小さなお子さんをお持ちの方なら、最初はほとんど「子供部屋が使われない」のをご存知だと思います。
小さい頃は「ママぁ~」って母親にべったりひっついてきますし、安全面からも親の目の届くところで遊んでほしい思いがありました。
家を建ててからの10年間。中学生の今を100%と考えると、どのように「子供部屋の使われ方」が推移していくのか表にしてみたんです。
学習机やベッドを買う時期や子供部屋の必要性など、今後の間取りの参考にしてみてください。
※1階リビング2階子供部屋を基準にした記事です。
「ママ命!」赤ちゃん~3歳ごろまで
使われ頻度5%
赤ちゃんから3歳ごろまでをひとくくりにしましたが、子供とべったりの3年間。
子供の手となり足となり、このまま子供に体を乗っ取られるのでは!?と思うほどの波乱の日々。
このころがやっぱり一番「子供部屋の使用頻度」が低かった時期です。
ご想像の通りですが、子供が一人で部屋にいるということがあまりない。
一人歩きできるようになってから、子供部屋で遊んでいたとしても、2階にある子供部屋から終始「呼び出し」がかかります。
時代劇のように子供が「階段落ち」しないか心配ですし、親が付き添うのも大変なので、リビング近くにおもちゃを置く環境ができあがります。
おもちゃがリビングに散らかって、母が「踏んで」「壊れて」子も泣き親も泣く日々を送っておりました。
子供部屋に子供がいると「親の負担が倍増する!」ことからも、なるべく子供部屋を使いたくな母の心理が生まれます。
子供とリビング階段についての記事もあります。
リビング階段と子供の成長「育児の視点」で見たメリットとデメリット
「一人でできるもん!」4歳から幼稚園ごろまで
使われ度10%
自我に目覚めるというか、自分がやりたい事・やってることが少しずつ分かってくる頃です。
自分の部屋という意識があるので、そこに自分の城を築こうとするのですが、まだまだ親に甘えたい時期。
相変わらず2階からの「呼び出し」をくらうので、母はまだリビング近くに子供を引きつけておきたい時期でもあります。
ちょいちょい一人で自分の部屋に行きますが、暗くなった夜は「絶対無理」。
「ママぁ~2階のおもちゃとってきて~」とパシリに使われることが頻発します。
「友達100人できるかな?」の小学校低学年
使われ度30%
小学校に上がると、学校帰りに遊ぶ約束をしてくることが出てきます。
「うちで遊んでいい?」
そんな感じで子供部屋を使うことはあれども、子供部屋とリビングの垣根を知らない子供たちは、家中を自由に駆け回ります。
絶対にかくれんぼとか始まりますからー…。
このころから自室で寝る子供も出てきます。
ちなみにうちの子は小学1年生の時にベッドを与えると、喜んで一人で寝るようになりました。
自室で寝ることを覚えると、使われ度は30%以上かもしれませんね。
「ドア閉めていい?」の小学校高学年
使われ度60%
友達と家で遊ぶとき、親の存在を意識するようになります。
友達と騒いで「うるさい!」と言われたくない男子と、内緒話に花を咲かせたい「女子」。
ドアを閉めたくなる理由も様々ですが、少しずつプライベートを保つようになります。
親に怒られた時、ふてくされて「ドアをバンッ!」って技を、どこで得たのか実演するようになります。
このころからやっと「部屋らしく」使われるようになってきます。
「うるせークソばばぁ!」の中学生
使われ度ほぼ100%
現在、まだ「クソ」とも「ばばぁ」とも言われていませんがね。
子供の家遊びと言えば、小学生高学年ころからそうですが、もっぱらゲームが主流です。
小さい頃は一生懸命に外遊びを推奨し、家の中でも「創造性」のある遊びにもっていきたい母ですが、結局行きつくところはゲームでした・・・。
中学生くらいになると、部屋から声が聞こえなくなるので、「なにやってんだ?」とドアに耳を当てたくなります。
この頃から勉強も本腰を入れないと「ちょっとヤバイ」という意識が生まれるのでしょうか?
進んで自室で勉強を始めることからも、部屋にいる時間が大幅に増えてきました。
まとめ:子供部屋の使われ頻度のピークは中学から
中学生くらいになると、小学生のころに比べてもあまりリビングにいなくなります。
テレビを見ないと明日学校で友達と話ができなくなる!なんて時代は終わったようです。
今ではYouTubeの時代ですよ。「新着見た?」なんて会話が普通に出るみたいですよ。
「子供部屋不要説」もあるようですが、いま2人の中学生を抱えてる我が家にとって、子供部屋なかったらお互いにストレスでたまらなかったでしょうね…。
確かに子供はあっという間に大きくなって巣立っていきますが、我が家の結論としては絶対に必要な子供部屋。
子供が小さなうちは「必要なかったのでは?」と思ってしまいますが、徐々に使われ頻度が上がっていきますよ。