにくい
  • 冷暖房効率が良い
  • 家族間のプライバシーを確保できる
  • 開放的な玄関になる
  • 家族が病気の時も隔離がしやすい
  • 二世帯生活をする場合に暮らしやすい
デメリット
  • 家族とのコミュニケーションの機会が減る
  • 玄関の来客時に2階と1階を行き来しにくい
  • 家族の出入りに気づきにくい
  • 居住スペースが減る
  • 2階に上がるとき寒い玄関を通らなければいけない
  • 家族がどんな人を連れてきたのか見るチャンスが減る
  • 風水上よくない
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玄関ホール階段でよくある失敗!デメリット7つ

  1. 家族とのコミュニケーションの機会が減る
  2. 玄関の来客時に2階と1階を行き来しにくい
  3. 家族の出入りに気づきにくい
  4. 居住スペースが減る
  5. 2階に上がるとき寒い玄関を通らなければいけない
  6. 家族がどんな人を連れてきたのか見るチャンスが減る
  7. 風水上よくない

家族とのコミュニケーションの機会が減る

玄関階段にすると、家族とのコミュニケーションの機会が減ります。

親のいるリビングを必ず通らなければならない「リビング階段」と比べると、玄関から直接2階に上がれる玄関階段は、親子で顔を合わせる機会が少なくなります

親子でケンカをしてしまったときは、仲直りまでに時間がかかりそうですね。

玄関の来客時に2階と1階を行き来しにくい

玄関階段にすると家族が玄関でお客さんと話し込んでいるとき、2階を行きにくくなります。

最近では玄関で立ち話をす機会も少なくなりましたが、それでもたまにあるシチュエーションです。

来客者にあいさつしなきゃならないのか…とか、この服装で人に合うのは嫌だな…なんてこともあるはずです。

家族の出入りに気づきにくい

玄関階段にすることで、家族の出入りに気付きにくくなります。

「コミュニケーションの機会が減る」とも似ていますが、子供が大きくなったころに、夜にこっそり抜け出したとしても見えないので変化に気づけませんよね。

「あら、いつ帰ってたの?」なんてことがありがちです。

居住スペースが減る

玄関階段にすると、居住スペースが減ります。

間取りにもよりますが、玄関ホールを広く設定しなければならないため、そのしわ寄せがリビングの広さに影響することも。

玄関ドアから直接階段が見えるのは避けたいな…となると、廊下部分を増やさなければならならないのでなおさらです。

2階に上がるとき寒い玄関を通らなければいけない

玄関階段にすると、寒い玄関を通らなければなりません。

玄関は外からの冷気が伝わりやすい場所なので、温かいリビングから2階に移動するときに寒さを感じやすくなります。

冬限定のデメリットではありますが、リビング階段に比べると寒さを感じやすい動線だと言えます。

家族がどんな人を連れてきたのか見るチャンスが減る

玄関階段にすると、家族が連れてきた人を確認しづらくなります。

玄関階段は、プライバシーが確保しやすいのがメリットな反面、来客者を確認しにくいデメリットを持ち合わせています。

息子が彼女を連れてきた…なんて時に、お顔を拝見しづらい間取りともいえます。

風水上よくない

玄関階段にすると、風水上よくないと言われています。

風水を気にしない方は全く問題ないのですが、風水では「良い気」というのは、上に流れていくとの考えがあります。

玄関から入ってきた「良い気」が、そのまま2階に流れてしまい消えていく…という考え方があるようですよ。

それでも玄関ホール階段がいい!メリット8つ

  1. 玄関から2階へ直行できる
  2. 子どもの友人など来客にリビングを見られることがない
  3. 音・明かり・ニオイが気になりにくい
  4. 冷暖房効率が良い
  5. 家族間のプライバシーを確保できる
  6. 開放的な玄関になる
  7. 家族が病気の時も隔離がしやすい
  8. 将来的に、1階と2階で二世帯生活をする可能性がある場合に暮らしやすい

玄関から2階へ直行できる

玄関階段にすると、帰宅後すぐに2階へ直行できます。

親に干渉されたくない子供にしてみると、最大のメリットと言えそうですね。

友達も「友達のお母さんと顔合わせるの面倒だな」と思っている場合もありますので、遊びに行きやすい家になりそうです。

忘れ物をした時にも、リビングを通らなくていいのはメリットですよね。

子どもの友人など来客にリビングを見られることがない

玄関階段にすると、子どもの友人などにリビングを見られることがありません。

リビングはくつろぎの空間なので、子供の友人が来るたびに片付けや身なりを整えなくてはならないことも。

リビング階段だといつ下に降りてくるかわからない状態が続くので、おちおちソファにごろりとできません。

子どもとリビング階段の関係についてはこちらの記事で詳しく書いています。

音・明かり・ニオイが気になりにくい

玄関階段にすると、音や明かり・ニオイが気になりにくくなります。

玄関階段の場合リビングとの間に廊下やドアを挟むことが多いので、リビングの音や明かり・ニオイの伝わりが軽減されます。

子供が勉強している最中に、リビングの笑い声が聞こえてイライラさせることもなさそうですよ。

冷暖房効率が良い

玄関階段にすることで、冷暖房効率が良くなります。

家全体が温かくなるのが理想ですが、普段使わない場所を空調すると、電気代が高くなります。光熱費はなるべく抑えたいですよね。

ドアで空間を仕切れる玄関階段だと、限られた空間だけ空調できるので、冷暖房の効率が上がります。

家族間のプライバシーを確保できる

玄関階段にすると、家族間のプライバシーを確保できます。

1階と2階の空間を切り離すことができるので、お互いのプライバシーを確保しやすくなります。

リビングでくつろいでいるときも、リビングを移動場所として使われることが無くなるため、穏やかに過ごせそうです。

開放的な玄関になる

玄関階段にすることで、開放的な玄関になります。

玄関は家の顔ともいわれるように、お客様が来たときに一番最最初に目に入る場所です。

玄関に階段を設けると空間が広がるため、開放的な玄関になるのです。

家族が病気の時も隔離がしやすい

玄関階段にすることで、家族が病気の時も隔離がしやすくなります。

家族がウイルスによって引き起こされる感染症にかかった場合、玄関階段だと生活空間を分けることができるので隔離がしやすいです。

トイレが2階にあると、さらに隔離がしやすい環境がつくれます。

2階にトイレは必要か?についてはこちらの記事で詳しく書ています。

二世帯生活をする可能性がある場合に暮らしやすい

玄関階段にすることで、二世帯生活をする場合に対応しやすくなります。

将来的に家族の同居の可能性がある場合、1階と2階で生活空間を分けることができるので、お互いのプライバシーを確保しつつ暮らすことができます

これまで別々に生活してきた家族と一緒に住むとなると、お互いに少なからずストレスが溜まります。ほどよい距離を保つ意味でも、玄関階段だとお互いに暮らしやすくなりそうです。

玄関ホール階段はプライバシーを確保したい方におすすめ

玄関階段の最大のメリットはお互いに「プライバシーを確保しやすい」こと。

リビング階段最大のメリットが「家族とのコミュニケーションのとりやすさ」だとすると、その反対が玄関階段のメリットだと言えそうです。

1階と2階の空間を分けることができる玄関階段は、お互いに程よい距離を作るために有効な間取りだといえそうです。

玄関階段のメリットとデメリット
メリット
  • 玄関から2階へ直行できる
  • 来客にリビングを見られることがない
  • 音・明かり・ニオイが気になりにくい
  • 冷暖房効率が良い
  • 家族間のプライバシーを確保できる
  • 開放的な玄関になる
  • 家族が病気の時も隔離がしやすい
  • 二世帯生活をする場合に暮らしやすい
デメリット
  • 家族とのコミュニケーションの機会が減る
  • 玄関の来客時に2階と1階を行き来しにくい
  • 家族の出入りに気づきにくい
  • 居住スペースが減る
  • 2階に上がるとき寒い玄関を通らなければいけない
  • 家族がどんな人を連れてきたのか見るチャンスが減る
  • 風水上よくない

お互いのプライバシー確保を重視する方は、玄関階段がおすすめです。

玄関階段を検討している方は、それぞれのメリットとデメリットをよく確認して、自分たちの生活スタイルに合った選択をすると間取りの後悔が減りそうですね。

新築の玄関でよくある後悔はこちらの記事でまとめています。

玄関間取りのお悩みポイントをいくつも掲載していますのでご覧ください。

新築の階段でよくある後悔はこちらの記事でまとめています。

リビング間取りのお悩みポイントをいくつも掲載していますのでご覧ください。

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