20畳いる?リビングが広すぎて後悔!先輩施主のリアルな間取りの失敗談まとめ

新築で家を建てるとき、間取りの中で一番重視したいのが「リビング」というかたも多いはず。

睡眠時間を除けば一番長く過ごすのがリビングなので、くつろぎの空間に仕上げたいですよね。

落ち着きのある空間にするためにも、リビングの「広さ」は特に重視したいポイントです。

このページではリビングの「広さ」にクローズアップして、つまづきやすいポイントについてまとめました。

家を建てたことのある先輩施主からの「リアルな失敗談」集めましたので、これから家をたてるかたは参考にしていただけると嬉しいです。

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リビングの広さ「みんなの平均」

リビングってどのくらいの広さが一般的なんだろう?

リビングの広さで失敗しないためにも、住み心地の良いリビングの広さはどのくらいなのかな?って知っておきたいですよね。

そこで家を建てたことがある先輩施主100人に「リビングの広さ」についてのアンケートを取りました。

  • LDKの広さ
  • リビングのみの広さ
  • 3人・4人・5人家族

それぞれの回答を集計し、平均値を円グラフで表しましたのでご覧ください。

注文住宅で家を建てたことがある先輩施主100名にアンケートを実施。2022年5月の調査:クラウドワークスにて

「LDK」の広さの平均は18畳から20畳

Q.LDKの広さは何畳?

18畳24%
16畳13%
20畳12%
14畳11%
24畳11%
30畳以上9%
22畳8%
12畳4%
28畳4%
26畳3%
10畳1%

リビングの広さの平均値の前に、まずはLDKの広さのアンケート。

2畳ごとに刻み、一番近いものを選んでいただきました。

16畳から20畳と回答する方が、全体の半数を占める結果に。

なかでも一番多かったのが18畳です。

フラット35の利用者調査結果のデータによると、家の大きさの平均が37.63坪(2020年)なので、LDKが18畳という数字には納得ですね。

30畳以上と回答する方も9%ほどいて…羨ましい限りです。

「リビングのみ」の広さの平均は8畳前後

Q.リビングのみの広さは何畳?

10畳23%
8畳20%
12畳16%
16畳以上16%
14畳15%
6畳10%

LDKの広さの平均を知ったうえで、今度はリビングのみの広さをアンケート調査。

10畳、8畳と回答する割合が多いですね。

12畳と回答する方も多いので、平均値とすると10畳前後といった印象です。

LDKの広さの平均が18畳と考えると、約半分をリビングというバランスです。

3人・4人・5人家族のリビングの広さの平均

いくら平均といえども、住んでいる地域や予算によって広さは様々。

特に家族の人数によっても広さは変わってくるのでしょうか?

そこで3人から5人家族を抜粋して、リビングの広さを比べてみました。

3人家族のリビングの広さの平均は「10畳前後」

Q.3人家族のリビングのみの広さは何畳?

12畳22.2%
8畳22.2%
10畳18.5%
6畳14.8%
14畳11.1%
16畳11.1%

8畳から12畳と答える方が全体の6割を占めました。

この結果は全体の平均値とそう変わらないですね。

3人家族だからと言って、リビングの広さが極端に狭くなるということでもなさそうです。

現在は3人家族だけども、将来的に子供をもう一人と考えての広さとも推測されます。

ですが6畳と回答する割合が全体の値よりも多めなので、3人家族で暮らすことを前提にした広さを選択した方もいそうですね。

【先輩施主のリアルな体験談「10畳リビング3人家族」】
家族3人で過ごすにはちょうど良い広さで、ペット用品や子供の遊び道具を置くスペースもあってこの広さにしてよかったと思います。

4人家族のリビングの広さの平均は「10畳」

Q.4人家族のリビングのみの広さは何畳?

10畳26.2%
8畳21.4%
14畳21.4%
12畳14.3%
16畳以上11.9%
6畳4.8%

最も多かったのは10畳。

続いて8畳の割合も多かったのですが、14畳と回答する方も同列です。

6畳と回答する方が少ないところからも、やはり人数を意識した広さであるとも考えられます。

【先輩施主のリアルな体験談「8畳リビング4人家族」】
元々3人家族だったのですがもう1人子供ができ、4人家族になりました。
上の子と離れているので下の子供が成長してくると狭く感じ危ない部分などがあり苦労しました。

5人家族のリビングの広さの平均は「10畳」

Q.5人家族のリビングのみの広さは何畳?

10畳38.5%
14畳14%
12畳12%
8畳8%
6畳6%

5人家族のリビングの広さですが、変わらずの10畳がダントツで多い。

10畳が全体の約4割を占めました。

続いて14畳12畳という結果から、やはり3人家族や4人家族のリビングよりは少し広めのリビングを計画した方が多いことが分かります。

【先輩施主のリアルな体験談「10畳リビング5人家族」】
私の家は5人家族ですが、子供達は家にいる時はほぼリビングずっといます。
勉強もリビングでしているので、広さはもう少しあってもよかったように思います。

3人家族でも5人家族でも、平均値で表すとリビングの「広さ」は10畳であることが分かりました。

ですが3人家族は8畳寄りに、5人家族は12畳寄りに少しずつ大きくなっているようでした。

リビングの広さでよくある失敗!後悔ポイント

  • リビングが広すぎた後悔
  • リビングが狭くて後悔

リビングの広さで失敗する前に、知っておきたい「広すぎ」「狭すぎ」問題について、よく起こりがちな後悔ポイントを集めました。

先輩施主たちのリアルな後悔談もあわせてご覧ください。

リビングが広すぎたと後悔したこと

誰しも広いリビングには憧れますよね。

ですが「広ければ広いほど良い」ということでもなさそうです。

実際にリビングを広くした結果、生まれがちな後悔談がこちらです。

広すぎて冷暖房の効きが悪い

リビングぐを広くしてしまったために、冷暖房の効きが悪くいつまでも室内が暖まらない、涼しくならないということが起こります。

エアコンを使う場合、いくら性能の良い製品を取り入れても「温度ムラ」が発生してしまいます。

冷暖房の効きを良くしようとすると、その分電気代がかさんでしまうのです。

【先輩施主のリアルな体験談「リビング12畳3人家族」】
リビングが広いけどエアコンが小型の8畳用しかついていないので、部屋全体が暖かくなりません。

広いと掃除をする面積が増える

面積が広いということは、その分掃除機をかけたり拭き掃除を必要とするスペースが広くなることを意味します。

掃除の手間がかかるということは、そのぶんの時間も奪われることになりますね。

【先輩施主のリアルな体験談「リビング16畳以上4人家族」】
家族の人数に対して子供が成長してくると掃除が大変になってきてしまいました。
親たちが老けたら住むのも大変です。

サイズが大きな家具や家電を揃えなくてはならない

リビングが広いとそのスペースに合わせたサイズの家具を揃えなければならなくなり、購入の費用も大きなものに。

大きなソファを置くとなると、リビングテーブルもサイズも大きくしなければバランスがおかしくなりますよね。

ソファとテレビが離れてしまうなら、大画面のテレビを設置したくなるので、さらにお金がかかりそうです。

【先輩施主のリアルな体験談「リビング12畳4人家族」】
開放感を重視してリビングは広い作りにしたのですが、近年行っている断捨離も手伝って物が少ないため、広すぎるように感じてかえって落ち着かないことが多々あります。

リビングが狭くて後悔したこと

家全体の大きさに比例してくるリビングの広さではありますが、小さすぎても後悔のポイントにつながります。

ここではリビングが小さくて後悔しがちなポイントを集めました。

狭いとお客さんを呼びにくい

新築でマイホームを建てたなら、お客さんを呼びたくなるのは当然です。

ですがお客さんが集まるのは主にリビングですから、リビングがあまりに狭いと居心地を悪くさせてしまうのではないかと心配になります。

ソファに座りきれない場合は床に座ることになりますし、それで人が通るスペースを塞いで足の踏み場がなくなることも。

狭いと掃除がしにくい

リビングが広いと掃除が大変な反面、狭すぎると掃除機を持ってかがみにくくなるスペースが生まれます。

物を避けて掃除をするのも一苦労です。

狭いリビングの場合、少しでもリビングを広く見せるためにロータイプのソファやリビングテーブルを選びがちですが、そうなると下に掃除機が入り込みにくく、掃除がしづらくがなることも。

子供スペースを作ると狭くなる

せっかく子供部屋を作ったのに…と思っても、子供が小さなうちは大半をリビングで遊びます。

子供のおもちゃ箱をリビングに置いたり、おもちゃを広げるスペースが必要になるのである程度の広さが必要になります。

歩く場所を確保しておかないと、リビングに散乱したおもちゃを踏んでケガをしてしまう!という事例もたびたび見かけます。

【先輩施主のリアルな体験談「リビング12畳3人家族」】
とにかく狭い。 子供が成長するにつれて私物がどんどん増えて部屋を圧迫している。 収納を増やしたいと思うが、スペースがなくて増やしようがない。

狭いと家具が置きにくい

リビングに必要な家具と言えば、ソファにテレビ台、リビングテーブルは最低限必要になりそうですよね。

欲を言えばチェストも起きたいし…できればサイドテーブルも欲しいわ!となると、限られたスペースでは限界があります。

理想ばかりは膨らむけども、リビングの広さにも限界があるのです。

【先輩施主のリアルな体験談「リビング6畳4人家族」】
実際リビングとしてのスペースがすごく狭くて後悔してます。テレビ、ソファ、テーブル用に8畳はないとモデルハウスの様な広々空間は作れないなと実感しました。

広さだけじゃない!リビングでよくある失敗と後悔ポイント

リビングで失敗しがちなポイントは「広さ」だけではありません。

他のエリアとのつながりや、相対する効果で後悔してしまうポイントも。

リビングの間取り計画をするときに、「広さ」以外で注意しておきたいよくある失敗ポイントを集めました。

先輩たちの「リアルな後悔ポイント」が大変参考になりますよ。

リビング階段で失敗

リビング階段にすることで開放的で、部屋を広く見せる効果が生まれます。

子供が帰宅したときにも2階の部屋に移動する、子供の様子を確認できる点をメリットに感じるようです。

一方デメリットとして、リビング階段でよくある後悔ポイントは次の4つ。

  • 冷暖房が効きにくく光熱費がかさむ
  • 音が筒抜けになってしまう
  • 子供の友達がリビングを通り気を遣う
  • リビングを人が横切り落ち着かない

【先輩施主のリアルな失敗談】
リビング階段にしたため、エアコンが効かなく冬は寒く夏は暑い。
エアコンが効きづらくフル稼動するため電気代がお高くなります。
ニオイの出る料理(カレーやニンニク料理など)を作ると二階まで臭くなります。
しかも二階はニオイがこもりやすいです。
今さら階段にドアをつけるのも難しく、突っ張り棒に布をつけて階段に付け、すこしでも温かな空気が二階へ行くのを防いでいますがあまり見栄えがいいモノではなく失敗だったと思っています。

アカリ

開放感をとるか、プライバシーを守るか迷うポイントですね。

「リビング階段と子供の関係」に関しては、中高生になった我が家のエピソードを交えて語ってますのでこちらの記事をご覧ください。

吹き抜けを設けて失敗

リビングを吹き抜けにすることで、視界が広がり明かりも取り入れやすいことから、リビングが開放的な空間に仕上がります。

2階の面積が少なくなることで、コスト削減にもつながりますね。

憧れちゃうリビングの吹き抜けですが、実際に住んでみると後悔することも多いようです。

リビングの吹き抜けでよくある後悔ポイントは次の3つ。

  • 冷暖房が効きにくくコストがかさむ
  • 音やニオイが筒抜けになる
  • 照明器具や天井の掃除が大変

【先輩施主のリアルな失敗談】
広さに制限があり、少しでも広く見せたいと思い吹き抜けを作りました。

主人が三交代勤務をしているため生活時間が家族とすれ違う生活に。
昼間2階の寝室で寝ている時に、一階のリビングで子供が遊んでいると、声が響いて2階にいる主人に叱られます。
赤ちゃん時代はやはり昼夜問わず泣くので、隣の実家へ避難したり支援センターに出かけたりとよけいな気を遣う毎日。
学校へ通うようになると、今度はお友達を連れてきてリビングで遊ぶとなると難しかったり、音読の宿題やテレビやゲームの音に気を遣う未来が見えます。

アカリ

開放感に惹かれて付けた吹き抜けが原因で、音の伝わりすぎたという後悔談が多く寄せられています。

リビング続きの洋室・和室で失敗

リビング続きで「洋室や和室」を設けるご家庭も多いですよね。

子供の遊び場にしたり、客間として使うのにも便利です。

使い勝手のよさそうなリビングの続き間ですが、デメリットに感じることもあるようです。

リビングの続き間で後悔しがちなポイントは次の4つ。

  • 続き間のスペースに圧迫されてリビングが狭くなった
  • 客間としては活用できていない
  • 和室ではなく洋室にすればよかった
  • ただの物置になっている

【先輩施主のリアルな失敗談】
我が家はアイランドキッチンが付いたリビングダイニングキッチンにしました。
夫婦2人で過ごす間はまったく困っていなかったのですが、子どもが産まれてから後悔。
子どもが歩けるようになるとキッチンに入ってきてしまい、ガスコンロのスイッチに触ったり食器棚を開けたりと目が離せない状態に。
キッチンとリビングを分けていればベビーゲートで仕切ることができましたが、アイランドキッチンのためベビーゲートの設置はできません。ベビーサークルも1歳を過ぎると乗り越えてしまって、リビングとキッチンは別の部屋になるようにしておけば良かったなと後悔しています。

アカリ

洋室和室の続き間の話ではないけども、仕切れる間取りの重要性がよくわかる失敗談でした。

テレビの配置で失敗

リビングの顔ともいえるテレビですが、テレビを中心にリビングテーブルやソファを配置するのが一般的ですよね。

テレビの配置場所をメインにリビング計画を進めてしまうと、思いもよらない住みづらさが生まれるようです。

リビングのテレビの配置で失敗しがちなポイントは次の5つ。

  • 窓や照明の光の映り込みでテレビが見づらい
  • ソファに座った時正面の窓から朝日、西日が入り眩しい
  • ダイニングやキッチンからテレビが見れない
  • テレビの前を人が横切る
  • テレビアンテナの位置の失敗

【先輩施主のリアルな失敗談】
リビングのテレビを置く位置を不覚にもよく考えず、工務店の言われるままにアンテナ近くの天井から出してしまい、テレビを置く位置が限定されてしまった。
結果テレビの前を横切らないと洗面所・風呂・トイレ・各部屋に行けない状態に。
確かに子供達が帰宅すると必ずリビングを通るので普段は良いが、水回りの整備などで業者が来た時もテレビの前を横切るので、業者が来るときはリビングでくつろぐ事ができず、一日がかりの時は気を遣って疲れてしまう。
テレビの前を通らなくても行き来できる様にすれば良かったと思った。

アカリ

工務店はプロだから…と信用しきるのも怖いのかも。

視線の失敗

開放的なリビングにしたいから窓はできるだけ大きなものを!

付けれれるだけ付けよう!となりがちですが、実はこれが視線の失敗につながりやすい。

リビングの視線で失敗しがちなポイントは次の3つです。

  • 大きな窓の前が通路で視線が気になる
  • カーテンを付けていない小窓から燐家の視線を感じる
  • 室内窓の重なりで家の中にいる人の影がうつる

【先輩施主のリアルな失敗談】
採光を重視したくて、リビングの窓を大きくしました。カーテンもオーダーでロールカーテンにしました。
昼間、レースカーテンがないのでロールカーテンをすべて開けると、どうしても外から中が見えてしまいます。
人通りが気になるときはロールカーテンを閉めるので、どうしても暗くなります。結果、明るい昼間でも電気をつけることがしばしばです。
木を植え付けて目隠しにするか、通常のカーテン(レースがついたもの)にするか悩んでいます。
リビングの設計を考えるときは、プライバシーを重視した方が良いと感じています。

アカリ

カーテンをつけずに開放感を出したい気持ちわかる!

音やニオイの伝わりで失敗

リビングを開放的にするほどに、伝わりやすいのが音とニオイ。

生活音が伝わるのは仕方のないことですが、防げる可能性がある中でのリビング計画ですので、住んだ後に後悔してしまうのも仕方のないことなんですよね。

デメリットを超えるメリットがあるかどうか、リビングの音とニオイの伝わりで後悔しがちなポイントは次の3つです。

  • キッチンのニオイがリビングに伝わる
  • トイレの音がリビングに伝わる
  • リビング階段や吹き抜けで2階に音が伝わる

【先輩施主のリアルな失敗談】
キッキンからリビングの様子が見えるようにするため、便利だろうと対面キッチンにしたのですが、調理をした際に生じるニオイが非常に気になって仕方がありません。

換気扇を使用しても、調理のニオイはリビングまで漂っていくので、焼き魚でも作った日には非常に大変な事態になります。
やはり、対面キッチンは夢であり現実には壁が欲しかったといった状況です。
使わずにオブジェ的なキッチンにはしたくないし…なかなか難しいですよね。
ファブリーズ片手にあちこちに毎日、スプレー三昧です。

アカリ

ニオイ問題にどこまで敏感かによって、選択肢が変わってきそうですね。

リビングの近くにトイレを設置してしまった我が家のリアルな体験記を乗せた記事がこちらです。

動線で失敗

リビングはくつろぎの場所だし動線はあまり関係ないのでは?と思われがちですが、くつろぎの空間だからこそ周りの間取りの配置によって落ち着かない空間になってしまうことも。

リビングの動線でありがちな間取りの後悔ポイントは次の3つです。

  • テレビの前を横切らないと2階に行けない
  • リビングを横切らないと各部屋へ移動できない
  • ソファに座った時人の前を通らないと移動できない

【先輩施主のリアルな失敗談】
私の家には一階に廊下がなく、キッチンと隣り合わせで和室(客間)があります。
お客さんが来た時に使えるようにと作りましたが、実際にはリビングを横切って行かないといけない為、和室を利用する事なくリビングで事が足りてしまいます。
玄関からすぐの場所に設置するか、廊下を作るかにすればよかったなと思っています。
今ではその和室は収納の延長として、食品や日用品のストックや避難具を置いておく場所になってしまっていま
っています。

アカリ

せっかくの客間が収納スペースに…活かしきれなかった悔しさが伝わってきますね。

収納で失敗

リビングの収納と言えばテレビ台くらい?と思いがちですが、実は細かに必要な収納がありそうです。

必要なものを必要な場所に収納しておきたいものですが、リビングの収納でありがちな後悔ポイントは次の3つです。

  • リビングにカバンを置けるスペースが欲しかった
  • Wi-Fiを置く場所をよく考えていなかった
  • テレビを壁付けにしたらゲーム機をしまう場所がなくなった

【先輩施主のリアルな失敗談】
リビングに大きな出窓を付け、その窓の下が収納になっていました。住み始めたころは便利でとてもいいと思っていましたが、冬の寒さが厳しい地域で結露がすごく、結局リフォームをすることになりました。
相談したら出窓は潰せないので、収納部分を失くすことになりました。
中に断熱材を詰め込み、ガラスを交換して、リビングに換気扇をつけてもらいました。
見栄えで大きな出窓と収納を付けたことが失敗だと思いました。

アカリ

大切な収納がなくなってしまったのは悲しい。

窓で失敗

リビングの失敗談の中でも「窓」の後悔談は断トツでして…。

その後の暮らしや家具の配置、生活スタイルを想像できずに「とりあえず」で配置してしまって後悔するパターンが多いようです。

リビングの窓の設置でよくある後悔ポイントは次の5つ。

  • 大きな窓を付けてしまって夏は暑く冬は寒い
  • 燐家と窓が重なりカーテンを閉めっぱなし
  • 通りに面した場所に窓があり外からの視線が気になる
  • 家具で窓がふさがってしまった
  • テレビに光が映り込んで見えにくい

【先輩施主のリアルな失敗談】
16畳のリビングに掃き出し窓が1つ、8個の小窓があり窓のない壁は一つもありません。
明るいのはいいのですが、日が差す時間帯に合わせてカーテンを開けたり閉めたりして調節していてまぶしいことのほうが多いです。
防犯の点からも、数が多いと閉め忘れたり子供が開けているのに気が付かなくて外出してしまったりといったこともあります。
子供を留守番させるときには、不審者が家の周りを回ったらどこにいるのかシルエットでわかってしまうのではないかと思うほど見通しが良い。
今ではどの窓にもガラスフィルムとレースカーテンをつけています。

アカリ

窓の付けすぎの後悔、私もありすぎます。

リビング上の窓の設置に関するデメリットの記事は、こちらをご覧ください。

日当たりで失敗

日当たりの良いリビング、最高に憧れるシチュエーションですよね。

ですが日当たりがよすぎても困ってしまうし、思ったより日が当たらなかったという体験談も寄せられました。

リビングの日当たりで後悔しがちなポイントは次の4つ。

  • 目の前の建物との距離をよく考えていなかった
  • 南向きだからと安心してたが日当たりがいまいちだった
  • 窓が大きすぎて日があたりすぎてカーテンを閉めがちに
  • 夏の日当たりに満足していた分、冬は日が入らず寒い

【先輩施主のリアルな失敗談】
リビングの上になる二階の洋室にはベランダがあるため、一階には想像以上に光が入りませんでした。
曇りや雨の日、太陽が出ている時間が短い冬の日は、日中でも電気をつけないと少し暗く感じてしまいます。
リビングの南側に掃き出し窓はありますが、それだけでは17畳の部屋に対する採光としては不十分で、掃き出し窓の右側壁の上部に採光用の嵌め殺し窓かすべり出し窓をつければよかったなあと後悔しています。

アカリ

2階のベランダが庇代わりになってしまったようです。

日当たりの後悔をなくすためには日当たりシミュレーションをするといいですよ。

我が家がお願いしたココナラの日当たり診断の記事はこちらです。

配線・コンセントで失敗

リビングで使う電化製品はテレビ周りだけ、と考えがちなのでコンセントが足りない後悔が起こりやすいんです。

くつろぐリビングで何をするのか?を家を建てる前に考えておくと、後悔しにくいコンセント計画が立てられそうです。

リビングのコンセントの失敗で起こりやすいポイントは次の4つです。

  • テレビの配置を誤ってしまった
  • リビングでホットプレートを使いたいときコンセントが遠い
  • スマホを充電するコンセントがない
  • ソファの陰に隠れて使えないコンセントがある

【先輩施主のリアルな失敗談】
コンセント位置を決めた時はまだ基礎の柱しか建っておらず、生活のイメージがしづらい中でコンセント位置を決めなくてはなりませんでした。
なんとなく大体のイメージでコンセントの位置を決めたのですが、家が建った今ではリビングのソファでスマホをさわることが多く、その周辺にはコンセントがないのでスマホの充電がなくなりそうな時にわざわざ場所を移動しなければならず不便に感じています。

アカリ

この辺かな?で決めてしまうと後で後悔しがちです。

照明・スイッチで失敗

リビングの照明選びや位置、スイッチの場所も、快適なリビングづくりには欠かせません。

我が家もセンターからずれた位置に照明を設置してしまう失態を犯してしまった経験あり。

リビングの照明やスイッチで、失敗しがちなポイントは次の5つです。

  • 照明をつける位置で失敗
  • リビングで暗い場所ができてしまった
  • そもそも照明が暗い
  • 照明の色で失敗
  • スイッチの位置で失敗

【先輩施主のリアルな失敗談】
玄関からリビングに入る壁の横にスイッチを集めているのですが、寝るときにリビングから寝室に行く間、電気を消してしまうと真っ暗になってしまって何も見えない状態になってしまいます。
スマホの明かりを頼りに寝室に入っていくような状況です。
私が先に寝室に行くときは子供たちが怖がって電気を消してくれないので、わざわざ電気を消しに行かないといけないので面倒です。

アカリ

スマホで足元を照らしながら移動、私もしてます。

ドアで失敗

リビングのドアを付けるかつけないか?それだけでもその後の生活に大きく影響してきます。

付ける位置や付けるドアのタイプでも、過ごしやすさが変わってくるんですよね。

リビングのドアで失敗しがちなポイントは次の4つです。

  • ドアのタイプ(開き戸、引き戸)で後悔
  • ドアを開けた時に必要な個所がふさがってしまって後悔
  • ドア同士がぶつかり合い干渉する
  • ドアを付けず、に音やニオイ、冷気が伝わってくる

【先輩施主のリアルな失敗談】
リビング側に開ける扉にしたのですが、扉を開けてすぐにガスのコンセントを備え付けたために、冬場はリビング扉の前にガスストーブを置くことになり扉を開閉するときに邪魔になります。
扉のノブががリビング隣の畳部屋の襖にあたので、襖の一部分が破けるのが思いもつかない盲点でした。
玄関から見た目を重視したために結局使い勝手は悪くなってしまったので、機能性をもう少し良く考えるべきだったと後悔しています。

アカリ

住んでみないと気づけない事って結構あるんですよね。

床材や壁材でな失敗

リビングの床や壁紙によって、部屋の雰囲気が大きく変わります。

メリットの裏返しはデメリットなのですが、予想以上にデメリットが大きかった場合に後悔が生まれてしまうんです。

リビングの壁材や床材でよくある後悔は次の4つです。

  • 無垢やパイン材の床が予想以上に傷つきやすかった。
  • 高額なフロアーコーディングをしたけど必要なかった
  • フローリングの床の色選びで後悔
  • 壁紙の色柄で後悔

【先輩施主のリアル失敗談】
アクセントクロスが流行りらしく、業者に勧められるがままに少しハデな色のインパクトのある壁紙を希望しました。
打ち合わせの時に見たA4サイズの壁紙見本やHPのイメージ写真は可愛く見えたのですが、実際に家のリビングで見ると可愛すぎて子供部屋みたいな雰囲気に。
最終選考で悩んでいた少し色が薄いけど無難なブルーグリーン系の色合いの木目調の壁紙にしておけばと後悔しています。

アカリ

壁紙って貼ってみないと雰囲気がイメージしづらい難点がありますよね。

まとめ:リビングの広さで失敗!後悔しないために今できる事

リビングの「広さ」で後悔しないために、今のうちにできることはまだまだあります。

長期戦になる間取り作りですが、こんなもんでいいかな?と考えることをあきらめてしまうと、後悔たっぷりの家に仕上がってしまいますよ。

リビングの広さで後悔しないために、今できることをまとめます。

【広すぎて失敗しないために】必要な広さをよく考える

「広ければ広いほどいい」という安易な気持ちでリビングを広げてしまうと、のちに後悔ポイントになりそうです。

リビングが広すぎて後悔しがちなポイントは次の3つ。

  • 広すぎて冷暖房の効きが悪い
  • 広いと掃除をする面積が増える
  • サイズが大きな家具や家電を揃えなくてはならない

何より費用がかさみますので、全体のバランスを考えてリビング計画を進めましょう。

【狭すぎて失敗しないために】収納や家具で工夫を凝らす

それならばとリビングを狭くもうけすぎてしまうと、のちに後悔してしまいがちなポイントは次の4つ。

  • 狭いとお客さんを呼びにくい
  • 狭いと掃除がしにくい
  • 子供スペースを作ると狭くなる
  • 狭いと家具が置きにくい

一番長い時間を過ごすリビングですから、居心地のいい空間を目指してリビング計画を進めましょう。

リビングに必要なものを事前に考えておく

リビング計画を成功に導くためのポイントとして「リビングに必要なものは何か?」を事前に考えておくことは大切です。

  • テレビ
  • テレビ台
  • ソファ
  • リビングテーブル
  • 収納棚
  • ラグ

などなど。

これから購入予定のかたは、どの家具を取り入れるか?サイズはどのくらいか?までレクチャーを進めると、のちにサイズが合わなくて

  • 窓がふさがった!
  • 圧迫感がある!
  • 通路が狭くなった!

ということを防げます。

どうしても取り入れたい家具があるならば、前もってリビング計画に反映させましょう。

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建築会社で担当してくれる建築士とは違う、第三者の立場であなたの間取りにメスを入れてくれる存在です。

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後悔のない家づくりをしましょうと言いながら、ほとんど新しい提案をしてくれなかったり、問題点を指摘してくれない場合があります。

私も同じ経験があるのでわかるのですが、その理由は

余計なアドバイスをすると、修正が重なり面倒だから

「建築基準さえ満たせば問題ない」

と考えている建築士もいるので注意が必要です。

我が家の日当たりシミュレーション

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アカリ

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参考: 九州福岡で高断熱・高気密な家づくり – with HOME

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