リビングトイレの間取りは最悪?後悔しない音対策と見えない工夫

注文住宅で新築の間取りを考える時、トイレはどこに設置しようか悩みますよね。

トイレは頻繁に使うものなのでリビングに近い場所にあると便利なのですが、音や匂いの事も考えるとリビングやダイニングからは遠ざけたい。

けれども狭小なため、リビングトイレを余儀なくされてしまう場合もありますよ。

我が家はリビングトイレにして後悔をしていますが、最悪の事態を避けるた「音対策や設置の工夫次第」では、リビングトイレのメリットを取り入れることができそうよ。

ここではリビングトイレを10年使い続けて感じたメリットとデメリットをお話します。

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リビングトイレの間取りは最悪?我が家の後悔談

まず先にお伝えをしておきますが、わが家のリビングトイレの間取りは最悪でした。

デメリットに感じた理由は次の通り。

リビングにトイレの音が聞こえる。

これに尽きます。

こちらが我が家のトイレまわりの間取りです。

我が家の場合、リビングトイレと言ってもリビングからトイレの中が丸見えになる位置ではないのですが、家の気密性が高いこともあって家じゅうにトイレの音が響くのです。

この「音問題」は生活する上で様々な後悔を生み出しました。

食事中も容赦なくトイレの音がする

具体的な音の話は避けますが…トイレットペーパーをカラカラする音や、流す音はもちろん、ウォッシュレットの音もちゃんと聞こえます。

想像したくもないのにあの個室の中で今どのような状態にあるのか、リアルに想像できてしまうほど。

なんとかテレビが付いているときは音がかき消されて気になりませんが、シンとした状態だとしっかりと音が聞こえてきます。

来客時に最悪な状態に!

お客様はだいたいリビングやダイニングにお通ししますよね。

そうすると使う側も気を使いますが、来客者にも変気を使わせてしまいます。

そんな時はあえて盛り上がる話題を選んだり、テレビをつけっぱなしにするなどホスト側の苦労もはかり知れません。

引き戸だからこそ、さらに音が響いた

我が家のトイレは引き戸です。

引き戸にした理由は間取りのおさまりが良かったからと、この付近にドアが密集してしまったため、開けたときにぶつからないようにするためです。

結果的にトイレの音を最大化する原因を作ってしまいました。

引き戸にするということは、ドアの引き込みが必要な分

壁が薄くなる

ということです。

我が家にはトイレが2つありまして、2階のトイレは普通のドアなのですが、比べてみても引き戸のトイレほど中の音が漏れません。

普通のドアであることも音漏れがしにくい要因の一つでしょうが、壁の厚みのおかげもあります。

さらに、我が家の引き戸はガラガラ音が鳴るので

トイレに入ります!出ました!

アピールがものすごいです。

ここは想像もしていなかったのですが、トイレに入るたびに「ガラガラ」音がするの耳障りに感じてしまいます。

リビングトイレのメリット

ここまでさんざん後悔談を放ってきたので今さらメリットをお伝えしても、響かないかもしれませんね…。

とはいえやはり、リビングトイレにもメリットはたくさんあるんですよ。

トイレがリビングから近いほうが子育てはラク

我が家がリビングから近いところにした理由の一つに「子供が入りやすい」という点がありました。

当時はちょうどトイレトレーニングの時期でしたので、この時期は親の見が届く場所だったこともあり、親が毎度トイレまでついていかなくても大丈夫だったというメリットがあります。

トイレをお風呂に近づけやすい

お風呂の前にトイレに行く方は多いと思います。

我が家の場合、トイレを済ませた後に、脱衣所兼洗面所を通りお風呂に入る流れです。

玄関にトイレを設置する家も多いですが、玄関ドアを開けてトイレに行く動線に比べれば利用しやすいですよね。

冬場もトイレが暖かい

どんなに高断熱な家とは言えども、玄関が家の中で一番寒い場所になってしまうのは仕方のないことです。

よく使うトイレが玄関にあると、寒くて行くのがおっくうになってしまうということもあるのです。

ですがリビングトイレならば、一番暖かいリビングに近い位置にあるので暖たまりやすく、寒さが気にならなくなるのです。

リビングトイレの音対策

リビングトイレにする場合、一番問題になるのが音問題だと私は断言します。

できればくつろげるリビングやダイニングで、トイレの音は聞きたくないものです。

そこで長年リビングトイレを経験している私が思った「こうしておけば良かった!」と思うことをお伝えします。

流す音が静かなトイレを選ぶべし

我が家の場合、「標準トイレ」と言われる住宅メーカー側が指定するトイレをそのまま設置しました。

トイレによって流す音の大きさに違いがあるということを知らなかった…。

家を建てる当時は予算の事で頭がいっぱいでした。

標準で付けれて追加料金がかからないならば!とトイレの種類について深く考えることをしなかったんですね。

おかげで今これだけ「音問題」に頭を悩ませているわけですから、静音仕様のトイレを選ぶべきだったと後悔しています。

カラカラ音の出ないトイレットペーパーホルダや紙

トイレの音問題は流す音だけではありません。

トイレの紙を巻き上げる「カラカラ」とした音も、非常に不快な音ですよね。

ですがトイレのカラカラはトイレットペーパーホルダや、芯のないトイレットペーパーを選ぶことで音を小さくできますので、すぐに対策できそうですね。

隙間テープを使う

音漏れは、壁の薄さやドアの作りによっても音の伝わり方が変わってきます。

隙間風を防止する隙間テープをトイレのドアの隙間に貼ることで、少しだけですが音の軽減に役立ちます。

リビングトイレの目隠し対策

リビングトイレにする場合、リビングからトイレの中が丸見えになってしまう事態も起こり得ます。

特に子供が使った後は「トイレのドアが開けっ放しになりがち」なんてこともあるんですよね。

そんな事態を避けるために、トイレにドアクローザーを設置してみてはいかがでしょうか?

我が家では寒さ対策のため、玄関の内ドアにドアクローザーを設置しています。

こうすることで家中の「ドアの開けっ放し問題」が解決しますよ。

設置方法はこちらで詳しく書いています。

⇒引き戸の自動化は簡単だった!10分で取り付けクローザーを紹介

リビングトイレでも音対策目隠し対策で快適に

出来ればリビングトイレは避けたいけれど、どうしてもリビングトイレになってしまう。

小さな子供や高齢者がいるのでリビングトイレを希望!なんて場合は、リビングトイレのデメリットになる「音対策」「目隠し対策」を積極的に取り入れましょう。

  • 引き戸は避ける
  • 隙間テープを活用
  • 音がしづらいトイレっとペーパーホルダーを選ぶ
  • 秦のないトイレットペーパーにする

「音対策」「目隠し対策」ををすることでメリットを生かして生活できそうです。

トイレはどこがいい?よくある3つの配置場所の特徴を比較

トイレの設置場所としてよくあるのが次の3つです。

  • 玄関フロア近く
  • 洗面所の近く
  • LDKの近く

それぞれのトイレの場所の問題点や使いやすさ、を7つの視点から比較してみます。

トイレの設置場所玄関フロア近く洗面所近くLDK近く
ニオイや音の伝わり
来客者に貸しやすい
お風呂前の使用
トイレの暑さ・寒さ
出かける前・帰宅時
小さな子どもの使いやすさ
ふだん落ち着いて利用できるか
玄関先での来客時の利用
  • 使いやすさ重視ならLDK近く
  • 効率化を図るなら洗面所近く
  • プライベート空間を守りたいなら玄関

といった感じでしょうか?

それぞれにメリットデメリットはつきものですが、自分たちが重視したいポイントはどこか?を確認してトイレを配置すると後悔が少なくなりそうですね。

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