間取りチェックサービスを依頼する「メリット」と「デメリット」

間取りのチェックサービス「間取りのセカンドオピニオン」って本当に必要なの?と聞かれることがあるんです。

経験者の私からすると「絶対にやったほうが良い!」と思うのですが、「面倒なことはなるべくしたくない」と考える人もいますよね。

そこで実際に「間取りのセカンドオピニオン」を依頼した経験のある私が、メリットとデメリットを詳しくまとめました。

私は「やったほうが良い!」推しなのでメリットの方に寄ってしまうのですが、これを読んでも必要ない!と感じる方は本当に不要なのでしょう。

「気にはなるけどいろいろ不安だし、踏ん切りがつかないわ!」という方は背中押されると思いますよ。

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間取りのチェックサービスを依頼する「メリット」

まず、チェックサービス「間取りのセカンドオピニオン」とはどういうものかを簡単に解説。

この記事を読んでいる方は「現在進行形で家づくり」をしている方が多いと推測いたします。

家を建てる業者を決めて土地が決まり、いよいよ一番楽しみにしていた間取りを作成!ってステージにたどり着いたは良いものの

  • 思うような間取りにならない
  • 建築士さんが積極的に提案してくれない
  • 妥協の連続で落ち込む
  • この間取りでGOしていいかわからない

なんてこと、あったりするんですよね。

そんな時に今担当している設計士さんとは「別の設計士」さんに間取りを見てもらうことを「間取りのセカンドオピニオンを依頼する」といいます。

この章では間取りのセカンドオピニオンの「3大メリット」

  1. プロ目線のセカンド診断を受けられる
  2. 間取りの失敗が確実に減る
  3. 今後の間取りの打ち合わせがスムーズに進む

以上3つのメリットについて詳しくご説明します。

プロ目線のセカンド診断を受けられる

担当とは別の第三者ともいえる建築士に間取りを見てもらう「間取りのセカンドオピニオン」。

もちろん有資格者である建築士に見てもらえます。

主婦や母親目線で見てくれるママさん建築士もいれば、経験豊富なベテラン男性建築士もいるでしょう。

依頼先によって診断はさまざまではありますが、プロの目線でわが家の診断してもらえるのは心強いですよね。

間取りって、素人でも簡単に考えられる点に「落とし穴」があると思います。

こんな家に住みたいな!ってスラスラ間取りを図面に起こすことが簡単にできちゃいますよね。

ですがそれは正に机上の空論。

紙面に書き起こされた間取りと、立体的に作り上げられた家とでは、全くと言っていいほどに違うんです。

そして事前に覚えておきたいことの一つに「間取りの後悔や失敗が一つもない家」に住むのは不可能だということです。

ですが、間取りを複数のプロの目に触れさせることで「失敗を減らす」ことはできるのです。

間取りの失敗が確実に減る

わが家の間取りの失敗例を挙げるとすれば10や20ではききません。

わが家の間取りの失敗30

ですが最初の時「これで完璧!」と思ったはずなんですよね。

春夏秋冬のシーズンを経て、さらには子供の赤ちゃん時代から高校生になるまで過ごしてみて、折に触れては「失敗だったな」と気づくんです。

それは予想できない事の連続でしたから仕方のないことではあるんですけど、経験豊富で後悔・失敗事例をたくさん知っている設計士だからこそ、提案できることが山ほどあるんだなって思いました。

これから35年のローンを組んで一生住むつもりで家を建てる方も多いことでしょう。(うちもあと20年くらい…)

たった1つの失敗でも、一生背負いながら生活することになるわけですから、セカンドオピニオンに依頼して1つでも2つでもしくじりを取り除いておいた方が、長く快適に過ごせるに決まってます。

私の体験談を読んでもらえば分かりますが、間取りのセカンドオピニオンに依頼していれば未然に防げたことが多すぎて、きっと呆れてしまう事でしょう…。

今後の間取りの打ち合わせがスムーズに進む

だだいま間取り決めの真っ最中!という方はご理解いただけると思いますが、間取り決めって最初は楽しいものの、だんだんとしんどくなって来るんですよね。

なぜならば「思い通りにいかないことが多すぎる」から。

間取り取り決めがうまく進まない理由はこんな感じ

  • 土地の広さが足りない
  • 予算が足りない
  • 依頼先の力不足(できないことがある)
  • 建築士の提案力の低さ
  • 理想の暮らしが思い浮かばない

等があります。

個室で夫婦と設計士、子供が暇を持て余しグズる中での間取り相談。

たまには営業さんを交えて根詰めて机に向かって間取りを考えるのですが、同じ人間で何度も話し合ったところで、同じ考えしか浮かんでこないのは当たり前なんですよ。

設計士さんの提案力が低いと最悪です。

なんとかこちらに妥協をさせようとしてくるし、うっかり設計士側から提案しようもんならば、まるっと間取りを変更させなければならないのは自分なもんだからお口をチャック。

営業さんは、早く次の契約をとりたそうに時計ばかりを気にするし、わたしたちは周りの空気に居たたまれなくなってお任せ状態に陥ってしまう。

こんな状況が長く続きますから、理想通りに楽しくなんてことはなかなか難しいんです。

だったらいろんなプロの提案を事前に聞いておいて、こちらが取捨選択する立場で間取り作りを進めたほうが、ずっとスムーズだと思いませんか?

0→1の部分に関しては、事前にある程度こちらでイメージを固めてから担当設計者に打診する。

その方がよっぽど効率的ですし、ブラッシュアップに時間をかけられそうだと思いませんか?

セカンドオピニオンだけでなく、間取りの提案を受けてくれる建築士さんはたくさんいます。

間取りの「0→1」を提案してくれるココナラの設計士

間取りのチェックサービスを依頼する「デメリット」

チェックサービス「間取りのセカンドオピニオン」がおすすめなのは分かったけど、周りに担当以外の設計士の知り合いなんていないし、これから大きな買い物をしようという段階なのでお金もない…。

連日の打ち合わせでさえ大変なのに、そこに更に間取りのセカンドオピニオンを依頼するだなんて余裕がない!

という声が聞こえてきそうです。

この章では「間取りのセカンドオピニオン」を依頼するときのデメリット3つを紹介します。

  1. 依頼費用が掛かる
  2. 担当の設計士に対し後ろめたい
  3. 業者探しが面倒

詳しく見ていきましょう。

依頼費用がかかる

プロの建築士に依頼するわけですから、もちろんタダというわけにはいきません。

よく「無料で診断!」なんてのがありますが、最初の触りだけの診断でここからは有料!というパターンがほとんどです。

もしくはその後ろに大きなマネタイズポイントを用意し、手ぐすねを引いて待ちわびてることでしょう。

依頼できる内容によって価格に差はありますが、わたしが調べた範囲では数千円から依頼できます。

たとえば5千円で1つの後悔ポイントを減らせるのだとしたら、これ、高いと感じますか?安いと感じますか?

高いと感じるのでしたら恐らくこの記事の内容は、お役に立てません…すみません。

安いと感じたならば、間取りのセカンドオピニオンの価値を充分に理解できている証拠です。

担当の設計士に対し後ろめたい

実はこれ、私の想像の範囲の話なのですが、設計士さんとの関係が良好であればあるほど「担当設計士さんに申し訳ない…」という気持ちが膨らんでくると思うんですよ。

言ってしまえば担当建築士さんお間取りにケチつけてるようなもんですから

セカンドオピニオンを依頼するということは、「今の設計士さんを信頼していないってこと?」と心配になってしまうんです。

ですが待ってください。

その設計士さん、これからの私たちの住み心地を一生保証してくれるわけじゃないですよね?

こう言ってしまうと悲しいですが、家が完成したらほとんど…いや、全く設計士さんと会う機会は無くなります。

「別の建築士に相談した」と言いづらいのであれば、あえて言う必要なくないですか?

依頼したセカンドオピニオンから既存の間取りに指摘があった場合は、施主の意見として設計士さんに伝えれば角が立ちません。

「なるほど!いい考えですね!」

と逆に感心されるパターンもあるはず…ウシシ。

35年ローンを抱えて建てる夢のマイホームだからこそ、こんなところで遠慮なんて必要ないんです。

やり取りが面倒

家づくりは楽しいけれど打ち合わせの連続で、休み返上でストレスはたまるし思う様に打ち合わせが進まない。

大きなローンを抱えるプレッシャーもあってか、マイホームブルーになりそう!なんてこともあるかもしれません。

そこに「間取りのセカンドオピニオン」とのやり取りなんて、とても手が回らなくなりそうですよね。

確かにやる事は増えます。確実に。

ですが間取りのセカンドオピニオンの場合のほとんどは、ネット完結できることがほとんどです。

実際に設計事務所に行って相談することもできますが、紙面やデジタル上でのやりとりになるので、パソコンやスマホがあればメールでやりとりができるので手軽です。

お医者さんでよくある「病気を診るだけで患者を診ていない!」なんてセリフをどこか聞いたことがあると思いますが、間取りの場合「間取りの問題点を見つけてくれればいい」ので実際に会う必要はありません。

間取りのセカンドオピニオンを依頼する方法3つ

家が欲しいと思ったら、住宅展示場に足を運んだり住宅専門誌を読み漁ったり、身近に知り合い営業マンがいたりなんてことがあるかもしれませんが、「間取りのセカンドオピニオンってどこに依頼すればいいの?」ってなりますよね。

多くの場合、間取りのセカンドオピニオンを依頼する方法は次の3つです。

  • 知り合いのツテを辿る
  • 設計事務所に直接依頼
  • ココナラのスキル出品を活用

次で詳しく見ていきます。

知り合いのツテを辿る

あなたのまわりに設計士さんがいる場合のみに有効です。

気ごころが知れているならなおの事、深く相談に乗ってくれるかもしれません。

ですが知り合いなだけに遠慮が働いて、わがままな相談ができない可能性も。

「親しき中にも礼儀あり」と思ってしまい、思うような主張ができないことも考えられます。

設計事務所に直接依頼

ハウスメーカーや工務店の場合、自社の商品を売りたいわけですから「間取りのセカンドオピニオン」をしてくれるということはまずありません。

そこで頼りになるのが設計だけを請け負ってくれる「設計事務所」。

会社単位で請け負ってくれるところもあるので信頼が置けますし、希望すれば直接会って話を聞いてくれるところもあります。

ですがあくまでもビジネスなので数千円で…とは行きません。

安くとも5万円くらいはお支払いするつもりで臨むのが賢明です。

ココナラのスキル出品を活用

わたしが依頼したのがこのココナラの「間取りのセカンドオピニオン」です。

当時依頼した時は7千円でした。

⇒我が家の間取りのセカンドオピニオン体験談

ココナラってCMでも見たことがあるけど「得意を売り買いココナラ♪」ってやつ?って方、その通りです。

「そんなコンビニ感覚で自分の大事な家の診断を任せられないわ!」って方もいるかもしれないので、経験者の立場で力説させてもらいます。

まず、間取りのセカンドオピニオンをしてくれるほとんどが「一級建築士」です。

そんな有識者が「スキル出品」しているのがココナラなんです。

すごい時代になりましたよね。

設計事務所の単位で出品している会社もあれば、フリーで活動している個人の方もいます。

中には副業として日中はハウスメーカーに勤め、すき間時間で間取り診断してくれる出品者もいます。

ほぼネット完結なので相手は選び放題ですし、忙しい中こちらから出向く必要もないのがメリットです。

【結論】間取りのチェックサービスを依頼するならやっぱりココナラ

2年間このブログを書き続けて思うのは、間取りのセカンドオピニオンに求められているのは「1つでも多くの失敗や後悔を発見する」ことにあると思うんですよ。

ですから欲を言えば複数…、できれれば2~3人のセカンドオピニオンに依頼したい!と今の私は思うんです。

人によって気づけるポイントが様々です。

子育て世代だったり、夫婦だけの生活になったり、性別や年齢などその設計士の経験やライフスタイルによって見える形が違うということに気づきました。

家を建てるときは多くの方が「子供がまだ小さな夫婦」だったりするのでそこに固執してしまいがちですが、それ以外の目線で見てくれる設計士に出会うと大きな気づきが得られたりします。

わが家も家を建てたときは子供が赤ちゃんでしたが、今は思春期真っ只中。

先の事は想像しにくいもんなんですよね。

たくさんの依頼をかけるとなると気になるのはその費用…。

ココナラの間取りのセカンドオピニオンなら安くて2千円ほどから依頼できるので、いくつも提案してもらうことが現実的になってきます。

1つでも多くの失敗ポイントや後悔ポイントを見つけられたら「跳ねて喜んでいい」レベルだったりしますよ。

間取りを考えられる期間はわずかしかありません。

鉄のハートを持ち合わせているなら問題ないですが、営業さんに急かされながら…担当設計士に圧力をかけられながら…自分達だけの力で良い間取りを作るなんて出来ません。

ですから第三者の有識者の力を借りてみるのはいかがでしょうか?

タップできる目次