キッチンの高さを90cmにして後悔する人が続出中!
私の身長は170㎝なんですが、キッチンを選ぶ時の標準を割り出す計算式に当てはめると「90㎝が標準」になりました。
ですがわが家は、キッチンの高さを85センチに変更しました。
キッチンの高さの標準を割り出すとき、身長を目安にされることが多いのですが、それだけでは絶対に後悔するので辞めてください。
キッチンの高さに迷ったときに確認しておくべき項目は次の5つです。
- 身長計算式で標準を算出するのは危険
- 【足元チェック!】スリッパやキッチンマットの厚みをチェック
- 【手元チェック!】まな板の厚み、ガスコンロの五徳の高さをチェック
- 【姿勢チェック!】肩の高さと肘の角度はどうなるか。
- 【身体的特徴チェック】胴長さん、短足さんは要注意。
- 空間の広さにも影響する可能性がある。
このブログではキッチンを撰ぶときに気をつけたい5つのチェックポイントについて詳しくお伝えします。
また、先輩施主のキッチンの高さと、リアルな体験談を一緒に紹介しています。
キッチンの高さ90で後悔しない!①標準を割り出す計算式に身長を当てはいけない
キッチンの高さを決めるとき、よくある計算式に当てはめてはいけません。
私の身長は約170㎝。
営業さんには90㎝キッチンを勧められました。
なぜ身長170㎝の私が、90㎝のキッチンを勧められたのか?
キッチンを選ぶ時、標準を割り出すための良くある計算式があるからです。
身長÷2+5㎝=理想のキッチンの高さ
これに私の身長「170㎝」を当てはめてみると…
170㎝÷2+5㎝=90㎝
という計算になり
90㎝(900㎜)のキッチンを選びましょう!となるんです。
これと同じように身長165㎝でこの計算式に当てはめると87.5。
つまり四捨五入して選ぶとなると「90㎝のキッチンがおすすめ」という結果になるんです。
170㎝の私と165㎝の人。この単純な計算式に当てはめて、標準だからと同じキッチンの高さにするというのは少し疑問が残ります。
キッチンの高さは日本工業規格(JIS)で決まっており、80㎝/85㎝/90㎝/95㎝と、5㎝刻みに定められています。
一般的にシステムキッチンを取り入れる場合、この4タイプの中から選ぶことになるんです。
この計算式から割り出された数字から、営業さんが私に標準となる90㎝のキッチンを勧めてくれたわけですが、当時少しでもLDKを広く見せたかった我が家は、高さを出さないようにあえて85㎝をセレクトすることにしました。
キッチンの高さで後悔してしまう理由として考えられるのは、ショールームで高さを確認することにあります。
実際に入居後の家で使ってみると、「なんか違う…」となるみたい。
ですが次の5つの項目に注意しながらキッチン選びをすれば、「高すぎて後悔かも!」を防ぐことができますよ。
キッチン高さ90で後悔しない!②「足元チェック」
キッチンの作業ってだいたい
- 切る
- 焼く
- 洗う
多くはこの3つだと思うのですが、90㎝のキッチンが合うはずのわたしが85㎝のキッチンを使って思うのは
- 肩が無理に上がらないから肩こりしない
- 前かがみにならないから腰が痛くならない
- 肘を上げすぎたり下げすぎないから力が入りやすく食材が切りやすい
ってこと。
キッチン選びをするときは上記の3つを意識しながら「肩への負担はどうか?」「腰への負担はどうか?」を意識してみると理想のキッチンの高さ選びができそうです。
90センチでは少し高い感じがしていて、何かを混ぜたり切ったりしている時に腕を少し上げている感覚があり、疲れてしまうなと思っていました。
80センチのキッチンでは低すぎて料理している時に腰を曲げている感覚があるのであまり低すぎても疲れるのだと思いました。
今の85センチのキッチンを使い始めて1年近くたつのですが不便を感じたことがないのでちょうどいい高さなのだと思います。
キッチンマットを敷く予定はないか?
新居に入居した場合、新しいフローリングだから「水はねが気になる!」ってことでキッチンマットを敷くご家庭も多いです。
旧宅ではどうせ賃貸だから…とマットを惹かずに使っていたにもかかわらず、急に新築の家になると神経質になっちゃったりはあるあるです。
キッチンマットの場合厚いものだと2~3㎝あったりするので、キッチンマットを敷くならばこの数字を計算に入れておくべきですね。
スリッパを履くかどうか?
新居でスリッパを履く、キッチンでスリッパを履くって方は、このあたりも計算に入れておくべきでしょうか。
または
「普段はスリッパなんて履かないわ!」
って方が、ショールームでスリッパを履いていたり、外靴のままでキッチンに立ってしまうとそこで+1~2㎝ってこともあり得ます。
ヒールの靴を履きながらショールームでキッチンを見学して
「ちょうどいいわ!」
なんてのはもっての他なので注意しましょう。
キッチンの高さ90で後悔しない!③「手元をチェック」
足元と同様、手元のチェックも大切です。
厚みのあるまな板は安定感があり、お気に入りで使っている人は要注意。
さらにはガスコンロを使うご家庭は、五徳(ごとく)の分だけ手元の高さがが高くなる可能性も。
まな板の厚みをチェック
薄いタイプのまな板を使うならばそこまで厚みが気になりませんが、木製のものならば2㎝ほど厚みが出てしまうこともありますよね。
普段使っているまな板を新居に持ち込むかどうか、普段から厚みのあるまな板を好んで使っている!という方は、このまな板の厚みも計算に入れておいたほうが良いでしょう。
IHか?ガスコンロか?
IHはフラットなので高さの心配はありませんが、ガスコンロの場合は五徳(ごとく)と言われるコンロから離して鍋を支える部分があります。
この高さは選ぶガスコンロによりますが、だいたい3~4㎝ほどありそうです。
中華鍋のように鍋を振ることは無いにしても、出来上がった料理を盛り付けるときは鍋ごと移動させたりしますよね。
高すぎるキッチンを選んでしまうと、料理の入ったフライパンを持ち上げるのがけっこう大変だったりするんです。
ガスコンロを選んだ場合、
- 包丁で切る作業に合わせるか
- ガスコンロに合わせるか
が迷うポイントになりそうです。
90センチにしました。少し高いので、高さを選ぶときにもっと低くすればよかったと思っています。
主人も使うしと考えたのですが、使うのは9割以上私なので自分のことだけ考えればよかったです
キッチンの高さ90で後悔しない!④身体的特徴にも気を付けて
「身体的特徴」ってのは私のことを例に出すとわかりやすいのですが…
170㎝あるのに短足です。
それなのに手長ザルと言われるほど腕が長い。(10分袖を着ていても7分?と言われる…)
ということは、標準的な170㎝の人に比べてキッチンの高さが低いほうが使いやすいという事になるんです。
どういうことかと言いますと、短足ということは腰の位置が低くなります。
腕が長いということは、キッチンが高すぎると肩が上がってしまって食材が切りにくくなるということです。
ですから身長の高さだけで算出する計算式に当てはめて、キッチンの高さを考えるのは危険です。
ショールームでキッチンの高さを確かめるときは、新居と同じような状況を想定して使いやすさを試すのが効果的と言えそうですね。
80センチにしました。少し低いかな?と感じる不便さはあります。切ったりするときに切りづらい、洗いづらいなぁって思うことがあります。
夫はそんなに背が高くなく165くらいで使いづらさは感じないと言っていました。
なのでそんなときはちょうどよかったなとも思います。
夫婦で身長が違う場合は、使いづらさが変化するのは仕方のないこと。
長く使う方を優先するしかないんでしょうね…。
キッチンの高さ90で後悔しない⑤キッチンが低いと空間が広がる
キッチンの高さを低くすることで得られるメリットがあります。
近年対面キッチンにされるお宅が多いと思うのですが、たった5㎝キッチンを低くすることで部屋の空間の広がりに差が出ます。
見通せる範囲が広くなるだけで部屋が広く感じられるわけですから、キッチンの高さを90㎝にするか85㎝するか決められない!って方は「空間の広がり」を優先させて85㎝を選択するというのもアリかもしれませんね。
90センチにしました。対面キッチンなので目線が遮られ、少し結構圧迫感があるように思います。
キッチン高さ90は絶対に後悔してた!85で正解!標準にとらわれないで
もしも私があの時計算式にのっとって、キッチンの高さを90㎝にしていたら、肩こりが酷くなっていたかもしれません。
ただでさえ料理が嫌いなのに、キッチンのせいで体調まで悪くなって、ますますキッチンに立たなくなっちゃうとこでした。
キッチンの高さを決めるときに気を付けておきたいポイントをまとめました。
- キッチンマットは使うかどうか
- スリッパは履くかどうか
- 好むまな板の暑さは?
- IHかガスコンロか
- 食材を切るときに違和感はないか
物理的な要因とされる1~4の高さを全部足したら5~7㎝くらい高くなってしまいます。
現在間取り計画中の方はだいぶ先の事になるので想像するのが大変ですが、このような細かなことを想像しておくだけで、新居の後悔がグンと減りますよ。
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