このページでは担当者とは別の一級建築士に、間取り相談の1つである「コンセントの診断」を依頼したときの様子をお伝えしています。
注文住宅を建てるとき、多くの場合が夫婦と建築士、時には営業さんも加わって間取り作りを進めます。
コンセントやスイッチの位置は「だいたいこの辺がよさそうですね?」なんて、間取りのオマケ程度で話が進んでいませんか?
コンセントやスイッチは、住み始めてはじめて使いづらさに気付きます。
今回は、10年前に建てた既存宅である我が家のコンセント診断を依頼しました。
10年間のコンセントの使い勝手と比較した「コンセント診断の必要性」を検証します。
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ココナラでコンセント診断を依頼した一級建築士「まどりっと」さん
10年以上住み込んだわが家のコンセント診断を依頼したのは、ココナラで間取り診断・コンセント診断を出品されている「まどりっと」さん。
まどりっとさんは今も現場で構造設計・住宅設計をされている現役の一級建築士さん。
ココナラでの評価も高く、一級建築士として本業をしながらココナラでスキル出品されています。
年齢も30代前半と多くの依頼者の年齢に近く、施主の気持ちに寄り添えるのでは?と思いロックオン。
プロのアドバイスをこんなに安く依頼できるのが、スキル出品という形をとったスキルマーケット「ココナラ」の良いところなんですね。
\ 現場で活躍中の一級建築士 /
すでに家を建ててから10年余りの我が家。今さらコンセント診断をしたところで何も変わりません…。
ですがこれから新築される方のお役に立つべく、今回の企画を立ち上げました。
ぜひあなたのコンセント計画にお役立てください。
コンセント・スイッチ・照明診断を公開!プロからの指摘ポイント38か所
こちらが1階のコンセント診断の結果です。(タップで拡大可能)
診断結果はココナラのトークルーム(チャット)からPDFで届きます。A4サイズにびっしりと赤字でチェック項目が記されています。
まるでテストを採点に出した時の赤ペン先生のようですね。
まどりっとさんの診断はコンセントのみならず、スイッチや照明器具に関してのアドバイスもいただけました。
赤ペンチェックは全部で38か所にのぼります!
後悔ポイント多くて涙がでちゃう…。
すべてをお伝えしきれないので、後悔ポイント強めな箇所をピックアップしてお届けします。
1階のコンセント診断結果
【玄関】玄関照明もセンサ付きにしておくと一石二鳥
玄関もセンサ付きにしておくと、荷物を持っているときにスイッチをつける手間が省けて便利です。消し忘れもしないので、一石二鳥です。
夜に家に帰ると真っ暗だからね。
センサ付きではないわが家の玄関照明。夜に帰宅すると、壁をまさぐるようにスイッチを探します。
スイッチが玄関フロア側についてることもあり、帰宅から電気を付けるまでに時間がかかります。
そしてなぜかつけっぱなしが多いのも玄関なんです。玄関のセンサ付きはアリ!
【玄関】照明をセンサにするなら見えない場所にスイッチを設置
ダウンライトをセンサにした場合は、誤作動防止も兼ねて見えない場所にスイッチを設置すると見栄えがキレイ。
センサ付きスイッチは押せるところにあると誤操作しちゃう。
玄関ポーチの照明はセンサ付きにしている我が家。
玄関フロアのスイッチと一緒になってますが、うっかり間違えて押してしまうので、こうしてカバーで覆ってます。
玄関フロアの照明もセンサにすれば、丸ごと見えない場所に隠しておけばいいですものね。これはいい案。
【玄関】玄関にコンセントがあると便利
コード式の掃除機の場合や、クリスマスツリーを置く場合はコンセントがあると便利です。
玄関にコンセントを作らなかった我が家。「コンセントを付ければよかった」と後悔が残るエリアです。
クリスマスツリーを飾れるほどのオシャレさはない玄関ですが、コンセントが欲しくなる作業はよくします。
夜の日曜大工とか、子供が靴を濡らして帰ってきたときは靴の乾燥機を使いたいですよね。
リビングの方から延長コードを引っ張って来て、コードがドアに挟まれた状態で玄関で作業をしています。
【玄関】扉下を15㎝カットするとお掃除ロボットの基地になる
扉位置を東側にして 扉を150下幅カットすると、ルンバ基地になり便利です。玄関からの扉もなくなり見栄えがキレイです。
お掃除ロボットに名前を付けて、ハウス!とか言いそう
玄関に向けた収納扉をリビング側にするというアイディア。
扉下15センチのすき間を開けて、お掃除ロボットが出入りできるよう基地にするという発想です。ワクワクするアイディアですね。
リビング収納としても使えてこれは一石二鳥なアイディア。
【リビング】テレビ周辺は家電が集まりやすいので6口がおすすめ
TV周辺は家電が集まりやすいので、コンセントが6口あるとタコ足配線になりにくいです。
TV/ゲーム機(スイッチ、PC)/レコーダー/HDD他
テレビ裏のごちゃつきが止まりません!
コンセントを多めに付けたつもりですが、それでも足りなかったのがテレビ裏のコンセント。
すでに手遅れ状態です。
テレビやゲームはネットを使います。ここに一緒にLANコンセントを付けておけば、安定したネット環境でネトフリできたかもしれません。
テレビ裏のコンセントは多めにする!が鉄則のようですね。
【リビング】Wi-Fiは天井近くに棚を設置すると見栄えがいい
Wi-Fiやルーラーを置く場所は、天井近くに棚を設置しておくと見栄えがキレイです。
我が家のWi-Fiモデムは1階の床に近い場所にあります。そのせいで電波が届かず2階のネット環境が悪すぎます。
2階で一人暮らし同然のように過ごす高校生から、ネット環境の悪さを指摘されます。
家を建てた10年前はネットのことまで頭が回らなかった…今はテレビ以上にネット環境の充実が問われます。Wi-Fiモデムの設置場所大事。
【リビング】家具を置くとコンセントが隠れます
家具を置くとコンセントが隠れてしまうため、設置する家具の高さを確認してください。ローチェストですとFL+1100くらいに設置と思います。
コンセントは隠せばいいというものでもない。
家の固定電話を置くならここかな?と思い設置したコンセント。
今では固定電話も廃止して、コンセントをほとんど使用していません。そして昔から家具に隠れて使いづらいコンセントだったので、忘れ去られたコンセントとなりました。
【ダイニング】床付けコンセントが便利
見栄えはあまりよくないですが、床付のコンセントがおすすめです。ホットプレートなどを使うときに便利です。
子供が足を引っかけそうでヒヤヒヤ…
ダイニングテーブル近くにコンセントが無い我が家。
一番近くのコンセントからコードを引っ張るのですが、コードがピーンと這って通路が行き止まり状態になるんです。
子供が小さいと引っかかって何度もコンセントを抜かれそうだし、何より危険。床のコンセントは便利そうですね。
【ダイニング】火災報知器は壁付けがおすすめ
火災報知器は目立つので、壁付けの方がいいです。※アクセントクロスの場合は要注意。
ダウンライトより主張が強い火災報知器…
そして当たり前のように、ダウンライトと仲良く並んだ我が家の火災報知器がこちらです。
住宅メーカーも何も言わず当たり前のようにここに付けてましたので、かっこ悪いとは思ってたけど仕方がないと諦めていました…。
火災報知器のチェックまでしていただけるなんてすごい…。
【洗面所】正面よりも横のコンセントがおすすめ
正面にコンセントよりも、横にコンセントの方が水がかかりにくく使い勝手もいいです。ドライヤー・ヘアアイロン、電動歯ブラシの充電をつねにしておくのなら、追加でコンセントを!
水が入り込んでショートしないかヒヤヒヤします。
正面のコンセント使うと、もれなく洗面ボールにコードが入り込みます。
ドライヤーをはじめとした顔周りで使う電化製品が多いので、もう少し高い位置にコンセントを設置し、さらに横に設置すれば使いやすかったと思います。
【洗面所】分電盤を扉の上にしてみては?
分電盤は可能な限り浴室出入り口から離した方がいいです。洗面所の上に設置してはいかがでしょうか?
冬の朝は電化製品使いすぎてよくお世話になる分電盤。
お風呂の湯気が当たりやすく故障の原因になりやすいということで、反対側にある扉の上にしてはどうかとおすすめいただきました。
冬の朝にはよくブレーカーが落ちてしまう我が家。洗濯機の上に設置していることもあり、体を「くの字」にして作業するので使いづらい。
洗濯スペースとしても活用しているので、位置を扉側にずらした方が、どちらにおいても使い勝手がよかったでしょうね。
【洗面所】冷暖房機器用のコンセントがあると便利
ヒートショック予防に暖房を設置や、扇風機を置けるようにコンセントがあると便利です。
扇風機のコンセントを差すと、洗濯機のドアにコードが横切り邪魔くさい。
夏場のお風呂上りに扇風機を使いたい、洗濯物を乾かすためにサーキュレーターを使用したいなどなど。
身なりを整える以外にも、洗面所で電化製品の必要性を感じるなんて意外でした。
洗面所は比較的高い場所にコンセントがあるので、低い位置にもあるとコードが邪魔にならず便利に使えたはずですね。
【洋室】扉を閉めるならスイッチは室内側に
洋室内で寝たり扉を閉めることを考えると、洋室側にスイッチがあった方が便利です。
なぜ外にスイッチがあるのか記憶喪失…。
パソコン部屋としている我が家の1階の洋室。なぜか外にスイッチが付いています。
扉を閉めて作業をしていると、暗くなった時に扉を開けて電気をつける不便さ…。
しかも外にいる人間に、スイッチの主導権を握られている不安ったらありません。
これがもしトイレだったら?それは恐怖でしかありません。
【洋室】PCを使うならLANコンセントがあると便利
PCを使うのでしたらLANコンセントがあるといいです。PCがノートかデスクトップにより変わりますが、コンセントが最低でも4つあるといいです。
PC/モニタ/手元明かり/外付けHDD
PC周りはコンセントがたくさん欲しくなる
運よくノートパソコンなので外付けHDDはありませんが、PC周りには関連機器を置きたくなりますよね?
プリンターや電動シュレッダーなどが集まるこの場所、コンセントが足りないので抜き差ししながら使ってます。
しかも隠れた場所なので、机の下を覗き込んで抜き差しするのがとにかく面倒で仕方ありません。
2階のコンセント診断結果
こちらは2階のコンセント診断結果です(タップで拡大可能)
2階は寝室と子供部屋が集まる場所で、家を建てた当時の子供はまだ幼児でした。
2階のコンセントは今後どのような使われ方をされるのか?が全く未知の世界で、かなり適当に付けてしまいました。
現在の子供たちは中学生と高校生になりました。
最近の子供はTVを見ないので、ご飯を食べる、風呂に入る以外は部屋にこもりきりの状態です。
【寝室】テレビを壁かけにすると見やすい
ベッドの位置を変更して、テレビを北側に壁掛けの方が見やすいと思います。
旦那にチャンネル権を握られる位置関係
妻であるわたしはテレビから離れた方のベッドを利用。旦那の向こう側にテレビを設置しています。
今考えるとなぜこのレイアウトにしたのか不可解でしかないのですが、旦那が横向きになるとテレビの画面が見えません。
もっと暮らしのイメージを膨らませ、家具のレイアウトやコンセントの配置を検討するべきだったと後悔しています。
【寝室】ベッド両側にコンセントがあると便利
ベッド両側にコンセントがあるとお互いスマホを充電しやすいです。
寝ているときのスマホ充電に必要
今となってはアラームもスマホを使用しているため、肌身離さず持ち続けているスマホ。
寝ているときに充電するので、ベッドわきのコンセントは必須だったと思いました。
なぜかベッドの片側にしかコンセントを付けなかった我が家。
旦那の方は使いづらそうに、延長コードを引っ張ってきて使っています。
【寝室】3口のコンセントは使いづらい
コンセント形状が家電によって違うため、3個口は使いにくいので2個口×2の方が使いやすいです。
あっても使えないセンターの虚しさ。
テレビ用のコンセントということもあり、2口より3口あると便利だと思ったコンセント。
充電器のアダプター類はごついので、コンセント周りがすし詰め状態に。
けっきょく真ん中のコンセントが使用されず、意味をなさない3口コンセントとなりました。
【子供部屋】コンセントは3か所の対角にあると模様替えしやすい
子ども室は、コンセントが3か所対角にあると電源を取りやすいです。また、模様替えもしやすいです。
コンセントの位置が模様替えのカギを握る
子供が大きくなると模様替えを楽しみたくなるようで、ベッドや机の配置を移動させてます。
気に入った配置にしてもコンセントが使えず、もれなくコンセント難民に陥いります。
「3か所の対角にコンセント」。たとえすぐに使わないコンセントだとしても、将来を見越して付けておいた方が無難です。
【フリースペース】垂れ壁をなくして照明を中央に
垂れ壁を無くせると、照明を中央に持ってくることができます。
このタレ壁は邪魔でしかない。
たしか当初は、このタレ壁を付けなければならない構造だと説明を受けた気がします。
照明をつけてもタレ壁が邪魔して影になる部分があるんですよね。
悔やんでも今さらですが、こうした照明のチェックをしてもらえるのは嬉しいですね。
【フリースペース】ダウンライトにすると照明の併用が可能に
手すりの上の照明をダウンライトにすると、階段下に光が落ち洗濯スペースと照明を併用可能です。
うちの中で一番暗さを感じるのは階段です
階段の照明の事をあまり考えなかったような気がします。
電気をつけても暗く感じる我が家の階段。診断のように4つのダウンライトをつけたら明るさが確保され、さらにスタイリッシュになったはず。
当時はインテリアコーディネーターさんもいたのに、そんなアドバイスはいただけませんでした。
【フリースペース】サーキュレーターを設置するなら便利
ここにコンセントがあると、洗濯物を乾かすサーキュレーターを設置できるので良いですね!
このコンセントは使いやすい場所!
ここのスペースは室内干し用の場所として確保した場所なのです。
夏場は生乾きが気になるのでずっとサーキュレーターを作動させています。
アイロンをかけるのもこの場所なので、ここのコンセントは無くてはならないコンセントです。
一級建築士「まどりっと」さんが考えるコンセント計画の重要性
家づくりの理想と現実の中で、折り合いをつけながらの間取り計画。コンセントはつい後回しにしてしまいがちになる傾向にあります。
これまで多くの施主さんたちの家づくりをお手伝いされてきた「まどりっと」さんに、「コンセント計画の重要性」と「第三者によるコンセント診断のメリット」を伺いました。
間取りを決めるのに時間と体力を使ってしまい、コンセント・スイッチ計画が疎かになる人が多いです。 間取りは時間をたくさん使うのに、コンセント・スイッチ等の電気計画のおまかせはもったいない。
どんなに間取りが良くても、コンセント・スイッチが生活に合わせた場所にないと、動線にストレスを感じて後悔に繋がってしまいます。
新築なのですから間取りの時にどんな生活をしたいのか考えた様に、どんな家具・家電を置くのか配置計画を考えて欲しいです。
しかし、工務店やハウスメーカーの人が時間が無い等で積極的に打ち合わせをしてくれない場合は、自分自身で考えようにも、電気図を見てもさっぱり分からない人がほとんどだと思います。 さらに、一つ一つ調べて自分でやるのに限界があります。
そのために、工務店やハウスメーカーの意見とは別に、中立的な立場の人の意見を聞いてみる事により、考えても見なかったこともでてくると思います。
『こんな使い方があるのだ』や『こんなこともできるんだ』が見つかるかも知れないです。 建ててからでは遅いので、相談することにより、少しでも後悔が減らせるのではと思います。
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当ブログでは、コンセントで後悔しやすいエリアをランキング形式でまとめた記事を公開しています。
先輩施主たちの後悔談と共に、よく使われる電化製品も紹介しているのでぜひ参考にしてください。
新築のコンセントで後悔しやすい場所ランキング!よくある失敗ポイント
最後の仕上げにプロのチェックを受けてみたい!という方は、私と同じようにココナラで家づくり診断を依頼してみてはいかがでしょうか?