新築の間取りを考えるとき、リビングやキッチンのレイアウトから考え始める方も多いと思います。
よくある間取りのパターンの一つに、リビング横に和室や洋室などの個室を設ける場合も多いですよね。
我が家にはリビング続きに洋室があります。
いざという時の客間に使おうかと考えていました。
ですが実際は日常において使う事の方がはるかに多く、今では生活においてなくてはならない重要な役割を担うようになったのです。
そんな我が家の11年間にわたる「リビング横続きの洋室の使い方」についてお伝えしたいと思います。
これから間取りを考える方のお役に立てればと思います。
子供の成長で変わる!リビング横続きの洋室の使い方
我が家は注文住宅で家を建ててから12年目に入りました。
下の子が赤ちゃんだった頃に入居して、今では上の子が高校生になろうとしています。
そんな中で我が家のリビング横続きにある洋室の使われ方が、入居時からだいぶ変わってきたのが分かるんですよね。
子供の成長や時代の移り変わりによって、どのように使い方が変わってきたのか我が家の例をご紹介します。
我が家では次のような流れで洋室の使われ方が変わってきました。
- 子供をお昼寝させる部屋
- 子供のおもちゃを保管する部屋
- 子供の遊び部屋
- 日常的に使う道具置き場
- パソコン部屋
- 2階の寝室に上がるのが大変になったとき用
①~⑥の順に、使われ方が変わってきました。
⑥についてはあくまでも想定ではありますが、私の実家でそのように使われているので参考にしていただけると思います。
これらを順に解説させていただきますね。
子供をお昼寝させる部屋
まだ頻繁にお昼寝が必要だった赤ちゃん時代。
親はリビングで家事を済ませたり、のんびりテレビを見たりしたいしたいですよね。
上の子は3歳ぐらいでまだ元気に遊びまわりたい時期だったのですが、下の子はお昼寝が必要だったのです。
しかもちょっとした物音にも敏感な子だったので、なるべくリビングから離れていてもすぐに様子を見に行ける場所で寝かしたかったのです。
そんな時に役立ったのが、リビング横続きにある洋室です。
いつでもすぐに寝かしつけられるように、ベビー布団を敷いていました。
途中でぐグズグズ言ってもすぐに駆け付けられる場所だったので、子育てにはとても便利なスペースでしたね。
子供のおもちゃを保管する部屋
子供が幼稚園ぐらいになると、ブロックやプラレール等、細々としたオモチャが増えてきますよね?
出来るだけリビングに置きっぱなしにしたくないけれど、2階にある子供部屋から毎日運び出すのはちょっとしんどいですよね。
そんな時にオモチャ置き場として活用したのがこの洋室です。
扉の陰におもちゃを置いておけば、リビングからも直接目に触れないので気になりません。
子供もこの距離なら自分で取りに行けますし、自分でちゃんとお片付けすることもできました。
我が家にはブックシェルフがあったので、子供の取りやすい下段にBOXを置いて使ってたんです。
子供の遊び部屋
子供が小さなころは、親のそばから離れることなく遊んでいた時期もありましたが、幼稚園を過ぎるとだんだん離れたところでも遊ぶようになるんですよね。
子供が2年生くらいまでは自分の部屋で遊ぶことは無く、友達が遊びに来た時もリビングで遊ぶことが多かったように思います。
そんな時にリビング横続きに洋室があると、そこで友達同士で遊んでくれるようになりました。
子供もだんだんとプライベートを欲してくるのか、友達と遊びたいときは引き戸を閉めて遊んだり、空間を仕切ることもありましたね。
日常的に使う道具置き場
子供が高学年になるともうリビングで遊ぶことは無くなり、子供友達が来た時は自分の部屋に招き入れることが多くなりました。
そうなるとこの部屋は用済みか?と思われそうですが、この部屋は日常的に使う道具置き場でもあるので今でもフルで活用しています。
例えば我が家の場合、ブックシェルフがあるためレシピ本を置いたり、爪切りや耳かきなどの小物や文房具類などいろいろなものを収納しています。
今でもこの場所は、我が家のホームステーションとなっています。
リビングのあちこちに収納してもいいのですが、ここの場所にいろいろなものを集中して置いておくことで、困ったときはここに来ればなんでもあるという状態だったりするんですよ。
パソコン部屋や書斎として
我が家ではノートパソコンを使っているので、リビングやダイニングなどどこでも使える状態なのですが、問題になるのは複合機プリンターの置き場所。
複合機プリンターってとっても便利なんだけど、大きくて場所をとってしまいますよね。
出来ることならリビングから、見えない場所に置きたい方もいるようです。
こうして洋室が近くにあると書斎替わりにもなりますし、家族の気配を感じながら持ち帰った仕事をこなすこともできそうです。
最近のコロナ渦ではテレワークになることも多いので、会議などにZOOMが使われることもあります。
この洋室は引き戸で間仕切りできるようになっているので、個室としとても重宝しています。
2階の寝室に上がるのが大変になったときのために
これは私の実家の話になりますが、父に持病があり70歳ごろから2階にある寝室に上がるのが大変になってきました。
そこで1階にある部屋に父のベッドを置くことになったんです。
これは入居したての頃には想像できない事なのですが、2階にある寝室に上がるのが大変になったときに、1階に個室があることで難がしのげることもあるのです。
我が家の場合、ベッドを置くにはちょっと狭い感じもするのですが、いざとなったらそんな細かいことは言っていられませんからね。
リビング横続きの洋室は部屋・収納としても大正解!
リビング横続きの個室は来客用として考えられることも多いですが、我が家ではこれまでにそのような使われ方をしたことがありません。
それぞれの家の来客頻度にもよるのでしょうが、我が家の場合おじいちゃんやおばぁちゃんが来た時は、孫たちと子供部屋で寝ていましたよ。
ですから子供が小さなうちは子供用として、大きくなっても大人が有効的に使うことができます。
ですから来客用というよりは、自分たちの普段使いのためにリビング横続きの部屋を考えておくのがおすすめです。
少しでもLDKを広くしたい気持ちもわかりますが、小さくてもリビング横にたった一部屋あるだけで、我が家ではとっても便利に使えている事を伝えしておきますね!
今後間取りを考えるという方は、ぜひ参考にしていただければと思います。