洗面台を廊下に配置したら後悔する?よくあるメリットとデメリット

最近は廊下に洗面台をおく間取りが流行っているみたいだけど、使い勝手が悪いのは避けたい。
廊下に洗面台を置くメリットとデメリットが知りたいゾ。

近年、感染症対策として「洗面台を廊下に設置する」間取りが増えてきていますね。

動線上に洗面台をおくことで実用的である一方、知っておきたい注意点もいくつかあります。

このページでは洗面台を廊下に設置するメリットとデメリットをまとめています。

洗面所を廊下に設置するメリットデメリット
メリット
  • 2階にも設置しやすい
  • スペースを有効活用できる
  • 帰宅後すぐに手を洗える
  • 家族が入浴中でも使える
  • 来客時も気兼ねなく使ってもらえる
  • 湿気が溜まりにくい
  • 朝も混雑しにくい
デメリット
  • 廊下が通りにくくなる
  • 音がうるさい
  • 人目が気になる
  • 水ハネが気になる
  • 生活感が出てしまう
  • 洗濯機までの距離が遠い
  • 掃除が面倒
  • 冷暖房が効かない
タップできる目次

洗面台を廊下に設置するデメリット8つ

  1. 廊下が通りにくくなる
  2. 音がうるさい
  3. 人目が気になる
  4. 水ハネが気になる
  5. 生活感が出てしまう
  6. 洗濯機までの距離が遠い
  7. 掃除が面倒
  8. 冷暖房が効かない

廊下が通りにくくなる

洗面台を廊下に設置すると、廊下が通りにくくなることがあります

廊下は通路としての役割がメインとなるため、「かがんで洗面台を使用していると他の人が後ろを通れない」「洗面台が大きく圧迫感がある」といったことになりがちです。

廊下に洗面台を置きたい場合は、十分なスペースを確保できるか事前に確認しておく必要がありそうです。

先輩たちの口コミ

大きさに制約があったため、奥行きが確保できていなくて、顔を洗う時に頭を下げると鏡にあたりそうになって窮屈です。

音がうるさい

洗面台を廊下に設置すると、音がうるさいと感じるかもしれません

廊下にある洗面台は、各部屋と壁やドア1枚でしか仕切られておらず、音が筒抜けになるためです。手を洗う時の水の音やドライヤーを使用する音が各部屋にまで響いてしまうことも。

特に寝室やリビングに近い場所に設置すると、洗面台を使用する時間帯に気を遣ってしまいそうですね。

先輩たちの口コミ

囲われていないので、早朝や深夜など他の家族に気を遣います。特にドライヤーを使うと音が丸聞こえなので、時間帯によっては使えません。

音がうるさいです。ドライヤーなど、音が大きいので他の部屋まで聞こえてしまってテレビの音などを邪魔してしまうので、ドアがあればよかったなと思います。

深夜とかにトイレに起きて洗面台で手を洗ったりすると音が響いて気になることがあります

洗面所の設置の場所に私の部屋があるので主人が遅く帰ったり、お客さんが遅く洗面所を使うと水の音がうるさくて目が覚めたりするのがデメリットです。

人目が気になる

洗面台を廊下に設置すると、人目が気になるという方も多いです。

廊下なのでほかの家族が通ることもあり、壁に囲まれていないので心理的にも落ち着かないかもしれません。

特に洗面台でメイクをする方は、過程をみられてしまうのに抵抗を感じる方も多いでしょう。

来客時には極力音を立てないように遠慮しながら使う、あるいはお客様が帰ってから使うことになりそうです。

先輩たちの口コミ

ほかの人が来られた時に、洗面台が使いにくいことです。人目を気にしてしまうので、どうしても使いたくても使いにくい状況です。お客様が帰ってから洗面台を使うようにしています。

廊下という通路に設置しているので、人通りが多く落ち着きません

水ハネが気になる

洗面台を廊下に設置すると、どうしても水ハネが気になりがちです。

洗面台では手を洗うだけではありません。顔を洗ったり、洗濯物を手洗いしたりと使う中で、予想以上に床や壁に水が飛び散ることがあります。

水ハネをそのまま放置しておくと、カビが生えてしまい家が傷む原因になりかねません。

床材や壁紙の防水対策をすることも大切ですが、「水が飛び散ったらすぐに拭く」習慣をつけたいところです。

先輩たちの口コミ

廊下に水が垂れている事が度々有ります。その度に掃除をしてますが結構ストレスになります。手は清潔になりますが廊下が不衛生になってしまう事はデメリットです。

廊下の床の無垢材に水が飛び散り、こまめに拭き取ったりマットをひいたりして水濡れに気をつける必要があります。水濡れのままにしておくと滑って転びやすくなり、また、床のシミにもなります。

洗面台の床が廊下と同じものが使われているので防水性がなく、洗った手を拭くときに水滴が床に落ちないように気を使う必要があることです。

廊下として使うことをメインに考えていたので、洗面台の周りの床をクッションフロアにしておらず、周りの壁も防水になっていないため、水はねによる劣化が気になっています。

生活感が出てしまう

洗面台を廊下に設置すると、生活感が出やすいこともデメリットの一つと言えます

洗面台には歯ブラシ・ドライヤー・ハンドソープなど身支度を整えるモノが多くなりがちです。洗面台自体の収納力が足りないと、廊下では隠すことが難しく目につく場所に置くしかありません

家族だけでなくお客さまも通る廊下だからこそ、なるべくなら生活感をださないようにしたいですね。

先輩たちの口コミ

洗面用品が丸見えで廊下がごちゃごちゃして見えることです。インテリアとしてなじまず浮いて見えます。

水廻りの物が廊下にむき出しで設置してあるので生活感が出てしまいます。洗面室として扉で仕切ったほうが良かったのかなとも思います。

資金面の関係で、デザイン的にそれほどお洒落ではない物になったのもあり、生活感が出てしまうのが難点です。

洗濯機までの距離が遠い

洗面台を廊下に設置すると、洗濯機までの距離が遠くなり不便に感じるかもしれません。

汚れのひどい衣類を洗面台で予洗いするときや、子どもの上靴を洗って脱水だけ洗濯機で行うといった場合、洗濯機まで距離があると絞り切れずに残った水が床にしたたり落ちてしまいます。

洗濯物を持ちながら洗面台と洗濯機を往復するのも面倒ですよね。

先輩たちの口コミ

洗濯物で手洗いしたいものがある時に、洗濯場と距離が少し離れているので移動がめんどくさいです。

掃除が面倒

洗面台を廊下に設置すると、掃除が面倒に感じる方も多いようです。

廊下にある洗面台は、来客時にも目につきやすく毎日の掃除や片付けがかかせません。

蛇口や鏡に水アカがついていたり、大量の髪の毛が床に落ちていたりすると、掃除が行き届いていない清潔感のない家と断定されかねません。

先輩たちの口コミ

あまり使わない2階の廊下にある洗面台を掃除するのが億劫になります。手拭き用タオルの交換も忘れがちなので、マメに管理出来る方のほうがおすすめです。

水垢や水滴が落ちやすく、毎日きれいにしておかないとすぐに水垢汚れが目立ちます。目に見えるところに設置してあるので余計に気をつけなければならないと思いました。

掃除の際床が濡れていると、埃がしけって掃除機で取れないのが面倒。やはり水滴が廊下ついてしまうので、いちいち拭き掃除するのが面倒。

冷暖房が効かない

洗面台を廊下に設置すると、冷暖房が効きにくくなります。

全館空調の住宅でないかぎり廊下にまで冷暖房設備を付ける方は少なく、各部屋の空調を頼りにするしかありません。

特に冬の廊下は底冷えするので快適な環境とは言い難く、洗面台用に暖房器具が必要になりそうですね。

先輩たちの口コミ

冬は寒いので、歯磨きの時はつい、リビングに行って磨いてしまうことです。

扉もないので冬は特に空気が冷たく風邪をひきそうになります

冷房暖房が効かず、冬の時期は廊下に出るたびとても寒い思いをしていした点がデメリットです。暖房器具を置くことで解決しましたが、廊下なので冷えます。

洗面台を廊下に設置するメリット7つ

  1. 2階にも設置しやすい
  2. スペースを有効活用できる
  3. 帰宅後すぐに手を洗える
  4. 家族が入浴中でも使える
  5. 来客時も気兼ねなく使ってもらえる
  6. 湿気が溜まりにくい
  7. 朝も混雑しにくい

2階にも設置しやすい

洗面台を廊下に置く間取りにすると、2階にも洗面台を設置しやすくなります

廊下なら間取りやスペースに余裕がない2階でも取り入れやすいからです。

2階にセカンド洗面台があれば、わざわざ1階の洗面台まで行く必要がないのでより快適な生活をおくれそうですね。

先輩たちの口コミ

2階のトイレの横にありますが、手を洗ったり夜中に水を飲んだり使いたい場所にあることによって手間も時間も省くことができます

我が家は、お風呂を2階に設置したので、洗面台は別途作る必要があったので廊下に作りました。必ず通る場所にあるので、つけてよかったです。

2階にも小さくてよいので洗面台を付けたいと要望し、その時には間取りがほぼ決まっていましたが、廊下ならつけることができました。

私の部屋が2階なので普段は2階でコーヒーカップとか洗えるので良いです。夜もお茶、コーヒーのお湯を沸かすのにわざわざ一階に行かないので楽です。

スペースを有効活用できる

洗面台を廊下に設置すると、スペースを有効活用できます

本来、廊下には移動用の通路としての役割しかありませんが、洗面台を設置することで多くの役割を兼ねることができます。

狭小住宅やコンパクトな間取りなら、ムダなくスペースを活用できるのは嬉しいですよね。

先輩たちの口コミ

我が家は専用のスペースを取ることが間取り的に難しかったのですが、廊下に設置することでスペース的には半分以下に減らすことができたのではないかと思います。

廊下は通路としてなくてはならないがデッドスペースでもあるので、狭小住宅のため無駄なスペースを極力省くことが必要だったのでその分ほかのスペースに割り充てることができました。

洗面所というスペースを作らなくて良かったのでその分コストがダウンします。加えて、そのスペースを自由に使えることが良かったと思います。

帰宅後すぐに手を洗える

洗面台を廊下に設置すると、帰宅してからすぐに手洗いやうがいができます

廊下に洗面台があれば、洗面所のドアを開けるワンクッションも不要なので、ドアノブや扉などの余計な部分を触ることもなく衛生的です。

小さな子どもでも帰宅後の手洗いやうがいが習慣化しやすくなりますね

先輩たちの口コミ

どの部屋にいてもわりと近くに洗面台があるのですぐに使えて使いやすい。

リビングに入る前に必ず洗面台の前を通るので、子どもに何回か手を洗うよう言うと自然と自分から手を洗うようになりました。

コロナ禍も有り、会社から帰宅した際や子供が学校から帰宅して、直ぐに手を洗える事です。子供にとっては手を洗う事が習慣付け出来るのも良かったと思います。

手がすごく汚れている時でも、汚れをリビングに持ち込まなくて済むので良いです。

家族が入浴中でも使える

洗面台を廊下に設置すると、家族が入浴中でも気兼ねなく洗面台が使えます

脱衣所と洗面台がそれぞれ分かれているので、家族が入浴中の場合でも「待つ」というムダな時間が発生しません。

年ごろの子どもがいると何かと気を遣いますが、廊下なら使いたいときに洗面台が使えますね。

先輩たちの口コミ

脱衣所と一体化すると、子供たちが成長したときにプライバシーがなくなってしまうと思ったので別にしてよかった。

他の家族が入浴中でも洗面台を使用できるので、生活リズムの違う大人と子供でお互いに使いたい時に使えない、という事があまりないのは良いです。

家族の入浴時など使いにくいときなどは、別でよかったなぁっと思っています。

来客時も気兼ねなく使ってもらえる

洗面台を廊下に設置すると、お客様にも使ってもらいやすくなります。

自宅にお邪魔した際、プライベートな空間である脱衣所はなかなか入りにくいもの。手を洗いたくても言いだしにくいと感じる方もいるでしょう。

その点、目につきやすい導線上に洗面台があればお客様側も使っていいか、聞きやすくなりますね。

先輩たちの口コミ

来客が来たときに脱衣所を見られないですむのでよかったです。

来客に自然に手を洗ってもらえるため、感染対策がしやすく角が立ちません

2階廊下に洗面台があると、ゲストを泊めるときなども階段を降りる手間や深夜の物音を気にせず洗面や歯磨きが出来るので便利です。

湿気が溜まりにくい

洗面台を廊下に設置すると、湿気が溜まりにくいと言えます

浴室の隣に設置されることが多い洗面脱衣所は、閉め切ってつかうことが多くどうしても湿気がたまりやすくなります。

一方、廊下に洗面台を置けば、浴室からも離れているので湿気の心配がありません。部屋のように囲われていないので、通気性も良くなりますね。

先輩たちの口コミ

廊下にあることで通気が比較的良いところです。開放感もあります

朝も混雑しにくい

洗面台を廊下に設置すると、忙しい朝の時間帯も混雑しにくくなります。

壁で仕切られている洗面脱衣所の場合、ほかの人が洗面台を使用中に同じ空間にいると窮屈に感じてしまいがち。

廊下にある洗面台なら、人の入れ替わりもしやすく混みあう時間帯もスムーズに使えますね。

先輩たちの口コミ

子どもが朝コンタクトをつけたり髪をセットするのを分散してできるので、助かっています。

洗面台を廊下に配置して後悔しない!メリットとデメリットを再確認

洗面所を廊下に設置するメリットデメリット
メリット
  • 2階にも設置しやすい
  • スペースを有効活用できる
  • 帰宅後すぐに手を洗える
  • 家族が入浴中でも使える
  • 来客時も気兼ねなく使ってもらえる
  • 湿気が溜まりにくい
  • 朝も混雑しにくい
デメリット
  • 廊下が通りにくくなる
  • 音がうるさい
  • 人目が気になる
  • 水ハネが気になる
  • 生活感が出てしまう
  • 洗濯機までの距離が遠い
  • 掃除が面倒
  • 冷暖房が効かない

洗面台を廊下に設置する最大のメリットは「プライバシーを確保できる」ことです。

廊下に洗面台があれば家族が入浴中でも気兼ねなく使うことができますし、お客様に生活感が出やすい脱衣所を見られることもありません。

デメリットをカバーできるメリットがあるかどうか?家族で話し合い、後悔のない家づくりを目指したいですね。

タップできる目次