新築で間取りを考えるとき、ドアを引き戸にしたいけど後悔しないかな?と心配な方へ。
このページでは「引き戸の後悔ポイント」を集めました。
よくある「引き戸の後悔エリア」は次の5つです。
- 「トイレ」を引き戸にして後悔
- 「お風呂(浴室)」を引き戸にして後悔
- 「玄関」を引き戸にして後悔
- 「寝室」を引き戸にして後悔
- 「子供部屋」を引き戸にして後悔
以上5つのエリアで起こりがちな「引き戸の後悔」をお伝えします。
トイレの引き戸で失敗!後悔ポイント5つ
トイレのドアを引き戸にしたときに、起こりやすい後悔は次の5つ。
- 引き戸のトイレで「音漏れ」
- 引き戸のトイレで「ニオイ漏れ」
- 扉の開閉時に勢いがつく可能性
- 便器と廊下との距離が近い
- 耐震に役立つ壁が減る
引き戸にするということは、引き込み部分が必要になるのでそのぶん壁が薄くなります。
そうすると廊下に音が伝わりやすくなり、耐力壁を一部失うことにつながります。
引き戸は開き戸に比べて気密性に劣りますので、音漏れしやすくニオイも外に漏れだす可能性があります。
トイレは特に音やニオイが外に漏れては困るエリアなので、引き戸にする場合は十分に検討が必要です。
そういう我が家のトイレも引き戸でして、大変後悔しております。
お風呂(浴室)を引き戸にして失敗!後悔ポイント7つ
お風呂を引き戸にすることで、後悔しがちなポイントは次の7つ。
- 引き込みスペースが必要になる
- 有効に使える壁面が減る
- 扉にタオルがかけられない
- レールの掃除が大変
- 他の扉に比べて価格が高め
- 扉の開閉時に勢いがつく危険性
- 気密性が低くなり音漏れしやすい
お風呂(浴室)の扉を引き戸にした場合のメリットもトイレの引き戸と同様、引き込み部分が必要になります。
そして気密性が薄まるため、音の伝わりが大きくなります。
開き戸が便利だと感じるメリットの中に「タオルがかけられる」があるのですが、開き戸の場合は扉部分にタオルバーを付けると引っかかるので使えません。
また、髪の毛とホコリと水分が入り混じった汚れがレールに付着するので、掃除がしづらいデメリットもあります。
お風呂の引き戸の後悔ポイントについてはこちらで詳しく解説してます。
玄関を引き戸にして失敗!後悔ポイント4つ
玄関の扉の引き戸で、よくある後悔ポイントは次の4つ。
- 気密性に欠けるので玄関が寒くなる
- 音が漏れやすい
- 引き込みの壁部分を有効に使えない
- 価格が高い
一昔前の玄関は格子型のガラス戸になっていて、ガラガラと音を立てて開ける引き戸が主流でしたが、最近は開き戸が一般的になってきました。
そんな中でまた新たに引き戸の人気が出てきた中で、引き戸にした時の後悔ポイントが気になるようです。
開き戸は音の伝わりが大きくなるので、外の音が聞こえやすく、開き戸に比べると気密性に欠けるので、一番寒くなりがちな玄関がさらに寒くなる可能性があります。
また、引き戸は価格が高くつく場合が多く、引き込みする壁の部分が使えないのでポストやチャイムなどを設置することが不可能です。
寝室を引き戸にして失敗!後悔ポイント3つ
寝室のドアを引き戸にすることで、よくある後悔ポイントは次の〇つ。
- 音が漏れやすい
- 耐震に役立つ壁が減る
- 間取りの自由度が減る
寝室を引き戸にすることで一番気になるのは音が漏れやすいことではないでしょうか…。
あえてここで多くは語りませんが、仲のよろしい夫婦がお住いの場合は子供部屋との距離も気になりますが、ドアからの音漏れも気にした方がよさそうです。
子供が小さなうちは特に気になりませんが、思春期ぐらいになると最悪化かと。
そして2階に寝室や子供部屋を持ってくる間取りの場合、そう大きくできない場合はドア同士が密集します。
その場合は引き戸にしたいとなると、間取りを組むのが難しい場合がありますよ。
子供部屋を引き戸にして失敗!後悔ポイント
子供部屋のドアを引き戸にすることで、よくある後悔ポイントは次の〇つ。
- 音が漏れやすい
- 耐震に役立つ壁が減る
- 間取りの自由度が減る
子供が小さい時の引き戸はとても使いやすいかと思います。
なぜなら子供が小さなうちは、ドアの開け閉めが危険だったり大変なため、開けっ放しにすることが多いからです。
そうなるとドアが引き込まれて邪魔にならない、引き戸の方が使い勝手がよくなります。
ですがやはりここでも問題になってくるのが「音漏れ」問題。
寝室との音の伝わりもそうですが、子供が大きくなると友人と部屋で電話をしたりして、家族でも聞かれたくないと思うんです。
いくら自分の子供であっても、プライバシーは尊重してあげたいですよね。
まとめ:引き戸のよくある後悔ポイント9つと解決策
新築の間取りづくりで引き戸にしたいと考えた時、後悔を感じるエリアは次の5つでした。
- トイレ
- お風呂(浴室)
- 玄関
- 寝室
- 子供部屋
いづれのエリアにおいても、引き戸で巻き起こる「デメリット」はこちらの9つです。
- 音漏れ
- ニオイ漏れ
- 扉の開閉時に勢いがつく
- 耐震に役立つ壁が減る
- 引き込み部分が有効に使えない
- 扉に引っ掛けて使う便利品が使えない
- レールの掃除が大変
- 価格が高い
- 間取りの自由度が減る
すべては開き戸と比べたときに発生するデメリットですが、引き戸の魅力はたっぷりですから、比較時に上回る要素を優先して引き戸の計画を進めるといいと思います。
理想の間取りを作るためには自分たちの暮らしやすさや、優先すべき点を盛り込むべきではありますが、いくら私たちが頭をひねろうともやはり素人の間取りになります。
担当者の建築士と相談の上、間取りを作り上げていくとは思うのですが、住宅メーカーの建築士さんもお仕事ですのでなるべく自社に負担のない、利益がある方向へ導こうとすることも。
そこで私たちがより満足いく間取りをするために提案したいのが「間取りのセカンドオピニオン」です。
間取りのセカンドオピニオンとは、今の担当建築士とは別の一級建築士に自分たちの間取りを診断してもらうというもの。
安くて2,000円ほどから、平均だと8000円くらいでプロの建築士に相談できるのがココナラです。
実際に私も診断しましたので参考にしてください。