IHクッキングヒーターで後悔しない！よくある失敗ポイントとメリット・デメリットまとめ

このページでは、IHクッキングヒーターを設置するメリットとデメリットをまとめています。

ガスにするか、IHにするのかコンロの種類は意見が分かれるところ。IHクッキングヒーターは直接火を使わないので安心感がありますが、停電時に使えない不安要素もあります。

IHクッキングヒーターを設置したいけど後悔したくない方は、デメリットを上回るメリットがあるかどうか事前に確認してください。

IHクッキングヒーターのデメリット7つ

1. 汚れが焦げ付きやすい
2. 停電時は使えない
3. 使える調理器具が限られる
4. 焼き目がつきにくい
5. フライパンを振れない機種もある
6. 天板が熱いかどうか分かりにくい
7. 火が見えないため調理しにくい

汚れが焦げ付きやすい

IHクッキングヒーターにすると、傷や汚れが焦げ付きやすいと感じることがあります。

IHクッキングヒーターにはガスコンロのような五徳がなく、鍋やフライパンを天板に直接に置くため、毎日の吹きこぼれが焦げ付き、汚れが積み重なってしまいます。

焦げ付きが固い層になってしまうと、汚れが落としにくくなってしまいます。

停電時に使えない

IHクッキングヒーターにすると、停電時に使えなくなります。

IHクッキングヒーターは電気によって加熱するため、他の電化製品と同じように停電時には使えません。

自然災害による停電の場合は、復旧までに日数を要することも多ので、万が一に備えてカセットコンロとガスボンベを用意しておく必要がありますね。

使える調理器具が限られる

IHクッキングヒーターにすると、使える調理器具が限定されます。

ガスコンロは鍋やフライパンを選びませんが、IHクッキングヒーターだと「IH対応」と書かれているものしか使えません。

これまでガスコンロを使っていた場合は、手持ちの調理器具が使えるかどうか確認する必要があります。鍋やフライパンを一式買いなおすとなると、結構な出費になりそうですね。

焼き目がつきにくい

IHクッキングヒーターにすると、食材に焼き目をつけにくいことがあります。

直接火を使わないので食材の表面を炙ったり、焼き目をつけたりする料理は、IHクッキングヒーターではできません。

味は美味しくても、焼き目や炙りたい料理の場合はなんだか物足りなさを感じてしまいますね。

フライパンを振れない

IHクッキングヒーターにすると、フライパンを振れないことがあります。

IHクッキングヒーターは一定時間の間、調理中にフライパンを持ち上げるとヒーター部分にあるセンサーが感知して、加熱が止まってしまうのです。

最近ではセンサーの進化によりフライパンを振れるものも増えているようですが、チャーハンのようなフライパンを振りたくなる料理を作るときは不便に感じてしまいますね。

天板が熱いかどうか分かりにくい

IHクッキングヒーターにすると、パッと見ただけでは天板が熱いかどうか分かりにくいです。

火を直接使わないものの、調理後すぐの天板はかなり熱くなっているので、うっかり触れてしまうと火傷になる危険性があります。

ほとんどのIHクッキングヒーターには高温注意のランプがついていますが、好奇心旺盛な小さなお子さんや高齢者が触ってしまわないように対策も必要です。

火が見えないため調理しにくい

IHクッキングヒーターにすると、直接火を見ることができないため調理がしにくいと感じることがあります。

ガスコンロのように火が見えないと火加減が不安になり、慣れるまでは調理が難しいと感じる方が多いのです。

火加減も幅広くボタンで操作するので、何度も使いながら慣れるしかありませんね。

IHクッキングヒーターのメリット5つ

1. 火を使わないため安全性が高い
2. 掃除がしやすい
3. 部屋が暑くなりにくい
4. 火力調整の幅が広い
5. 一酸化炭素中毒の心配がない

火を使わないため安全性が高い

IHクッキングヒーターにすると、火を使わないため安全性が高いです。

火を使わず調理器具だけ発熱させる仕組みのため、火災が発生するリスクが少ないと言えます。調理中近くに置いていたレシピ本やエプロンに火が燃え移る心配もありません。

ただし、ガス、IHに限らず、天ぷら油を加熱しすぎると発火する恐れがあるので注意が必要ですね。

掃除がしやすい

IHクッキングヒーターにすると、天板がフラットなので掃除がしやすくなります。

ガスコンロと違い五徳もないので、吹きこぼれてしまってもサッとひと拭きするだけで済みます。凹凸が無いとお手入れが簡単になるので、掃除の時間も短くなりますね。

なかなかコンロまで掃除の手が回らない、マメに掃除をするのが苦手という方にピッタリですね。

部屋が暑くなりにくい

IHクッキングヒーターにすると、調理中でも部屋が暑くなりにくいです。

熱効率が高く、また火を使わないことから熱気が充満しにいため、夏場でも快適に調理ができます。

蒸し暑い時期は火を見るだけでも嫌になるもの。風で火が消える心配もないので、扇風機を使って料理ができるのも嬉しいですよね。

火力調整の幅が広い

IHクッキングヒーターにすると、火力調整の幅が広いといった特徴があります。

火加減は１～10段階程度のものが多く、保温できる極とろ火から、早くお湯を沸かしたいときに大活躍する大火力まで利用できます。

最大火力までの加熱のスピードが早く、急いでいるときにも効果を発揮しそうですね。

一酸化炭素中毒の心配がない

IHクッキングヒーターにすると、一酸化炭素中毒になる心配がありません。

ガスを使用した場合、換気が不十分な環境では酸素が不足し一酸化炭素中毒になる可能性があります。部屋がガス臭い場合やガスコンロの炎がオレンジ色になっている場合は注意が必要です。

火を使わないということは、何も燃やさないので空気がきれいなままで調理ができますね。

IHクッキングヒーターで後悔しない！メリット・デメリットを再確認

IHクッキングヒーターの最大のメリットは「安全性が高い」という点です。

IHクッキングヒーターなら火を使わないので、火災が起きるリスクを減らすことができますし、一酸化炭素中毒を防ぐこともできます。

それぞれのメリットとデメリットを見比べて、どのポイントを優先するのか？家族で話し合ってみると良いですね。