新築で注文住宅を建てるとき、勝手口って必要なの?って思いませんか?
使っている人の話を聞くと便利そうなこと言ってるけども、実際のところどうなんだろうって思いますよね?
わが家が11年間使い続けてきた結果、現在の姿を見れば必要無いって思うかも。
あってもいいけど使いにくい勝手口ならないほうが良い!ってお話をします。
勝手口を含めたキッチンの窓の後悔ポイントについては、こちらの「キッチンの窓で失敗した人は66%!後悔パターン9つと先輩施主の口コミ」が参考になります。
\未完成の家でも日当たりを知る方法/
勝手口は必要だった?いらなかった理由は?
わが家が11年勝手口を使ってきた結果、「いらなかった」と結論付けた理由を述べていこうと思います。
とはいえ、わが家が要らなかっただけで、あったらとても便利!って家もあるのは事実です。
その違いは何かというと、「勝手口のメリットは、あなたの家に必要なのか?」という点です。
そこで勝手口のメリットを元に、わが家の失敗例を重ねてみていきましょう。
勝手口が必要に感じるメリット3つ
勝手口のメリットとして、一般的にあげられるものは次の3つではないでしょうか?
- 買い物したものをすぐに取り込める
- ゴミをすぐに出し入れできる
- 庭への行き来がしやすい
ひとつずつ見ていきましょう。
買い物したものをすぐに取り込める
キッチン脇に設置されることが多い勝手口。
買ってきた食材を持ち運ぶのに便利!なんて話しをよく聞きます。
買ってきた食材をすぐに冷蔵庫に入れられるなんて、とても便利ですよね。
昔の玄関はお客様用とされていたようで、別に勝手口を設けるお宅が多かったようですが、我が家のような狭い家では全くその必要性を感じませんでした。
勝手口を設けても駐車スペースとキッチンが離れている間取りなため、結局は玄関から運ぶのと距離がほとんど変わりません。
勝手口は駐車スペースに近く、キッチンが出し入れできる場合はとてもメリットになりそうですね。
ゴミをすぐに出し入れできる
今は昔に比べゴミ分別種類も多く、缶や瓶などを保管する大きなスペースが必要になります。
我が家も入居当初は、勝手口にデッキを設け、缶や瓶、燃えないゴミなどをストックできる、ストッカーを外にいくつか設置していました。
それはそれで重宝していたんですが、困ったのは雨の日。
勝手口に庇や屋根がないと、開けるたびに体が濡れてしまうのです。
勝手口に屋根や庇は必要です。
勝手口にサンダルを置く家も多いようですが、小さい庇を作っても、雨に濡れまくるので大きな屋根じゃないと実用性がありません。
そこで屋根がない我が家が考えたのは、デッキで屋根を付ける方法でした。
最初のうちは便利に使っていたのですが、のちに厄介な災いをもたらせました。
屋根に落ちた雨が跳ね返り、外壁が汚れてカビや劣化の原因になってしまったのです。
屋根って砂ぼこりで結構汚れているんですよね。特にうちの場合は北側だったのでジメジメしていたんですよ。
さらに家屋の雨が勝手口側に落ちる構造なので、ガンガン外壁を汚し放題でした。
「ダメだこりゃ!」と撤去した、というわけです。
便利に使うはずだった勝手口のせいで、メンテナンスが大変なことに気づきまして、ゴミ置き場として使うのを諦めました。
庭への行き来がしやすい
庭で家庭菜園をしていると、勝手口があれば水やりの出入りがしやすいかもしれません。
ですが庭に出入りできる窓や掃き出し窓があるならば、その役割を十分に果たせます。
一軒家ってマンションやアパートと違って、家からの出入りがしやすい点がメリットだとは思うんですが、靴の置き場などを考えているうちに、結局は玄関から出入りするほうが効率的だったりするんです。
掃き出し窓から出入りするにはデッキも必要になってきますしね。
わが家もデッキを設置しましたが、メンテナンスが大変になって結局10年で取り壊しました。
勝手口は必要なのか?いらなかったわが家のまとめ
勝手口が必要かどうか、それはメリットを活かしきれる家かどうか?にかかっています。
勝手口はドアですから、玄関以外に出入りできる便利な場所です。
そのメリットを充分に活かせそうな間取りだったり、活用を出来そうならば、ぜひ取り入れたほうが良いと思います。
ですがわが家のように中途半端に作ってしまった勝手口だと、メンテナンスが大変でお荷物に感じてしまい「ただの窓」になってしまう可能性がありますよ。
わが家は充分に生かしきれず、勝手口はいらなかったという結論に。
もしあなたの家に、外に出られる掃き出し窓を計画しているならば、勝手口の役割を担うことができそうです。
そのあたりも含めて間取り計画を行うと、後悔の少ない家づくりができそうですね。