玄関の窓で後悔した人は34%!失敗パターン8つと先輩施主の口コミ

玄関に窓は必要なのかな?明るい玄関になるのは良いけど、そこに潜んだデメリットがるなら知っておきたい。みんなはどんなポイントで失敗したと感じているんだろう。

新築で注文住宅を建てた先輩施主100人に「玄関の窓」で後悔ポイントはあるか?のアンケートを取りました。

「後悔がある」と回答したのは全体の34%

3軒に1軒の割合で、玄関の窓に効果ポイントがあるようですね。

玄関の窓にまつわる後悔のポイントは、主に次の3つでした。

  • 窓の形状や位置
  • 玄関の明るさへの影響
  • 換気の問題

このページでは、先輩施主たちから集めた玄関の窓で後悔しがちな「よくある失敗ポイント」をまとめています。

今後、玄関の窓をどのように採用するかの参考にしてください。

新築の窓で後悔しやすいエリアを知りたい方は、こちらの「新築の窓で後悔しやすい場所ランキング!よくある失敗ポイント5つ」の記事をご覧ください。

調査概要

調査期間:2022年8月
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:注文住宅を建てたことのある男女
サンプル数:100人

\家は未完成でも日当たりはわかる/

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玄関に窓を付けた家は全体の74%!つけても、つけなくても後悔は残る

Q.玄関に窓はつけましたか?

玄関に窓を付けた人は全体の74%。ほとんどの注文住宅で玄関に窓を採用していることが分かります。

さらに後悔ポイントを聞くと「窓をつけても、つけなくても」後悔ポイントはあるようで

  • 窓をつけたから後悔無し!
  • 窓をつけなかったから後悔無し!

という単純なことではなさそうです。

玄関の窓でよくある後悔ポイントは次の9つ。

次からの章では、これらの玄関の窓に関する後悔ポイントについて詳しくお伝えするとともに、先輩施主たちの現場で起こったリアルな体験談をお送りいたします。

玄関の窓にまつわる後悔ポイントを感じている人は全体のうち34%

Q.玄関の窓について後悔ポイントはありますか?

窓をつけた家で後悔ポイントを感じた人は「22%」、窓をつけなかった家で後悔を感じた家は「12%」でした。

合わせると「玄関の窓」の後悔ポイントがある人は全体の34%でした。

窓をつけても、つけなくても、後悔に感じるポイントはあるようです。

窓をつけなかった後悔ポイントのほとんどが「窓が無いこと」ではありますが、窓をつけたとしても大きさや配置で窓に後悔を感じているようです。

玄関の窓でよくある後悔ポイント8つ

玄関の窓を付けてもつけなくても、後悔ポイントはあるようでして…。

窓を付けなかった人の後悔は「窓を付ければよかった」というものですが、窓を付けた人も「もっとこうすればよかった」という後悔があるようです。

玄関の窓の後悔1位「明るさ」

ただ窓をとりつけただけでは、期待していた明るさの玄関にならないこともあります。

なぜなら玄関の明るさは、窓の位置や方角、大きさや形によって変わるからです。

玄関が暗すぎる・明るすぎるといった理由で後悔する方は少なくありません。それだけ玄関の明るさというのは、図面を見ただけでは判断するのが難しいんですね。

外から見えないようにと曇りガラスにした。そのせいなのか暗い。日中でも玄関先で物を書かなければいけない時は、電気をつける。透明だと外から見えるから仕方がないとあきらめている。

逆光になってしまうので、玄関にある全身鏡が見えづらいのがデメリットでした。また日差しが入ってくるので、夏になると玄関に出ている靴が熱くなってしまうのが残念ですね。

玄関ドアにガラスがあるタイプなので光が入ると予想していたのですが、想像よりずっと暗いです。玄関から続く廊下に窓があり、そこからの光で靴などはなんとか視認出来ますが、家の顔とも言える玄関が薄暗いとあまり気持ち良くはありません。玄関の正面に窓がくるように設計するか、玄関内に小窓を付ければよかったと思っています。

住宅メーカーの図面になかったことにも気づかず建築してしまいました。暗い玄関となっただけでなく、窓が無いことで空気の入れ替えができず匂いがこもってしまうことに後悔しています。

玄関の窓の後悔2位「換気ができない」

靴や雨具を収納する場でもある玄関は、臭いや湿気がこもりやすく十分な換気が必要です。

ただし換気ができるかどうかは、間取り図を見ているだけでは想像しにくいもの。実際に暮らしてみて初めてわかることが多いですよね。

窓をつけても、取付位置や種類によって想像以上に換気ができないといったケースもあるのです。

玄関を北側にしたため、暗くなると判断して、ドアの横に小さ目の曇りガラスの窓を付けました。付けたことで暗くはないですが、開かないタイプにしてしまったので、全く換気ができない状態に。開閉式にすれば良かったと後悔しました。

玄関に窓について後悔をしているのは、換気がしにくいことです。しっかり開かないので、空気の入れ替えをしっかり行うことができません。換気がしやすい窓にすれば良かったです。

玄関のタイルを掃除したいけど、窓がないから水を撒いても空気が循環しないので乾かない。ドアを開けっ放しにすると防犯上危ないし、田舎なので虫が入ってき放題で困る。更に暗いのも悩みです。

玄関の窓の後悔3位「掃除が大変」

玄関の窓を考える際、「掃除のしやすさ」は見落としがちなポイント。

例えば、採光や防犯の観点から高い位置に窓をつける方も多いのですが、掃除をするとなると大変ですよね。高所での作業は不安定ですし、いちいち脚立を取り出すのも面倒です。

玄関は外からの人の目に留まりやすい場所。窓が汚れたままでは家の第一印象も悪くなってしまいます。

私の家の玄関は日当たり・風通しが悪く、玄関の高い場所に付けてしまった明り取り。換気のための小窓は、スグにカビる。高い場所のため掃除するには脚立がいる。その脚立を掃除の度に取りに行くのは面倒なため、玄関に置いておくと見栄えが悪い。小窓を外から拭いていると、隣の犬がメッチャ吠える。

玄関に窓がある家に住んだことがなかったので、こんなに玄関の窓が汚れるものだとは思いませんでした。雨や風の影響ですぐに汚れます。しかも、高い位置に窓をつけたせいで気軽に掃除ができません。私の場合は2日に1回は脚立を使って拭き掃除をしており、正直言ってかなり面倒です。こんなことなら、窓はつけない方がよかったかもしれません。

窓の大きさで後悔

玄関にあった窓の大きさを選ぶのは難しいものです。 

窓は小さすぎると光が取り込めない、風が通らないといったことがあります。では、大きければいいのかといえばそうではありません。                           

明るく開放的な玄関にしたいがために窓を大きくすると、外から家の中が丸見えになる、断熱性が下がるので暑くなりやすいといった側面もあります。

子供が多い家庭です。とにかく換気が出来ないと菌が繁殖して臭いが玄関に充満します。消臭剤のCMを見て購入しましたが臭いの勝ちです。換気さえしっかり出来れば湿気が無くなります。窓は大きく、最低でも風の出入り口となるように二箇所はあった方が良かったなぁと後悔しております。

換気もできるかと思い窓をつけました。意外に大きすぎて閉め忘れて出かけてしまうと泥棒に入られてしまう位置にあるので、もっと位置を上のほうにするか、小さい窓にすればよかったと後悔しています。網戸がついていますが、玄関まわりの灯りで虫が入りやすいです。

窓の配置で後悔

窓の配置を考えずに取り付けて失敗したと感じるパターンがあります。

窓をつけるとなると、光の入り方など玄関の明るさの視点で確認しがちです。しかし、窓には空気の流れやプライバシーの確保、日々の手入れのしやすさなど考えることはたくさんあります。

用途に合わせて配置しないと、せっかく窓をつけても「なんだか使いにくい」「結局使っていない」と後悔してしまう可能性があります。

玄関の窓は縦長についています。デザイン性があると思いそれにしたのですが、上にある窓は開けることもできないし、掃除をすることもできないので汚れて困ります。

玄関ドア真上に吹抜けに開かない窓がついていますが、換気できないし掃除がしずらいので後悔しています。もう一つ、西側についた窓がありますが、西日がとても眩しくドアを閉めないとリビングにまで差し込んで来るので、もう少し位置を変えた方がよかったかなと思っています。

防犯上気になる

玄関に窓をつけるデメリットとして、「防犯機能の低下」があげられます。

窓の外から家の中をのぞかれてしまうだけでなく、ガラスを割って不審者が侵入してくる危険も伴います。

警視庁の調べによると戸建て住宅の場合、泥棒が入り込むのは「窓から」が6割という結果もでているほど。鍵をしているから、といっても安心してはいられません。

私が付けた窓は縦長の窓を3つ取り付けましたがレバーを回転させるタイプのもので鍵が付いていない。人は入れない広さの窓だが、鍵が無いため防犯上の懸念がある。しかし、無かったら暗くて後悔してそうな気がするしどのような設計が正解だったが未だにわからない。

すりガラスと内側に飾り風の鉄柵で、窓は開かない状態で玄関扉の横にあります。訪問者がすりガラス越しに中の人気を感じ取れる点が失敗したと思っています。

付けたくてもつけられなかった

間取りによっては、窓を付けたくてもつけられないことがあります。

玄関に窓をつけるということは、ある程度広さが必要です。窓をつけると壁がなくなる分、収納スペースが減ることにもつながります。

他にも、玄関が出入口以外は部屋に囲まれている、お隣の家との距離が近いといったことも考えられます。

窓を付けたくてもつけられませんでした。新築なのに玄関および玄関からリビングまでの廊下がとにかく暗い。友人を家に招待したときに「なんか暗いね」と言われてショックだった。間取り的に窓は無理でも、ライトをもっと明るいものにしたり玄関を広くとったりなど、もっと工夫をすればよかった。

めったに開けることが無い

せっかく玄関に窓をつけても、めったに開けないという声もあります。

玄関の窓は、他の部屋の窓と違って開ける機会もそう多くはありません。窓を開けて外の景色を眺める、なんてことも少ないでしょう。

開けたままにしておくと防犯上気になりますし、手の届かないような位置では窓を開けるのにも一苦労です。

数年前に注文住宅で建てたのですが、玄関に窓をつけてしまいました。結果的に問題はなさそうですが、めったに開けることはありません。しかも玄関に窓があるという事は、防犯上あまり良くないのではないかと思ってしまいます。

玄関の窓に関する後悔ポイント無し!の先輩施主の口コミを集めました

玄関の窓について後悔無し!と語る先輩施主たちの声を集めました。

玄関の窓の有無、配置や大きさなどその形態に関する成功談が多いようです。

玄関に窓を付けた人の成功談

朝の日差しが心地よく、玄関が朝からパッと明るいので、通勤前に気持ちが良い。また、玄関のみの換気が容易にできるので、靴の嫌な匂いがこもる事なく、快適に使用できる。

照明をつけなくてもできるだけ明るくと思い、窓をつけました。昼間は電気をつける必要がほとんどなく、天気の悪い日くらいですんでいます。窓をつけると窓縁ができるので、観葉植物を置いたりできるので便利です。

照明をつけなくてもできるだけ明るくと思い、窓をつけました。昼間は電気をつける必要がほとんどなく、天気の悪い日くらいですんでいます。窓をつけると窓縁ができるので、観葉植物を置いたりできるので便利です。

玄関に窓を付けなかった人の成功談

採光は玄関に窓をつけなくても2階のLDKの大開口および天窓から可能。都市部住宅街の一角という立地で庭もないため、なによりプライバシー確保を優先して玄関に窓はない。

窓があると外から見えてしまいプライバシーや防犯の面で心配だったのでつけませんでした。つけなかったので玄関からの出入りの際に無駄に気を使わずにすんでいるのでつけなくてよかったと思っています。

玄関扉が西南側に位置するので、熱を遮断するためにあえて窓をつけませんでした。確かに昼でも薄暗いですが特に困っていません。物が日焼けするのも嫌だったし、玄関開けたらすぐ道路なので外からの視線も気になるので窓はつけなくて良かったと思います。

「玄関の窓」にまつわるメリットとデメリット相対表

注文住宅の間取りを考えるうえでよく起こりがちなのが、メリットの裏返しがデメリットにつながること。

デメリットを超えた先にメリットがあるということです。

次の相対関係を確認しつつ、デメリットを許容できるかどうか間取り作成の参考にしてください。

玄関の窓メリット相対リビング階段のデメリット
玄関が明るい配置や大きさによっては暑すぎる
窓枠に物が置ける掃除が大変
換気ができる防犯上、窓があると気になる

良いとこ取りが難しい間取り作り。

「こっちを立てればあっちが立たず」は日常茶飯事ですよね。

時には妥協も交えつつ、デメリットを超えるメリットを見つけることが重要です。

「ちょうどいい加減」は見つかりそうですか?

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