せっかく家を建てるなら、広々としたリビングにしたいよね。
リビング隣に和室や畳スペースのある間取りも定番だけど、1階をリビングのみにしてもいいのかな。
1階をリビングのみにするメリットとデメリットが知りたいゾ。
リビングは家族がリラックスしたり、来客をもてなす場所にもなるので、リビングは広くしたいと考える人も多いでしょう。
とはいえ、リビングに続く和室や洋室などの個室は使い勝手もよさそうなので、1階をリビングのみにしてもいい?と不安に思うかもしれません。
ここでは1階をリビングのみにするメリットとデメリットをまとめています。
- 開放感のあるリビングになる
- 家族だんらんの時間が増える
- 掃除がラク
- のびのびと安全に過ごせる
- 空間にメリハリがつく
- 光熱費が安くすむ場合がある
- キッチンから家族の様子が確認できる
- 光熱費が高くなる
- 介護や病気のときに階段が負担になる
- モノの一時置き場がない
- 掃除が大変
- プライバシーを確保しにくい
- 初期費用が高くなる
- 広すぎて寒々しいリビングになる
- 耐震性が低くなる場合がある
\新築ブルーになった原因はこれです/
1階をリビングのみにするデメリット8つ
光熱費が高くなる
1階をリビングのみにすると、光熱費が高くつくと感じるかもしれません。
空間が広ければ広いほど、冷暖房が効くまでに時間がかかってしまいます。
エアコンだけでは足りず、オイルヒーターや扇風機を使用すればさらに光熱費が高くつくことに。
リビング階段や吹き抜けがあると冷暖房効率も悪くなるため、ランニングコストにも目を向けたいところですね。
先輩たちの口コミ
冬とか暖房をつけても中々暖まりませんし、エアコン暖房のみなので正直寒いです。 夏は、広い分、明るく太陽があると遮光カーテンをしてエアコンをつけないと部屋が中々冷えないデメリットがあります。
どうしても広さの為エアコンなどの効きが全体に広がらない。
全面リビングなので、当然階段はリビングにありますが、そのせいか暖かい空気は上へ、冷たい空気は階段を通してリビングへと降りてくるので、空調の調整がやや難しいです。
介護や病気のときに階段が負担になる
1階をリビングのみにすると、介護や病気のときに階段が負担に感じる場合があります。
ゆっくりと横になれる部屋が2階にしかないため、体を休めたいときに毎回階段を上り下りしなければいけません。
将来家族の誰かに介護が必要になったときは、リフォームが必要になるかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
疲れて少しだけ転がりたいなという時など、わざわざ階段をのぼっていかなければならなかったり、少しだけゆっくりしたいという時に不便。
寝室や衣裳部屋などはすべて2階にあるので毎日必ず階段の上り下りが発生する。高齢になったときに毎日の階段の上り下りが大変になった場合どうするかというところを考えていなかった。
子どもがまだ小さいので、寝かせ付け、夜泣きがまだひどいです。2階で寝かせつけた後、1階に戻り家事をし、夜泣きがあればまた2階に上がらなければならないので、1室は1階でもよかったかと思いました
後日、一人身の叔母の介護が必要になり、引き取ることになりましたが、2階の部屋を使ってもらうと、移動する時に階段を使わなければならなくなったので、大変不自由をさせています。
モノの一時置き場がない
1階をリビングのみにすると、モノの一時置き場がなく不便に感じることがあります。
急な来客時にリビングに散らかるモノをサッと隠したり、子どものおもちゃをまとめておける部屋が1階にないためです。
リビングは家族みんなが過ごす場所だからこそ、どうしてもモノが増えて生活感がでやすくなります。
ごちゃごちゃとしたリビングではゆっくりくつろぐのも難しいかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
お客さんが来た時に物を隠す場所がないということです。一階に和室や個室があればお客さんをそちらの部屋に通すこともできるし、そちらの部屋に物を隠してリビングに通すこともできるからです。
もう一部屋作れば、リビングが散らかってても隠せるなーと思う事がある。あとは誰かが泊まりにきたら区切れる部屋がリビング横にあれば良かったかなと思う。
子供が小さいので、リビングの一角におもちゃなど置いてあるので、収納グッズを使っていても雑然とした印象です。
掃除が大変
1階をリビングのみにすると、掃除が大変と感じることがあります。
当たり前ですが、リビングが広いと掃除をする範囲が広くなるので、その分時間と労力がかかってしまいます。
空間にゆとりがあるとインテリアを飾ったり、床にモノを置きたくなったりしますが、掃除のたびにモノをどけて掃除機をかけるのも面倒ですよね。
先輩たちの口コミ
とにかく掃除が大変になります。ほこりが貯まりやすく、花粉時期は大変です。また、フローリングだと冬は寒いし、梅雨時期はベタツキが酷いです。
毎日の掃除が大変です。物がたくさん出ているとスッキリ見えなく部屋が汚れているのが目立つため掃除の頻度が高いため忙しい朝は大変です。
掃除する面積が広く、人力だと時間がかなり取られること。ロボット掃除機がないと辛い。
とにかく部屋がかなり広くて、お掃除が大変です。時間をかけて綺麗にするしかないから、かなり苦痛でした。
プライバシーを確保しにくい
1階をリビングのみにすると、プライバシーの確保が難しいケースがあります。
来客時、リビングに通した際に、1階で過ごす他の家族と鉢合わせすることがあるからです。
リビングで昼寝をしているところに子どもの友達が遊びにきてしまう、などお互いに気まずい思いをすることがありそうですね。
先輩たちの口コミ
子どもの友達や自身の友人が来たときはリビングに通すことが多いので、あまり気を抜けないということがデメリットです。客間的なものがあっても良かったかな、と思っています。
2階のそれぞれの部屋まで行く為にはリビングを通らなくてはならない為、けんかをした時等の顔を合わせたくない時でもリビングで家族に会わざるを得ないのがデメリットでした。
全てリビングなので個室の様な空間がないので、お客さんが来た時に他の家族が対面しなければいけなかったりその点はデメリットに感じます。
初期費用が高くなる
1階をリビングのみにすると、初期費用が高くなる傾向にあります。
エアコンや空気清浄機など部屋の広さに応じた家電を購入する必要があり、購入価格も高くなってしまいます。
リビングに床暖房を設置する場合も、床面積が広いとその分費用が高くつきます。
広々とした開放感のあるリビングには憧れますが、初期費用の高さは見落としがちなポイントかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
広いためエアコンなどの冷暖房器具はそれなりの容量が必要です。
開放感を味わいたくて特殊な大きさの窓を設置しましたが、費用が掛かるのがちょっと困るなあと思いました。
エアコンやストーブに関して、かなり広めのエアコン等を設置しなければならないといったことです。 用量の多い電化製品の準備となると、注文になることが多く、メンテナンスも必要になります。
広すぎて寒々しいリビングになる
1階をリビングのみにすると、広すぎて寒々しいリビングになるかもしれません。
広々としたリビングもインテリアや家具のないぽっかりとあいたスペースがあると、寒々しい印象になってしまうからです。
子どもが大きくなって自室で過ごすようになると寂しさを感じてしまい、せっかくのリビングも居心地悪くなってしまいそうです。
先輩たちの口コミ
誰もいないと急に寂しさを感じる。子供が大きくなったら特に寂しくなりそう。
リビングだけだと、なんだか、寒々しいかんじもするし、もっと、暖かい感じにしたほうがよかったかなと、後悔もありますが、来客があったりするときには、なんだか、寒い感じになる。
耐震性が低くなる場合がある
1階をリビングのみにすると、耐震性が低くなるケースがあります。
大空間を実現するために柱や耐力壁の量が少なくなってしまい、耐震性能が劣ってしまうかもしれません。
法律で定められた耐震基準を満たす場合にしか住宅は建築できませんが、耐震性を高めるに柱を追加したり、窓を減らしたりする必要が出てくるかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
リビングを大きくとったので、柱が少なく耐震性が低くなることを建築士の方に指摘されました。その耐震性をカバーするため、窓の大きさを1枚を少なくすることで耐震性をカバーしています。
1階をリビングのみにするメリット7つ
開放感のあるリビングになる
1階をリビングのみにすると、開放感のあるリビングになります。
仕切りや壁が少ないので窓から入る光が部屋の奥まで届き、リビング全体が明るく広々と感じられます。
リビング自体が広いことから来客があっても圧迫感を感じることがなく、快適に過ごしてもらえそうですね。
先輩たちの口コミ
リビングが広く使えることと、壁が少ないので外からの光を十分に取り込めるのがいいです。
なんといってもリビングのみなので部屋自体が広々としており、大きなソファーを置いても十分なスペースがあること。来客があって人口密度があがっても仕切りの壁がないので部屋が狭く感じない。
水回りや寝室、子供部屋も全て2階に設計したので、1階リビングはかなり広々としました。
家族だんらんの時間が増える
1階をリビングのみにすると、家族だんらんの時間が増えます。
広さに余裕のあるリビングなら、それぞれが思い思いに過ごすことができるので、家族みんなが居心地の良い空間がつくれます。
長い時間一緒に過ごすことで自然と会話も増え、家族の絆が深まるような憩いの場になりそうですね。
先輩たちの口コミ
寝室や個人の部屋を全て2階にしたことで、家族みんなが広いリビングに集まる時間が長いことも良かった点です。
1階リビングは家族がいつもそこに集まることができます。主人はテレビ、子供達はゲームやおもちゃ、私はヨガ…と各々好きなことをしていますが、同じ空間に皆がいることで自然と会話も増えるし、家族仲が深まっていると感じています。
基本リビングで過ごすので、あとは2階の寝るだけに使っている部屋なので、使わない部屋はなく無駄がありません。家族も自然に1階リビングに集まります。
掃除がラク
1階をリビングのみにすると、掃除がラクだと感じるかもしれません。
デメリットで掃除が大変なことを挙げましたが、1階で掃除をする部屋がリビングだけに限られるので、掃除の負担が少なく済みます。
和室を設けると掃除道具を使い分ける必要もありますが、全面フローリングのリビングだけなら掃除機一つでまかなえます。
毎日の掃除に手間と時間がかからなければ、ほかの家事や趣味に充てられますね。
先輩たちの口コミ
1階に一部屋しかないので、ものがごちゃつかずに整理整頓しやすいところが最大のメリットです。部屋を増やさない代わりに収納スペースを確保できたので、生活感が出にくいのもポイントです。
よくありがちな和室は無いので全てフローリングでバリアフリーなので掃除が楽です。
片付けも1部屋だけなのでスムーズに行える。掃除機が一か所のコンセントで全範囲に届くので楽です。
のびのびと安全に過ごせる
1階をリビングのみにすると、家族がのびのびと安全に過ごせます。
広々としたリビングなら、動きが制限されることがなく思いきり体を動かすことができるからです。
段差をなくしてフルフラットな空間にすれば、高齢の方や小さな子どもでも安全に過ごせるので安心して見守れそうですね。
先輩たちの口コミ
子供もまだ小さいので、よく走り回っていて、いい運動にもなっています。
和室であったり個室を作らないことによりフラット空間も増え子供ものびのびと段差などの危険がなく遊べています。
段差のない広い空間にしたことで、高齢の母は安全に歩けるし、子供は思い切り遊び回れるようになった。
空間にメリハリがつく
1階をリビングのみにすると、空間にメリハリがつくと言えます。
家の1階と2階を、食事や自由に過ごす動の空間と、睡眠をとる静の空間と、過ごし方で区切ることができます。
生活習慣にメリハリがつきやすくなり、小さな子どもも規則正しい生活が送れそうですね。
先輩たちの口コミ
1階をすべてリビングとし、2階にその他の洋室をすべてもっていきました。おかげでメリハリのある生活が出来き、9時になったらみんな2階にあがるので子供がおおきくなったらプライバシーにもよいと思います。
リビングは「家族の集合場所」という意識になって、毎日メリハリが付くこと。
光熱費が安くすむ場合がある
1階をリビングのみにすると、光熱費が安くすむ場合があります。
デメリットで光熱費が高くなることを挙げましたが、リビングで家族が集まって過ごせば冷暖房も1か所つけるだけで済むので効率的です。
それぞれが自分の部屋で過ごせば、ほぼすべての部屋の冷暖房をつけることになるので、経済的とは言えませんよね。
家族で一緒に過ごす時間が増えれば仲も深まるうえ、家計も助かり一石二鳥ですね。
先輩たちの口コミ
子供が小さいうちは電気も集中できるのでエコかもしれない。
エアコンも一つですむので経済的にも良い。
みんなが集まるので、この冬などは光熱費がその分他の家よりも安く済んでいるのではないでしょうか。
キッチンから家族の様子が確認できる
1階をリビングのみにすると、キッチンから家族の様子が確認できます。
リビングやキッチン、ダイニングが1つの空間にあるので、家族がどこにいてもキッチンから目が届きやすいためです。
子どもたちがリビングやダイニングで勉強したり、遊んでいたりするときにも目の届く範囲にいるので安心できそうですね。
先輩たちの口コミ
キッチンで料理をしながら子どもたちの動きを把握することができるというメリットがあります。子どもたちはリビングの中でしか移動しないので、ワンオペでも目が届きやすいのが良いと思います。
1階がリビングのみでも後悔しない!よくあるメリットとデメリットを再確認
- 開放感のあるリビングになる
- 家族だんらんの時間が増える
- 掃除がラク
- のびのびと安全に過ごせる
- 空間にメリハリがつく
- 光熱費が安くすむ場合がある
- キッチンから家族の様子が確認できる
- 光熱費が高くなる
- 介護や病気のときに階段が負担になる
- モノの一時置き場がない
- 掃除が大変
- プライバシーを確保しにくい
- 初期費用が高くなる
- 広すぎて寒々しいリビングになる
- 耐震性が低くなる場合がある
1階をリビングのみにする最大のメリットは「家族も来客も快適に過ごせる」ことです。
広々としたリビングなら、家族だんらんの時間が増えますし、来客があっても圧迫感を感じることなく快適に過ごせます。
メリットとデメリットをよく確認し、後悔することのないよう家族で話し合ってみると良いかもしれませんね。