日当たりシミュレーションが無料でできる!スマホアプリ・ソフトを使ってみた!日影を計算して確認する方法

注文住宅の家を建てるとき、気になりだすと止まらない事のひとつに「日当たり」があります。

一口に日当たりと言っても、直接太陽の光が差し込む「日照」とは別に、外の光の乱反射で部屋の中が明るくなる「採光」があるのをご存じですか?

アカリ

日当たりとどう違うの?と思った方は要注意。

実際に家を建てなければ分からないはずの日当たりを、家を建てる前に「シミュレーション」しておくことで、おおよその目安を知ることができますよ。

ここでは実際に無料で使える日当たりシミュレーションアプリ(スマホ)と無料で使える日当たりシミュレーションソフト(PC)を実際に使って計算してみたので、ぜひ参考にしてください。

\家は未完成でも日当たりはわかる/

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無料の日当たりシミュレーションアプリ「サン・サーベイヤー」

アプリ検索「日当たり」でトップで検索にひっかかるのが「サン・サーベイヤー」というアプリ

太陽と月の位置(方位、高度、時間)を予測する、モジュールを備えているアプリです。

サン・サーベイヤー・ライト
サン・サーベイヤー・ライト
開発元:Adam Ratana
無料
posted withアプリーチ

ですがこのアプリ、実際に使ってみてわかったのですが、注文住宅を建てるときのお悩みである土地や建物の日当たりを調べるには不十分だと感じました。

これが実際に使ってみた時の様子です。(無料版)

日当たりを調べたい場所に立ち、太陽のある方向にスマホを向けて方位を調べることはできます。

アカリ

こっちから太陽が昇ってこっちに沈むんだなーって…。

何らかの目安にはなりそうですが、知りたいのはこれから建てる家に日当たりはどうなのか?だと思うんですよ。

もっと深く機能を使いたいなら有料版(1,200円)にする必要があります。

一番左側の画像をご覧ください。

アプリのカメラを空にかざすと太陽の動きが分かるので、あの建物に太陽光が遮られそうだな…くらいの予測はできそうです。

ですがこれ、賃貸に住むときや建売に住む時なら既存宅から使うことができるけど、これから家を建てる人にはあまりにも意味をなさない。

欲しい土地に立ってみて、なんとなくシミュレーションするくらいの事ならできそうです。

無料の日当たりシミュレーションソフト日当たり君

出典:ホームズ君.com

パソコンで操作できる日当たりのシミュレーションソフト。どうやらこちらの「日当たり君」が有名のようです。

ネーミングもストレートでかわいいですね。

早速インストールして使ってみましたが、無料でここまでできるの!?と驚きでした。

実際に購入したい土地や建物の位置や形を設定して、日当たりをシミュレーションをすることができます。

方位や気象観測点を入力することで、日の当たりでできる影を推測できるのです。

実際の我が家に当てはめてシミュレーションしてみると、おおよその目安にすることができました。

3Dアニメーションにして確認できるので、日の出から日の沈みまでの太陽の動きと、そこからできる建物の陰の位置を確認できました。

家の凹凸もきちんと再現してシミュレーションできれば、よりしっかりとした日陰のシミュレーションになりそうですよ。

ですが私の場合、途中で操作が難しく思えてしまって途中で断念してしまいました。

設計図を見て正確に外観や配置図を生成する作業があまりに難易度高すぎた…。

アカリ

私、こういうの得意だと思ってたのに…。

こういうのが好きだ!って方はとことんチャレンジしてみるのもいいかもしれませんが、これから家を建てようって人がそんな時間を確保するのは難しそうだと感じました。

もっと深くシミュレーションするならば有料版を使う必要がありますが、これはプロ仕様なので十万越えで現実的ではない模様。

それでも気になる!という方は、こちらの公式ホームページからチェックしてみてください。

日当たり君ダウンロードページ

簡単に正確に日当たりシミュレーションするならココナラが一番だと思った

無料アプリには満足に使えそうはな物はない、PC用無料ソフトはあるけど難しくて使いこなせない。

そこで実際にわが家が試してみたのがこちらのココナラの日当たり診断です。

ココナラってご存じですか?不要なものを売り買いするメルカリと似た感じなんですが、個人間でスキルを売り買いできるスキルマーケットなんですよ。

ココナラには現役で一級建築士として活躍している人や、インテリアコーディネーターなどの家づくりに役立つスキルを持つ方がたくさん出品されているハーレムです。

【外部】日照シミュレーション

再生できます

こちらは実際に、我が家が外部の日当たりをシミュレーションしたものです。

「日照」とは建物や地面に直射日光が照らされている状態

近隣に建つ建物の影が、自宅の外壁にどのように落ちてきて、その影がどんな動きをするか可視化できます。

庭でガーデニングや家庭菜園をしたいときも、事前に日当たりを確認できるのはとっても便利。花壇を作るベスト位置を確認できますね。

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こちらは近隣の建物を自宅のまわりにぐるりと配置して、シミュ―レーションしている様子です。

影響しそうな近隣の建物の大きさや高さを計算し、どのように自宅に影を落とすかを動画で可視化できます。

日照は太陽の高さや季節によっても変わるので、たいていのシミュレーションでは「春夏秋冬」のシミュレーションをしてくれます。

これから家を建てる場合は、隣家からどのくらいセットバックさせればよいかの参考になりますし、できるだけ日照を確保したい場合は土地のどこに家を建てるか検討することができますね。

こちらの日照シミュレーションをされたのは、こちらの出品者さんです。

隣家との間をどのくらい離せばよいかをシミュレーションした記事はこちらです。

【内部】日照シミュレーション

再生できます

西から登ったお日様が、東へ沈む様子が分かります。

その時に窓から室内にどのように陽が差すのかを、しっかり目で確認できるから理解しやすいんです。

わが家は既存宅で依頼してみたため、このシミュレーションがどれだけ正確なものなのかよくわかります。

アカリ

みなさん、ちょっとこれを見てください

実際のわが家なんですが、4月23日15時に撮影したリビングの日当たりです。

4月の実際の日当たりの様子

そしてこちらが「春・秋」で日照シミュレーションした3Dアニメーション、15時の様子。

春の日当たり15時のシミュレーション

陽の伸び方がちょっと違うけど、この4月23日という少しだけ夏に寄り始めた時期ということもあり、細かいところは良しとしましょう。

アカリ

陽の入り方、ドンピシャリだと思いませんか?

ここまで正確だと、やってよかったーって思うはずです。

太陽の光って癒しの効果があると思うんですよ。

家に居ながら朝日を浴びたり、猫が陽だまりで日向ぼっこしたり。

そんなささやかな出来事に幸せ感じたりしますから、この日照をシミュレーションしておくことは長年住むであろう家を買う上で、とても大事なことだと思いませんか?

こちらの室内の日照シミュレーションをしていただいたのは、matorisakuzouさんです。

更にこちらをご覧ください。

こちらの出品者さんは、グラフィックCGを用いた美しい映像が印象的な室内の日当たりシミュレーション。

再生できます

映像がリアルすぎて実写か?と思えるほどの美しさ。家具やインテリアを配置すれば、より現実に使い形でシミュレーションできそうですね。

テレビに光が入りそう…なんてこともシミュレーションできちゃう。

アカリ

これはもう、自分じゃ絶対にできないレベルだよね。

こちらの日当たりシミュレーションをしたのは、こちらの出品者さんです。

採光と照度シミュレーション

日当たりでよく失敗してしまいがちなのは、陽が直接入る日照にこだわり過ぎてしまうこと。

室内の明るさって日照だけでは測れなくて、外の空気中で乱反射する光を室内に取り込んだ「採光」も大事だってご存じでした?

北向きに作られがちな洗面所やお風呂場は、南向きに窓が無くても窓があれば明るかったりしますよね。

あれって外からの光を集めた光を、室内に取り込めているからなんです。

近隣の家が近すぎたら暗くなるし、窓の外が広くひらけていればたとえ北側でも十分明るかったりするんですよ。

こちらは実際のわが家のお風呂。

思いっきり北側ですが、日中でも明るいのが特徴です。

なぜならば窓の方向に建物が立っていないからなんですね。

こちらはGoogleマップで上空から見た我が家の様子。

赤く四角いのがわが家なんですが、青まるで囲った北側は隣家の家の畑になっています。

窓のすぐ前に光を遮る建物がないですよね。

おかげで乱反射した光たちが、たっぷりお風呂場に注がれているというわけです。

右上の浴室の照度をご覧ください。

照度とは、明るさの度合いをルクスを単位としてあらわす数値です。

日照と採光の違いについてはこちらの記事で詳しく書いています。

西側のホール(洗面所332lx)よりも、北側にある浴室の照度の方が高い(586lx)のが分かりますよね。(青字で書かれているのが明るさを示す照度)

このように例え北側であっても近隣の建物の建ち方によっては、陽があたりやすいとされる方角以上に十分な明るさを確保することができるんです。

北側のお風呂の明るさに負けた、西側の洗面所の様子がこちらです。

5mほど離れた場所に家があるため、日中でもなんだかうす暗い…。

雨の日など採光が確保できない日は、日中でも電気をつけなければなりません。

こちらの赤丸で囲った部分ちょうど鏡のある場所ですが、すこし色が薄くなっていると思います。(赤みが増すほどに明るい)

窓を背負ったせいもあるのですが、日中でも電気をつけないと、暗くてアイラインが引けません。

これって実際に照度シミュレーションしない限り、予想するのは難易度高すぎだと思いませんか??

アカリ

身支度を洗面所で行う我が家。こんなはずじゃなかったんだよなー。

こちらの日照シミュレーションをしてくれた出品者さんはこちらです。

無料のアプリやソフトで物足りないと感じたらプロに頼むのがおすすめ

\ココナラの日当たりシミュレーション出品者/

スクロールできます
スキル出品者matorisakuzou
日当たり診断士
kazu66902
yuushun
商品価格15,000円18,000円10,000円9,500円
日照(室内)シミュ動画動画画像+gif動画画像※1
日照(外部)シミュ動画動画画像+gif動画画像※1
採光・照度(PDF)画像画像画像画像※2
改善案(テキスト)ありありありあり
その他当ブログ特典あり再シミュ1回(LDK)
出品ページ出品ページ出品ページ出品ページ
2023年2月現在 順不同/敬称略

出品者の商品比較はこちらの記事で詳しく書いています。

みなさん一級建築士の資格を持ってたり、現役で住宅営業や間取りプランナーをしているなど、私たち施主にとっては喉から手が出るほど頼りたいスキルをお持ちの方々です。

そんなプロの方たちが、直接わたしたちのような個人と繋がって、オーダーメイドな日当たりシミュレーションをしてくれるんですよ。

気になるのはそのお値段だと思いますが、皆さん1万円台となんとも良心的な価格なのがやっぱりココナラのすごいところ。

アプリやソフトを使いこなしても、診断やアドバイスを聞ける昨日はありません。

自分でアレコレ無駄に悩む時間があるならば、サクッとプロに相談しちゃった方が早じゃんってなりますよね~。

\家は未完成でも日当たりはわかる/

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