リビング階段にしようと思うけど、今後どんなメリットやデメリットが待ち受けているのかな?って、ちょっと不安だったりしませんか?
しかし前もってデメリットを知っておくことで、後に大きく後悔することはありません。
だって
「想定の範囲内!」
って思えれば、だいぶ気持ちが楽になりますから。
わが家はリビング階段の家に住んでから11年が経ちました。
この記事では「育児の視点」から、子供の成長で変わりゆく「リビング階段のメリットとデメリット」を振り返ってみたいと思います。

リビング階段の子供対策【柵が必要な赤ちゃん時代】


子供がハイハイを始めるようになると、リビング階段は危険がいっぱいなんです。
特につかまり立ちや段差の上り下りが楽しい年齢のころは、子供から目が離せなくなりますよね。
目を離したすきに、子供が階段から転落!なんてことになったら大変です。



活発に動くようになったら子供対策としてベビーゲートなどを使って、子供が階段に侵入できないようにする必要が出てきます。
子供の成長は嬉しいのですが、どんどん危険があふれてきますから、
赤ちゃん時期のリビング階段は
「デメリット」
であるといえますね。
そして階段の作りによっては、ベビーゲートが上手くハマらない形状になることも。
これから家づくりをする方は、そのあたりも考慮して間取り作り作りを進めましょう。
幼児時代はメリット!?「気配」が分かるリビング階段


幼稚園くらいになると、しだいに親から離れても平気になってきますし、階段の上り下りはほとんど心配がなくなります。
とはいえ、子供の格好の遊び場になってしまうのでそこは注意が必要ですよ。
幼稚園ごろの年になると、子供は自分の部屋で遊ぶことが増えてきます。



玄関フロアから繋がる独立階段の場合だと、子供の遊ぶ様子がほとんど分かりません。
ですがリビング階段の場合は部屋のドアを開けていれば、声や音で遊んでいる様子が伝わってきます。
いくら大きくなってきたからと言って、しばらく子供の気配がしないと心配になりますよね?
リビング階段だと空間がつながっているため、みっちり子供を見張ってなくても様子が分かるので安心できそうです。
小学生の頃はデメリット!?子供の友達に目撃される母


リビング階段の究極のデメリットはこれかな?
小学生くらいになると学校帰りに遊ぶ約束をしてきます。
特にこのころはゲームで遊ぶのが大好きですから、お友達を呼んで部屋でゲームをする機会が増えるんです。
リビング階段だと、子供のお友達がぞろぞろとリビングを通ります。
そうなると親の方ものんびりソファーで寝っ転がっていられませんよね?
「〇〇の母ちゃんソファーで寝てた!」
なんてお母さんに報告されたら嫌ですし。
子供の友達が遊びに来ている時間は、突然1階に下りてくることも想定して、多少警戒しなければなりません。
そういう点ではリビング階段は
デメリットかな?
と感じます。
2階にトイレがあると子供の友達が来た時も便利!というお話をこちらの記事で書いています。


中学生の頃は子供が嫌がる!?思春期でも安心できるリビング階段


中学生の頃になるとやってくるのが思春期です。
なんでも「めんどくせー」とか「普通」とか「別に」とか言ってきます。
子供からしたらいちいち声をかけられてしまうリビング階段を嫌がることもありますが、子供の様子をうかがえるので親としてはメリットを感じます。
この時期に玄関フロアからの独立階段だと、「ただいまー」くらいは言ったとしても、リビングにわざわざ顔を見せに来るとは思えません。
どこまでお家のルールを決めるかにもよりますが、学校からのお知らせプリントを出してくれなかったり、表情をチェックできないので「何かあったな?」とか察することが難しくなるでしょうね。
これは日中家に要られるご家庭に限ったメリットかもしれませんが、学校帰りにかかわらず、通りがかりの表情で様子がうかがえるのはメリットかな?と思ってます。
特に中学生頃になると、部屋にこもることが多くなります。
子供部屋がどのくらいから使われるようになるか?をまとめた記事がこちらです。


子供とリビング階段のメリットデメリット「まとめ」


リビング階段のメリットって、見た目や間取りの組みやすさとか、金額的な理由とかいろいろあると思います。
独立階段だと役割は主に「1階と2階をつなぐもの」になりますが、リビングに階段を設けるといろいろ効果的に感じる分、デメリットも多いんです。
こうして子供の成長と照らし合わせてみると、これまでいろんなことがあったなーと思えるほど。
これからリビング階段にしようと思ってるけど、後悔している人多そうだしどうしようかな?って人は、メリットも多い分デメリットも多いんだな?
と思っておけば良いかもしれませんね。
階段をリビング階段にするか、独立階段にするかで悩んでいる方は、家族での話し合いのもと、間取りの作成で相談できる「間取りのセカンドオピニオン」に頼んでみるのもいいですね。