洗面所は手洗いや歯磨きをしたり、朝の身支度をしたりなど、家族みんなが毎日使う場所です。
収納力や掃除のしやすさはもちろんのこと、お客様も使うことがあるのでデザインにもこだわりたいですよね。
このページでは、間取りを決めるときによくある洗面所の後悔ポイントをまとめています。
後悔しない洗面所を完成させるためにも、起こりうるメリットやデメリットをまとめましたので確認してください。
下のリンクから、いち早く知りたい後悔ポイントに移動できます。
新築の洗面所でよくある後悔
洗面所の間取り・動線で後悔
洗面所の間取り・動線でよくある後悔や疑問
キッチンと洗面所がつながってる間取りで後悔
キッチンと洗面所がつながっていると、調理や洗濯をする際に移動が最短距離ですむので、効率的に家事をすすめたい人に人気の間取りです。
小さい子どもがいるとお風呂に入るのも見守りが必要ですが、キッチンと洗面所がつながっていれば、夕飯の支度をすすめながら入浴中の子どもの様子を確認できます。
家事動線が良くなる間取りではありますが、キッチンと洗面所がつながっていることで生まれるデメリットもいくつかあるようです。
キッチンと洗面所がつながっている間取りのデメリット
- プライベートな空間が見えやすい
- キッチンが寒くなる
- ニオイが広がりやすい
- 家族がキッチンを洗面所代わりにする
- 忙しい時間帯に混雑することがある
- 音が伝わりやすい
- 洗面所を使う人が通るとキッチンが狭く感じる
キッチンと洗面所がつながる分、プライバシーの確保が難しくなったり、キッチンの使い勝手も悪くなったりすることがあるようです。
キッチンと洗面所がつながってる間取りのメリットとデメリットについてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
廊下に洗面台を置く間取りで後悔
洗面所は脱衣所につくられることが一般的でしたが、近年では実用性の高さから廊下に洗面台を置く間取りも増えつつあります。
家族がお風呂に入っていても気兼ねなく洗面台を使えますし、お客様が手洗いをする際もプライベートな脱衣所を見せないですむのが魅力です。
誰もが使いやすい洗面台ではありますが、間取り図ではなかなか気づけない使いにくさもあるようです。
廊下に洗面台を置く間取りのデメリット
- 廊下が通りにくくなる
- 音がうるさい
- 人目が気になる
- 水ハネが気になる
- 生活感が出てしまう
- 洗濯機までの距離が遠い
- 掃除が面倒
- 冷暖房が効かない
囲うものが何もない廊下だからこそ、人目や洗面台を使うときの音が気になってしまうようです。
中でも冷暖房が効かないというのは住んでみないと気づけないポイントかもしれませんね。
廊下に洗面台を置く間取りのメリットとデメリットについてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
玄関に手洗い場を置く間取りで後悔
近年の注文住宅では、感染症対策から洗面所とは別に玄関に手洗い場を設けるところも増えてきているようです。
帰ってきてすぐに手を洗うことで、家の中に菌を持ち込まずにすみますし、小さな子どもも手洗いの習慣が身につくようになるといったメリットがあります。
これからの新築のスタンダードにもなりそうな間取りですが、実際に暮らしてみて初めてわかった不便さもいくつかあるようですよ。
玄関に手洗い場を置く間取りのデメリット
- 玄関スペースが狭くなる
- コストが高くつく
- 水ハネが気になる
- 掃除の手間が増える
- デッドスペースになりやすい
- 靴が濡れてしまう可能性がある
玄関に手洗い場をつくっても水ハネや掃除の手間などから、結局使わなくなってしまったという人も少なくないようです。
玄関に手洗い場を置く間取りのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
洗面所を通ってトイレの間取りで後悔
洗面所をとった先にトイレを設置することで、効率的に身支度ができるようになるだけでなく、廊下が不要になるので建築コストも抑えられます。
間に洗面所を挟んでいるので、リビングやダイニングといったくつろぎの空間にトイレの音が伝わるのを防いでくれますよ。
ただし洗面所とトイレが隣接することで、使い勝手が悪いと感じることがあるのも事実です。
洗面所を通ってトイレの間取りのデメリット
- 帰宅後に直行できない
- 来客にトイレを貸しにくい
- 洗面所が兼用だとトイレが使いにくい
洗面所はプライベートなエリアだからこそ、他の人が使っている場合には通りにくいこともあるでしょう。
ましてやお客様となれば、生活感溢れる洗面所を見られることに抵抗があるかもしれません。
洗面所を通ってトイレの間取りのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
ランドリールームで失敗
洗面所と兼用で作られることが多いランドリールーム。
洗濯物を洗う・干す・アイロンがけ・畳む・しまうといった一連の作業が一つの空間でできるので、洗濯家事の効率が格段にアップします。
ランドリールームを作りたくても間取りに余裕がないという家も多いようですが、洗面所と兼用してつくるときにも気を付けておきたいポイントがありそうです。
ランドリールームのよくあるデメリット
- 広いスペースが必要になる
- 独立した空間なので家族の参加率が低下する
- 窓からの影響やメンテナンスが必要
- 湿度がこもりやすくカビやすい
- 子供が独立すると必要性が低くなる
- 家事動線を考えないと使いにくい
洗面所に十分なスペースがなければ、歯磨きや洗顔など普段の身支度にも影響がでてしまいます。
ランドリールームを兼用することで、洗面所自体が使いにくくなってしまうのは避けたいですよね。
ランドリールームのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
洗面所と脱衣所は別がいい?
当たり前のように同じスペースにある洗面所と脱衣所ですが、自由に間取りが決められる注文住宅だと「分けたい」と思う人も多いでしょう。
とくに年ごろの子どもがいる家には便利な間取りですが、限られた土地だと実現は難しいかもしれません。
そこで実際に洗面所と脱衣所が一緒の間取りに住む筆者が、鉢合わせ防止法5つを紹介します。
洗面所での鉢合わせ防止法5つ
- お風呂入ってくる!宣言を習慣化させる
- 洗面所のドアを普段は開けておく
- 「お湯の温度が変更されました」を聞き逃さない
- 歯磨きの時間にお風呂タイムを設定しない
- 家族にお互いの入浴時は気を付ける意識を植え付ける
何十年も住む家だからこそ、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるようにしたいもの。
ちょっとしたルールを決めることで、毎日の不満やストレスを解消することができますよ。
洗面所と脱衣所が一緒でも鉢合わせしない方法はこちらの記事で詳しくお伝えしています。
洗面所の住宅設備で後悔
洗面所の住宅設備でよくある失敗や後悔
造作洗面台を採用して後悔
自由設計が可能な注文住宅なら、造作洗面台でおしゃれな空間にしたいと憧れる方も多いでしょう。
サイズやデザインを自分たちの希望にあわせてつくることができるので、オリジナリティあふれる洗面台ができます。
そんな自由度の高さが人気の造作洗面台ですが、一つ一つ作り上げるがゆえの悩みもあるようです。
造作洗面台のデメリット
- 出来上がりを想像しにくい
- 掃除がしにくい
- 既製品より機能性が劣る場合がある
- メンテナンスが大変
- コストがかかる
- 打ち合わせの時間が長くなる
- 保証が付かない部分がある
- 飽きがくる
造作洗面台は選択肢が広がる分、見た目にこだわってしまいがち。
機能性を重視してつくられた既製品の洗面台しか使ったことがない人だと、使いにくさを感じてしまうようです。
造作洗面台のメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
洗面所にキッチンパネルを貼って後悔
キッチンパネルは本来キッチンにつかうものですが、洗面所に取り入れる人もいるようです。
水ハネに強く、カビも生えにくくなるので、清潔に保ちたい洗面所にはぴったりの素材です。
ですが、シンプルさゆえにデザイン性に物足りなさを感じる後悔も目立ちました。
洗面所にキッチンパネルを貼るデメリット
- デザインの選択肢が少ない
- クロスに比べて費用が高い
- コーキングの劣化が気になる
- 他の壁との間にすき間ができる
- 無機質な雰囲気になることがある
キッチンパネルの選択肢が少ないだけでなく、施工するときに使われるコーキングが経年劣化により黄ばんで見栄えが悪くなってしまうこともあるようです。
おしゃれさにこだわるか、使い勝手で選ぶか、好みが分かれるかもしれませんね。
洗面所にキッチンパネルを貼るメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
新築の洗面所のコンセントで後悔
洗面所のコンセントでよくある失敗や後悔
洗面所のコンセントの位置で後悔
ドライヤーやアイロン、冷暖房器具など意外と電化製品を使う機会が多い洗面所。
家を建てたことがある先輩施主にアンケートをとったところ、50%の人たちが「洗面所のコンセント位置で後悔している」と感じているようです。
洗面所のコンセント位置のよくある後悔や失敗
- 数が足りない
- コンセントを抜き差しして使わなければならない
- コンセントの位置で失敗
- 扇風機用のコンセントが欲しかった
- 足元にコンセントが欲しかった
- 洗面台の反対側に作業用コンセントが欲しかった
入居してから、コンセントの数が足りなかったと感じる人が多い印象でした。
水を使う場所なので、漏電しないようコンセントの位置にも気を配る必要がありそうですね。
洗面所のコンセントの位置についてはこちらで先輩たちの口コミもあわせて紹介しているのでぜひご覧ください。
新築の洗面所の窓・日当たりで後悔
洗面所の窓・日当たりでよくある後悔や失敗
洗面所の窓で失敗
洗面台に窓をつけると、日中照明をつける必要がなくなったり、窓枠に洗剤をおくなどちょっとした収納スペースとして活用できたりと、様々なメリットがあります。
ただ毎日使う場所だからこそ、窓の配置や大きさで失敗すると後悔が大きく残るようです。
洗面所の窓の失敗例
- 日中でも顔がよく見えない洗面台
- 窓の位置(高さ)
間取りの段階では真上から見た図面で見ることが多く、窓の明るさや使い勝手はなかなかイメージしにくいですよね。
洗面所のリアルな失敗事例はこちらの記事でくわしくまとめているので、ぜひご覧ください。
洗面所の照明・床・壁で後悔
洗面所の照明・床・壁でよくある後悔や失敗
床にクッションフロアを採用して失敗
水回りの床材といえば、撥水性が高いクッションフロアが定番です。
最近では「抗菌」「防カビ」といった機能性のあるクッションフロアも登場し、ますます使い勝手も良くなっています。
ほかの床材と比べても値段が手ごろで取り入れやすいのですが、我慢しなければならないポイントもあるようです。
洗面所にクッションフロアのよくある失敗
- 湿気が溜まりやすい
- 耐久性に欠ける
- 安っぽく見える
- 変色しやすい
クッションフロアは塩化ビニールでできていることから、耐久性にやや不満がでてきそうです。
木目調や石目調のデザインでも、塩化ビニール特有のテカリが「ニセモノ感」を醸しだしてしまうかもしれません。
洗面所のクッションフロアのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
建具の色を白にして後悔
洗面所の内装で最も大切にしたいのは「清潔感」ですよね。
建具を白色にすればスッキリとした印象になり、圧迫感がでやすい洗面所を広く見せる効果があります。
白はなんにでも合わせやすい色ではありますが、適当に決めてしまうと後悔につながることがあるようです。
建具の色を白にするよくある後悔
- 安っぽく見える
- 汚れが目立ちやすい
- 存在感がない
- 傷が目立ちやすい
白は汚れやすいとよく言われますが、ナチュラルさや素朴さがイメージされることから「安っぽい」と感じる声も目立ちました。
白色が持つ効果や印象にはマイナスな面があることも頭にいれておくと良いかもしれませんね。
建具の色を白にするメリットとデメリットはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
ダウンライトを採用して後悔
家の中でも狭くなりがちな洗面所の照明は、天井に埋め込んで設置するダウンライトが人気です。
視界を遮らないため空間が広く感じられますし、背の高い洗面台でも扉の開閉をジャマしません。
洗面所の照明はダウンライトが最適なようですが、毎日の生活の中で小さなストレスを感じることもあるようです。
ダウンライトのよくある後悔
- 照らす範囲が狭い
- 初期費用が高くなりやすい
- 場所を変えられない
- 電球の交換が難しい
- 直視すると眩しい
- 燃えやすいものに注意
- 影ができる
ダウンライトは天井に穴をあけて設置する照明のため、簡単には場所を動かせません。灯数が少ないと暗く見えてしまうことも。
メイクをするときは暗いと仕上がりにも影響がでますし、顔に影ができると気になってしまいますよね。
ダウンライトの後悔ポイントについては、こちらで詳しくお伝えしています。
洗面所の収納で後悔
洗面所の収納でよくある後悔
洗面所の収納で後悔
洗面所は限られたスペースでありながら、タオルや洗濯用品、さまざまなストック類など収納しておきたいものが多くありますよね。
スッキリと整頓された収納で、使いやすい洗面所にしたいですよね。
とはいえ、ただ収納スペースを広くとっただけでは正解とは言えないようです。
洗面所の収納でよくある後悔
- 収納スペースが足りない
- 奥行きが合わない
- 棚板が調整できない
- 生活感が出やすい
- 棚をつけても使っていない
- 圧迫感がある
収納スペースと収納したいもののサイズが合っていないと、使いにくくデッドスペースになってしまいがち。
間取りを考える段階から「洗面所で何を収納したいのか?」具体的にイメージしておくことが大切ですね。
洗面所収納のよくある後悔ポイントはこちらの記事で詳しくお伝えしています。