寝室のドアって一般的には開き戸にするもの?引き戸にしたいけど、入居後に後悔しないか心配だな。
寝室のドアを引き戸にするメリットとデメリットが知りたいゾ。
室内ドアを決める際、「開き戸」か「引き戸」にするか悩みますよね。
ドア選びは失敗しても簡単には変えられないので、家づくりの中でも後悔がでやすいポイントです。
このページでは、寝室のドアを引き戸にするメリットとデメリットをまとめています。
- ドアの開閉を調節できる
- ドアを開閉するのに場所をとらない
- スペースを有効活用できる
- 開閉時の音が静か
- ケガをしにくい
- ホコリがたまりやすい
- 開閉時の音が気になる
- 手を挟む危険性がある
- ドアを引き込むスペースが必要
- 音が伝わりやすい
- 気密性が低い
- ペットが出入りしてしまう
- 費用がかかる
寝室のドアを引き戸にしたデメリット8つ
ホコリがたまりやすい
寝室のドアを引き戸にすると、ホコリがたまりやすくなります。
引き戸のレール部分のような細い溝は、凹凸があり引っかかりやすいので、ホコリがたまってしまいがちです。
掃除せずにいるとホコリがすき間に入り込んでしまい、開閉がしづらい・ドアが重くなるといった生活に支障が出てくることも。
布団や寝具がある寝室は特にホコリがでやすいので、こまめな掃除が必要になりますね。
先輩たちの口コミ
部屋側に引戸のレールがあり埃が溜まりやすく、扉本体の下に埃が入り込んでしまいます。こまめに掃除しなければ閉りが悪くなってしまう事が少々難点です。
寝室は布団や毛布などがあるので、特にほこりがたまりやすい。そのほこりが扉のレールに付きやすくて困ってます。
髪の毛や埃やゴミがたまり、掃除機の隙間用のアタッチメントブラシで掃除をしなければいけないのが本当に面倒くさいです。
開閉時の音が気になる
寝室のドアを引き戸にすると、開閉時の音が気になることがあります。
開き戸ならゆっくりと開閉できればほとんど音がでませんが、引き戸は静かにスライドさせても、レールとの摩擦によって「カラカラ」といった音が響いてしまいます。
小さな子どもでも勢いよくドアを閉めきると、うるさく感じるかもしれません。
深夜に部屋から出入りするときは、家族を起こさないよう気を遣う必要がありますね。
先輩たちの口コミ
引き戸のレールにゴミが溜まったりすると閉めるたびにキュキュと音がしたり、 うちの引き戸は閉める直前に磁石のせいでゴンと閉まる音が響くので夜中にトイレの行き来には気を遣います。
釣り引き戸にしたので夜中の開閉には音に気を遣います。少しカラカラ言うので。地震のときもガタガタいいやすいです。
引き戸を開ける時に音が気になります。静かに開けようとしても音がするので子供たちが寝ている時に開け閉めできません。
手を挟む危険性がある
寝室のドアを引き戸にすると、手を挟む可能性があります。
引き戸は誰でも開閉しやすいという利点がある一方、扱いやすさから勢いのまま手や指を挟んでしまうことがあります。
特に小さな子どもだと手が小さく、引き戸の隙間に入り込んでしまう可能性も。
痛ましい事故を防ぐためには、ドアストッパーのような安全グッズの効果的な使用するなど対策が必要ですね。
先輩たちの口コミ
開き戸に比べて手を挟みやすいリスクが高いかもしれません。
子供がいるのですが、よく指を挟んでしまう印象があります。最後ゆっくり閉まるような引き戸にしておかないと怪我をするリスクが開き戸に比べて上がると思います。
時々勢いをつけて開閉すると、響いたり、何といっても指が挟まりそうになったり危険が時々ある。小さい子供だと指が細いので挟まって泣いてしまうことがあるので、怖い思いをした。
ドアを引き込むスペースが必要
寝室のドアを引き戸にすると、ドアを引き込むスペースが必要になります。
引き戸は左右どちらかにドアを引き込むスペースを設けなければならないため、設置できる場所が限られてしまいます。
また引き込むスペースは壁として利用できないので、電気のスイッチやコンセントの設置ができないのも注意したいところ。
間取りを限定してでも引き戸にしたいのか、考えてみる必要がありそうですね。
先輩たちの口コミ
壁を食います。部屋の入口なのでスイッチの場所に困ります。
引き戸の場合、戸を引き込むスペースが必要になりますので、その分を考慮しなければなりません。
音が伝わりやすい
寝室のドアを引き戸にすると、開き戸に比べて音が伝わりやすくなります。
引き戸にはドアと床の間に小さな隙間があるため、開き戸に比べると遮音性は低くなります。
小さな音で起きてしまう方には、ストレスになってしまうかもしれません。
他の部屋からテレビの音や話し声が聞こえてくると、気になって眠れなくなりそうですよね。
先輩たちの口コミ
寝室がリビングの隣にあるため、 しっかりとドアを閉めていないとリビングのテレビや会話が漏れてしまいやすいと感じています。
自分が就寝していても夫が帰宅してリビングの電気を点けたり、テレビを見始めてしまうと、光や音が気になって眠れなくなることもあります。
気密性が低い
寝室のドアを引き戸にすると、気密性が低さが気になるかもしれません。
引き戸には床や壁の間にわずかなすき間ができるので、冬場はひんやりとした冷気が入り込むことも。
夏場は冷房をつけていも、冷えた空気が部屋の外へ逃げてしまいクーラーの効きが悪いと感じるかもしれません。
寝室は家の中でもとくに快適に過ごしたい場所。暑かったり寒かったりすると、なかなか安眠できず体調不良にもなりかねませんね。
先輩たちの口コミ
雪の降る地域なので、冬場のすきま風はとても気になり寒く感じる。
レールがあるため気密性がよくありません。そのため、引戸のそばに立つと足元はスースーします。
ペットが出入りしてしまう
寝室のドアを引き戸にすると、ペットが出入りしてしまうことがあります。
引き戸は左右にスライドさせるだけで開閉ができるため、猫や犬でも開けるのを覚えてしまえば、閉まっている状態でも容易に開けることが可能です。
寝室にペットが出入りしてしまうと、寝具に抜け毛がついてしまい掃除が大変そうですね。
先輩たちの口コミ
猫が自分でドアを開けて寝室に入るのが困ります。引き戸は開けやすいようです。
費用がかかる
寝室のドアを引き戸にすると、費用がかかるかもしれません。
引き戸には枠やレールなどのパーツが増えるので、開き戸よりも費用がかかりやすいといわれています。
また気密性や防音性に優れた機能性の高い引き戸をドアを選ぶと、その分費用が上がってしまうことも。
ドアにどこまでお金をかけられるのか、最初に予算を決めて検討すると良いかもしれませんね。
我が家の場合、吊り戸にしたこと、イージークローサー(ゆっくり閉まる戸)を採用したので、開き戸より若干高額になってしまった
寝室のドアを引き戸にしたメリット5つ
ドアの開閉を調節できる
寝室のドアを引き戸にすると、ドアの開閉を調節できます。
引き戸はただ開閉するだけではなく、少しだけ開けておくといった開き具合の調整が可能です。
開き戸のように風で勝手に閉まる恐れもないので、朝起きて部屋を換気したいときにも便利です。
閉め切った部屋では怖くて寝れないというお子さんも、少しだけドアを開けておけば安心して眠れるかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
朝の換気のとき、布団や洗濯物を他の部屋に運ぶとき、開けておけると楽です。
季節によって全開しておいても風力で閉まってしまう事もないので良かったと思えます。
子供を寝室でお昼寝させるとき、閉め切っては心配なので少し引き戸を開けて様子をうかがうことができるので安心です。
一緒に暮らす猫が出入りできるように少しドアを開けておいても、勝手に締まる危険性が無いので安心できます。
ドアを開閉するのに場所をとらない
寝室のドアを引き戸にすると、ドアを開閉するのに場所をとりません。
引き戸の場合、左右にスライドさせて開閉するため、開き戸のように前後のスペースを空けておく必要がありません。
開け放した状態でもドアが邪魔にならないので、布団を干す際もいちいち開閉しなくてすみますね。
先輩たちの口コミ
引き戸にすることによって、ドアの開閉で中と外に干渉することがない点がメリットだと思う。干渉することがないので、寝室が多少狭くても、物を設置するときに支障が出ない。
ドアの開け閉めの際に開き戸のように場所を取らないのでそこが1番のメリットだと思います。
寝室のドアを引き戸にしたことで、ドアが開けやすくなって、場所を取らなくていいなと思っています。
開けっ放しでも場所がとらないので良いとおもいます。
スペースを有効活用できる
寝室のドアを引き戸にすると、スペースを有効活用できます。
開き戸だと扇状にドアが開く方に家具があるとぶつかってしまったり、使い勝手がわるくなったりします。
しかし引き戸なら周囲にモノが置かれていても開閉時に干渉しないので、デッドスペースなく部屋を有効活用できます。
寝室の広さが確保できなくても、引き戸なら大きなベッドも置けるかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
我が家の寝室は寝るだけの用途ということで比較的小さな作りしました。 引き戸なので、限られたスペースで棚やベッドなどの家具をギリギリに配置できる事が一番のメリットです。
部屋の敷地面積を無駄にすることなく、家具や棚などを設置することが出来るので、個人的には引き戸にして良かったと思いました。
開き戸だと扉を開く分を考えて家具を配置しなければいけないが、引戸だと限られた少ないスペースにも家具を置けるのでよかった。
開閉時の音が静か
寝室のドアを引き戸にすると、デメリットで開閉時の音が気になると紹介しましたが、その一方で開閉時の音が静かと感じるといった声も多くありました。
最近では、ドアが閉まる直前にブレーキがかかり自動で閉まる「ソフトクローズ」つきの引き戸が増えています。
勢いよく閉めてもゆっくりと閉まるので、「バンッ!」といった衝突音もなく静かに過ごせますね。
先輩たちの口コミ
寝室のドアを引きドアにした事で、夜中ドアを開ける時に、音が小さくていいです。
トイレに起きたり深夜に他の部屋から移動する際、赤ちゃんなど子供はもちろん同室の家族を音で起こすことがなく過ごすことがとてもメリットに感じます。
ある程度しめたら最後はスッと閉まってくれるし開け閉めもうるさくないのでとてもいいです。
開き戸は勢いよく閉めてしまった時に大きな音がしてしまいますが、引き戸の場合はソフトクローズ機構のおかげでゆっくり閉まる為とても静かです。
ケガをしにくい
寝室のドアを引き戸にすると、ケガをしにくくなります。
デメリットでは手を挟みやすいことが挙げられていましたが、ケガをする危険性としては開き戸のほうが高いといえるでしょう。
引き戸なら、風で急にドアが閉まることもありませんし、いきなりドアを開けても人にぶつかることもありません。
先輩たちの口コミ
ドアの角で足をぶつけることもありません。
子供が小さいので、引き戸の方が挟んだり、開けたりするときにぶつかったりしないのが良いです。
引き戸のレーンが床の下なので段差がなく、暗い部屋で躓いたりする事がなく子供が歩き出した時も安全だった。
寝室を引き戸にして後悔しない!よくあるメリットとデメリットを再確認
- ドアの開閉を調節できる
- ドアを開閉するのに場所をとらない
- スペースを有効活用できる
- 開閉時の音が静か
- ケガをしにくい
- ホコリがたまりやすい
- 開閉時の音が気になる
- 手を挟む危険性がある
- ドアを引き込むスペースが必要
- 音が伝わりやすい
- 気密性の低さ
- ペットが出入りしてしまう
- 費用がかかる
寝室のドアを引き戸にする最大のメリットは「間取りを有効活用できる」ことです。
寝室は「寝るためだけの部屋」と割り切って、小さく作る家も多いのですが、引き戸なら場所をとらないので部屋の広さを最大限に活用することができます。
メリットとデメリットをよく比較して、どこに優先順位を置くのか家族で話し合ってみるとよいですね。