キッチンに立ち上がりをつけると何かと便利そうだよね。
調理中の手元のごちゃつきを隠したいけど、実際どうなんだろう?
キッチンに立ち上がりを設置するメリットとデメリットが知りたいゾ。
調理中、ちらかりがちな手元を隠すことができる「キッチンの立ち上がり」。
整理整頓が苦手という人にもおすすめの設備ですが、立ち上がりの高さや使い方によっては後悔ポイントになってしまうかもしれません。
ここではキッチンに立ち上がりを設けるメリットとデメリットをまとめています。
- 手元を隠せる
- 水や油が飛び散りにくい
- 物の置き場所になる
- コンセントを設置できる
- 収納スペースが増える
- 物が落ちる心配がない
- 見た目がおしゃれ
- 圧迫感を感じる
- 掃除に手間がかかる
- 物を置きがちになる
- 家族の様子がわかりにくい
- 高さ選びが難しい
- 見た目がイマイチ
- 費用がかかる
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キッチンに立ち上がりを設置するデメリット7つ
圧迫感を感じる
キッチンに立ち上がりを設置すると、圧迫感を感じることがあります。
立ち上がり部分が高すぎると壁のようになり、キッチンからリビングダイニングへ抜ける視線が遮られてしまうからです。
立ち上がりのないフラットタイプと比べると、同じ面積でもキッチンの中が窮屈に感じそうですよね。
先輩たちの口コミ
キッチンに立ち上がりをつけると、圧迫感はどうしても出てしまう気がする。
圧迫感がとってもある点です。つけた時はさほど気にはならなかったんですが、毎日生活するなかでやっぱり圧迫感があるなと。
調味料が隠せるように少し高めに作ってしまったので、少し圧迫感を感じる。収納に困るかもしれないが、ない方がリビングと一体感があって広く見えたかもしれないと思うこともある
高さを出すと空間に圧迫感や仕切られた感がかなり出てしまうこと。
掃除に手間がかかる
キッチンに立ち上がりを設置すると、掃除の手間が増えます。
立ち上がりは水しぶきや油ハネといった汚れがつきやすく、定期的な掃除がかかせません。
掃除を怠ると溜まったほこりと油が混ざり、ガンコ汚れとなって落とすのに苦労するでしょう。
いくら限られたスペースとはいえ、掃除をする箇所が増えてしまうのは面倒ですよね。
先輩たちの口コミ
流しの周りの小物やケトル、洗剤類などを片づけてキッチン台を拭こうとすると、立ち上がりの隅にホコリがたまっていたり、台だけではなく立ち上がりの上も掃除しないといけないことです。もしこれがフラットな台なら、一気に拭けることが出来るのになと思います。
立ち上がり部分が汚れやすいこと。こまめに掃除が必要です。キッチン立ち上がりに机をくっつけているので、拭き掃除が、少し遠くやりにくいです。
物を置きがちになる
キッチンに立ち上がりを設置すると、物を置きがちになるという意見もあります。
立ち上がりがあるとリビング側からは手元が見えないので、作業台が散らかっていてもあまり気にならなくなるためです。
また、立ち上がりの上面にもスペースが生まれることから、郵便物やリモコンなどを置いてしまいがち。
スッキリとさせたくて立ち上がりをつけても、ごちゃごちゃとした生活感がでては本末転倒ですよね。
先輩たちの口コミ
リビングからは分からないのをいいことに、なかなか片づけなくなる。そのためリビングから見た見た目は最高なのに、キッチンから見た側はすごいことになっている。そしていざ片付けようとすると大変。また、立ち上がりの上にもどんどん物が増えていく。
カウンター上が散らかりやすいことはデメリットに感じます。キッチン側も、隠れてしまうが故に、散らかっていてもそのままにしてしまいがちです。
立ち上がりがあるとついつい、物を置いてしまいます。置くところがあるのは便利ですが、毎回片付けないと置いたままにしてしまいます。
リビング側から見えないからいいやと思い掃除もおろそかになり物や調味料がとても増えてごちゃごちゃしてしまう。
家族の様子がわかりにくい
キッチンに立ち上がりを設置すると、家族の様子がわかりにくいことがあります。
立ち上がりが高すぎると、キッチンからリビングダイニングにいる家族の姿が見えづらく、コミュニケーションがとりにくくなります。
目の離せない小さな子どもがいると不便に感じるかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
手元が隠せる程度の高さなので、調理などをしていると周囲の状況が分かりにくいことが多々ある。
私の背が低い方なので、キッチン側にいると、立ち上がりによって、リビング側にいる子どもの様子が見えづらい時があります。
あとはリビングにいる家族との会話しにくい点がデメリットです。
子供がまだ小さいうちはキッチンの立ち上がりのせいでリビングで遊ぶ子どもの姿が見えなくなってしまうので少し不便でした。
高さ選びが難しい
キッチンに立ち上がりを設置すると、高さ選びが難しいと感じるかもしれません。
立ち上がりが高すぎると圧迫感がでやすくなりますが、低すぎると手元が隠れず期待していた効果が得られないことも。
立ち上がりに最適な高さは使う人の身長や使い方によって変わってくるので、じっくりと検討する必要がありそうです。
先輩たちの口コミ
あとは子供が食事を運んでくれるので、少し運びにくい、そういった面ではオープンタイプにすれば食事もその場で食べられるしよかったかなと思います。
高めの立ち上がりがあると料理ができた際などに、キッチンの向かいのダイニングにいる人に料理を渡すのが大変、結局自分で持っていかなければならない。
背が低いので、カウンターに物をおいたりカウンター側にあるコンセントが届きにくいのが不便。踏み台をつかって対策している。
見た目がイマイチ
キッチンに立ち上がりを設置すると、見た目がイマイチだと感じる人もいるようです。
開放的でスタイリッシュなフルフラットキッチンと比べると、立ち上がりは高さがあるのでスッキリとした印象にはなりにくく存在感がでてしまいます。
おしゃれさか使い勝手か、キッチンに求める優先順位を決めておくとよいかもしれませんね。
先輩たちの口コミ
やっぱり見た目はオープンキッチンに憧れていた。 友人の家のキッチンはとてもかっこいい。 見た目だけで言ったら断然オープンキッチンのがかっこいいのがデメリット。 でも見た目だけ。
キッチン自体にスッキリとした印象がないところがデメリットです。 今どきのおしゃれなキッチンというより、使い勝手を最も重視した昔からあるデザイン、という感じだと思います。
費用がかかる
キッチンに立ち上がりを設置すると、初期費用が高くなるケースもあります。
立ち上がりのあるキッチンが標準仕様になっているハウスメーカーも多いようですが、中には材料費や施工費が割高になっているところもあるようです。
標準仕様だと思っていたら実はオプションで追加費用がかかっていた、なんてことがないよう施工会社に確認しておくと安心ですね。
先輩たちの口コミ
立ち上がりがあると、造作になるので、費用はアップします。結構な額でした。
我が家の立ち上がりは15cmほどしかないですが、注文住宅施工で立ち上がりが欲しいと希望したところ、立ち上がりがない場合より施工費用が高くなった点がデメリットに感じた点です。
キッチンに立ち上がりを設置するメリット7つ
手元を隠せる
キッチンに立ち上がりを設置すると、キッチンで作業中の手元を隠せます。
立ち上がりが目隠しの役割となり、リビングやダイニングからの視線を気にせず調理に集中できます。
多少キッチンの作業スペースがごちゃついていても隠せるので、ズボラさんにはぴったりといえそうですね。
先輩たちの口コミ
キッチンカウンターがごちゃごちゃしているのを隠せること。
リビングに入ってすぐにキッチンが目に入りますが、万が一キッチンが散らかっていても立ち上がりで隠れるため、汚れていても目線的に気になりません。
キッチンは調理中、シンク周りやコンロ周りがどうしても乱雑になってしまいます。LDKタイプの間取りの場合、キッチンに立ち上がりがあると、ダイニングやリビングから目隠しになってよかったです。
忙しく時間がなく、焦って調理しようとすると、どうしても食材や調味料がキッチンに散乱しがちですが、 そこで、立ち上がりにすると、壁があることでリビングからキッチンが見えにくくなるため、来客時に散乱した状態を見られて恥ずかしい気持ちにならない
水や油が飛び散りにくい
キッチンに立ち上がりを設置すると、リビングダイニングに水や油が飛び散りにくくなります。
立ち上がりが壁となり水しぶきや油ハネをブロックするので、床やテーブルが汚れる心配もありません。
油ハネによる火傷を防ぐ効果もあるので、キッチン周りに人がいても安全性も高いといえそうですね。
先輩たちの口コミ
二番目は洗い物の水が飛び散るのを防いでくれることです。
食器を洗う時の水はねをかなりガードできること。立ち上がりが無かったら、食卓はビシャビシャになっていたと思う。
料理中や洗い物の際によく食材や水を飛ばしてしまうので、立ち上がりをつけることでそれが防げているのがメリットです。
油汚れの飛び散りを防げるのが一番大きく感じたメリットです。リビングに面してコンロを設置しており、立ち上がりがないと揚げ物をした際にテーブル・床などに油が飛んでいたと思います。
物の置き場所になる
キッチンに立ち上がりを設置すると、物の置き場所になります。
デメリットで「物を置きがちになる」と挙げましたが、カウンター代わりに一時的に物をおくスペースとして使い勝手が良いのも事実です。
配膳のために食器を置いたり、朝完成したお弁当を置いたりと、毎日の家事がスムーズに進められそうですね。
先輩たちの口コミ
立ち上がり部分に花瓶を置いたり、一時的な物置きとして使えること。
カウンターがあるので料理を運びやすいのが良かった。
幅があるので料理を置きやすく、簡易的なカウンターのようにも使える
コンセントを設置できる
キッチンに立ち上がりを設置すると、スペースを利用してコンセントをつけられます。
作業台の近くにコンセントがあれば、調理家電を使って効率的に作業ができますし、タブレットの充電をしながらレシピを見ることも可能です。
キッチンは意外と電化製品を使う機会が多いので、立ち上がりのコンセントは重宝しそうですね。
先輩たちの口コミ
またコンセントが付けられるのでミキサーなどを使う時は便利。
立ち上がりの位置にコンセントをつけることができたので、とても重宝している。
収納スペースが増える
キッチンに立ち上がりを設置すると、収納スペースを増やせます。
立ち上がりの上にラックを置いてよく使う調味料を並べたり、高さを利用してくスパイスニッチをつくることも可能です。
出し入れしやすく作業スペースを邪魔しないので、毎日の食事作りがはかどりそうですね。
先輩たちの口コミ
立ち上がりを高くした事によりスパイスボックスを作ることが出来たおかげで作業スペースが広くとれた事がメリットです。
立ち上がり部分に必要な収納スペースがあるので、キッチンで調理を行う時に便利だった。
物が落ちる心配がない
キッチンに立ち上がりを設置すると、リビングダイニング側に物が落ちる心配がなくなります。
立ち上がりを壁代わりに使えるので、まな板やフライパンといった調理器具を立てかけておくことができます。
お茶や調味料をこぼしてしまっても、液体が床にしたたり落ちることもないので掃除がラクにすみますね。
先輩たちの口コミ
物が落ちたりする心配はなく、安心して作業ができます。
子どもも小さくお茶などをこぼした時も立ち上がりがあるので、そこで受け止め反対側の床までこぼれていかないのがメリットだと感じています。
まな板を立てかけられるというところもメリットに感じています。
見た目がおしゃれ
キッチンに立ち上がりを設置すると、見た目がおしゃれになります。
デメリットで「見た目がイマイチ」とありましたが、立ち上がり部分に装飾を施すことで、自分好みのキッチンにすることもできるからです。
タイルや壁紙など、素材にこだわって家の雰囲気に合ったキッチンをつくるのも楽しそうですね。
先輩たちの口コミ
ビジュアル面からもオシャレに見えるので良い。
キッチンに立ち上がりを設置しても後悔しない!よくあるメリットとデメリットを再確認
- 手元を隠せる
- 水や油が飛び散りにくい
- 物の置き場所になる
- コンセントを設置できる
- 収納スペースが増える
- 物が落ちる心配がない
- 見た目がおしゃれ
- 圧迫感を感じる
- 掃除に手間がかかる
- 物を置きがちになる
- 家族の様子がわかりにくい
- 高さ選びが難しい
- 見た目がイマイチ
- 費用がかかる
キッチンに立ち上がりを設置する最大のメリットは「生活感を抑えながら実用性も兼ねそろえている」ことです。
ごちゃつきがちな調理中の手元を隠すことができますし、コンセントや収納を増やせるので使い勝手の良いキッチンにできますよ。
メリットとデメリットをよく確認し、後悔することのないよう家族でよく話し合ってみると良いかもしれませんね。