「照度」や「採光」と聞いて具体的な違いをすぐに言える人、どのくらいいるでしょうか?
そういう自分もつい最近、この2つの意味の違いを知りました。
- 日照とは…お日様の光が直接地面を照らす事
- 採光とは…室外の自然光を室内に取り入れる事
だそうです。
家づくりにおいて「照度」と「採光」は、とても重要な役割を果たすものだったんですね。
とはいえ我が家は家を建ててから12年目。
今さら知ったところで家づくりのやり直しはできません…。
ですがココナラでは「照度」と「採光」の検証をプロに数千円で依頼できるんですよ。
これから家づくりをする人はこの情報、知っておいて損はありません。
\未完成の家でも日当たりを知る方法/
日照と採光の違い
日照と採光の違い。
どちらも明るさに関係ありそうだということはわかるのですが、厳密にどこが違うのが分かりませんでした。
ですが簡単に説明するとこんな感じになります。
- 日照…お日様の光が直接地面を照らす
- 採光…室外の自然光を室内に取り入れる
どうです?似ているようで全然違いますよね。
家づくりに必要な「日当たり」と考えると、つい日照の事を考えてしまいがち。
ですが周りの建物によっては室内に取り入れる自然光の取り入れ方が変わってくるため、採光の視点からも考えておかなくてはならないのです。
私が「日照」と「採光」について詳しく知る事になったのは、ココナラで出会った建築家との出会いがあったから。
ココナラで出会った「日照」と「採光」のエキスパート
「照度」と「採光」について考えるきっかけを与えてくれたのが、先日ココナラで見つけたあるサービスのおかげなんです。
今回見つけたサービスは、普段から間取りのセカンドオピニオンをされてるmatorisakuzouさんという一級建築士さんなのですが、こちらでは日照を確認できる動画を作成いただけるんです。
シミュレーションが大好きな私。
もうすでに家が完成して12年も経っているにもかかわらず、検証してほしくなったんですよね。
もちろんこのようにネタにさせていただきたいという下心もありましたが、「12年前に知っていたら違っただろうな~」という好奇心が強まりました。
「日照検証」するために必要な物と分かること
私が今回ココナラで出会ったのがmatorisakuzouさん
そのプロフィールを見ると経歴やスキルがが凄すぎる!
この道40年を超える超ベテランさんです。
検証をするために、こちらで準備しておく物はこんな感じでした。
- 建物の図面
- 敷地の地名地番
- 周辺の建物のデータ
建物の図面
建物の図面は配置図、平面図、立面図などが必要なんですが、間取り作成の段階でも検証していただけるようですよ。
こんな間取りを考えているんだけど、日照はどんな感じになるか知りたい、採光に問題がないか知りたいという方にもおすすめです。
私がお渡ししたのはこのようなデータ。
- 1階の平面図
- 2階の平面図
- 建物の立体図
- 配置図
です。
これをもとに作成してもらったのがこちら。
どうぞ再生して驚いてください(笑)
これらの動画についてはこっちで詳しく書いてます。
敷地の地名番地
「夏至」「春秋分」「冬至」によって日の出や日の入り時間が変わってきますし、日の高さも変わってきますよね。
住んでいる場所伝えることで、さらに正確なデータを提示していただけますよ。
「住所を教えるのはちょっと…」という場合もありますよね。
ですがそこは全く問題ありません。
私も「北海道」であるということしか伝えていません。
ちろん具体的に住所を伝えてもOKですが、お互いネット上でのやりとりですから、そこは都道府県を伝えるだけでも検証していただけるので安心してください。
周辺の建物データ
自分の家の周りにどんな建物が建っているのかを伝えることで、隣家の陰になってしまわないかどうか調べることができるんです。
言葉で伝えるのは難しいな…ということもあると思います。
こちらではグーグルマップでキャプチャした画像で検証をしてくれますよ。
隣家との距離感、隣家の建物の高さや形が分かればより正確な内容を提示してくれるでしょう。
我が家の場合もグーグルマップから入手した画像をもとに、詳細な動画を作成いただきました。
こちらの資料を提出することで、このようなシミレーションをしていただけます。
実際は動画でいただけるものなのですが、静止画にして比べてみました。
左が「隣家がない」状態の日照で、左が「隣家がある」状態の日照です。
どちらも「夏至AM7:00」なのですが、隣家があると朝日が入ってこないのが分かります。
家を建てたばかりの頃は左のような状態だったのですが、まわりに家が建ちだすと右の状態になったんです。
このようなシミュレーションをしておくことで、今後どのような日照を得られるのか視覚的に分かるので間取りの参考になると思いますよ。
あぁ、朝日が恋しい我が家です…。
分かっているようでわからなかった「採光」
採光って聞いても「まぁ、光でしょ?」くらいの知識しかない私ですが、いただいた内容を見て面白さを感じてしまいました。
それがこちらです。
どうです?面白いでしょ?
まるでサーモグラフィーのようなこの画像。
窓から入る自然光が、どのように室内に取り込まれるかを色で示したものなんです。
赤いところが明るい場所で、ブルーになるほど暗くなるイメージですね。
この照度の計算条件は、季節に関係なく普通の明るさの日=外の明るさが15000ルックス(lx)を想定したものだそうです。
日照がない明るい曇りの日のようなイメージをすると良いようですよ。
日当たりで後悔する前にできること
入居してみたけれど、日の当たり方が最初に予想していたのと違っていた…なんて事が起こる前に私たちには前もってできることがありました。
このように事前にシミュレーションしておくことで、多くの日照問題を予想し、解決に導く間取りを考えることができるんです。
私が12年前に間取りを考えていた時は、ハウスメーカーではこのようなシミュレーションは一切してもらえませんでした。
特にハウスメーカーの場合は、家を売ることが目的なので、どこまで真剣に向き合ってもらえるかが心配になります。
相手によってムラが生じる場合もあるんですよね。
今回検証を依頼したmatorisakuzouさんの紹介文に、このような記述がありましたので引用して紹介させていただきます。
【分かる様にする方法】 知らない事・分からない事は分かっている人に 分かるように説明してもらえば良いのです。ここで大事なのは自分の味方に聞くことです。利害関係のある人に聞いたらその人の都合のよい事しか言いません。利害関係とは お金を払う建築主とお金をもらう工事業者という関係で、適性価格以上で支払われれば工事業者が儲かり建築主が損をします。
この言葉が深く心にしみるのはきっと私だけではないはずです。