いま玄関の間取りを考えているけど、絶対に後悔はしたくない!注文住宅を建てた経験がある人の、できれば「失敗ポイント」を知りたいな。
このページでは、玄関に関するよくある後悔ポイントをまとめています。
現在間取りを作成中で、後悔したくないのでメリットやデメリットを前もって確認したいという方はチェックしてみてください。
玄関の間取りでよくある失敗と後悔ポイント
間取りで後悔ポイントが多かったのが次の6つのエリア。
間取り作りをするうえで、施工の選択ができるものはメリットとデメリット、ごく一般的に施工されるものは失敗ポイントとしてまとめています。
玄関階段のメリット・デメリット
玄関ホール階段のメリットとデメリット。
2階建てにするときに、どこに階段を設けたらよいか悩みますよね。
階段を配置する場所によって、その後の暮らしやすさが大きく変わります。
玄関ホール階段のデメリット7つ
- 家族とのコミュニケーションの機会が減る
- 玄関の来客時に2階と1階を行き来しにくい
- 家族の出入りに気づきにくい
- 居住スペースが減る
- 2階に上がるとき寒い玄関を通らなければいけない
- 家族がどんな人を連れてきたのか見るチャンスが減る
- 風水上よくない
玄関ホール階段のデメリットの特徴は、家族とのコミュニケーションの機会が減ること。
家の中でも寒さを感じやすい玄関を、通らなければ行けないデメリットもあります。
リビング階段に比べるとスペースが必要なことから、施工面積が大きくなりがちです。
思春期の子供は喜ぶ間取りですけどね
玄関ホール階段のメリット8つ
- 玄関から2階へ直行できる
- 子どもの友人など来客にリビングを見られることがない
- 音・明かり・ニオイが気になりにくい
- 冷暖房効率が良い
- 家族間のプライバシーを確保できる
- 開放的な玄関になる
- 家族が病気の時も隔離がしやすい
- 将来的に、1階と2階で二世帯生活をする可能性がある場合に暮らしやすい
玄関ホール階段の最大のメリットは、お互いのプライバシーが確保しやすいこと。
玄関ホール階段にすることで1階と2階の居住スペースを分離しやすいため、冷暖房効率が上がるなど、空間を分けられるメリットがあります。
密を避けられる
玄関ホール階段のメリットデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関吹き抜けのメリット・デメリット
玄関の吹き抜けのメリットとデメリット。
玄関を吹き抜けにすると開放感が出ますが、空間がつながることで多くのデメリットが生まれます。
玄関吹き抜けのデメリット8つ
- 1階の生活音や会話が吹き抜けを通してよく響く
- 2階の居住スペースが狭くなる
- 夏は暑く、冬は寒い玄関になりやすい
- 照明器具や窓の掃除やメンテナンスが大変
- 吹き抜けを通して2階への目線が気になる
- 料理のニオイやケムリが上に上がっていきやすい
- それほど広いスペースではないので、解放感や明るさはあまり期待できない
- 子供やペット、高齢者の落下事故の心配
玄関吹き抜けのデメリットは、1階と2階の空間がつながることで生まれるものが多いです。
玄関に限らずですが、吹き抜けにすると音やニオイ・暑さ寒さの伝わりが気になります。
高所であるので転落の危険性も、少なからずありますからね。
猫とか高いところ大好きだからね
玄関吹き抜けのメリット7つ
- 開放的な空間になる
- 印象的な玄関を演出できる
- 床面積を調節できる
- 家族の気配が感じ取りやすくなる
- 高い位置に窓がつけられるので日差しが取り込める
- 風通しが良くなる
- お洒落な照明を採用できる
玄関吹き抜けのメリットは、開放的な空間になること。
来客者が真っ先に目にするのは玄関ですから、家全体への期待値も高まりそう。
玄関は暗くなりがちなので、吹き抜けにすることで明るい玄関にできそうです。
人も家も、第一印象は大事
玄関吹き抜けのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関トイレのメリット・デメリット
玄関トイレのメリットとデメリット。
トイレを玄関に配置すると生じる、メリットとデメリットをまとめました。
玄関トイレのデメリット5つ
- 玄関に来客があると使いにくい
- トイレが暑い・寒い
- 玄関ドアを開けるとトイレが見える
- 入浴前のトイレが遠くなる
- 小さな子供がいるとトイレが大変
玄関フロアのトイレは、リビングトイレに比べると少し遠い場所にあるのが難点です。
特に子供がトイレトレーニング中だと、近くにトイレを作ればよかったと後悔することも。
玄関ドアを開けるとトイレの中が丸見えになることもあるので、トイレの向きも大切です。
歩行者に便器を見られるのは屈辱
玄関トイレのメリット4つ
- 外出時や帰宅後にトイレに行きやすい
- 来客者にトイレを貸しやすい
- くつろぎスペースへの音・ニオイの伝わりが少ない
- 帰宅後の手洗い場としても使える
玄関トイレのメリットは、くつろぎ空間から離れていること。
リビングやダイニングでくつろいでいるときに、たとえ家族でもトイレの音を聞かれるのは嫌ですよね。
玄関に直結しているので、帰宅後すぐに利用しやすいメリットもあります。
学校でトイレを我慢しがちな子供も、玄関だと帰宅後すぐに行きやすいですね。
家に着いた瞬間、我慢できなくなるってあるよね
玄関トイレのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関ホールのメリット・デメリット
玄関ホールのメリットとデメリット。
あえて玄関ホールを設けたときの、メリットとデメリットをまとめました。
玄関ホールのデメリット
- 広さが無いと狭くて不便
- 閉塞的だと暗くなりがち
- ホールがあると掃除が増える
玄関ホールのデメリットは、じゅうぶんな広さにしないと逆に使いづらくなってしまうこと。
リビングなどの生活空間を優先しすぎると、利便性が問われる玄関にしわ寄せが来ます。
使いやすい玄関ホールになっているか、よく確認して設置しましょう。
朝渋滞しそうなお家は特に気を付けて!
玄関ホールのメリット
- 子どもやペットが玄関に降りる危険が少ない
- 来客時の視線、プライバシーが守れる
- ニオイ対策が可能
- 外気の影響を受けにくい
玄関ホールのメリットは、玄関と生活空間を区切れること。
玄関とリビングとの間にホールを設け、ドアで空間を間仕切ることで、音やニオイが伝わりにくくなります。
玄関から入ってきた冷たい空気を、いったんホールにとどめることができるのもメリットです。
玄関ホールがいろんな被害を食い止めてくれる
玄関ホールのメリットデメリットについてはこちらの記事で詳しく書いています。
土間玄関のメリット・デメリット
この章では玄関土間のメリットとデメリットをまとめています。
玄関部分を広くすることで、内と外とを上手につなぐことができる土間玄関。
そのメリットとデメリットをまとめました。
玄関土間のデメリット
- 玄関が汚れやすくなる
- 湿気によるカビのリスク
- 玄関や生活スペースが狭くなる
- 冬場は家の中に寒い空気が流れ込みやすい
- 物置化しやすい
- 建築費用がかかる
- 土間収納の使い勝手が悪い
- 思ったよりも使わなかった
- 靴を履かないと物の出し入れができず面倒
- 来客時に収納スペースを見られてしまう可能性がある
- 将来デッドスペースになる可能性がある
汚れても大丈夫な空間の広がりで、うまく使いこなさないと雑多になりがちな土間玄関。
便利に使える土間収納は普段から整理しながら使わないと、人を招き入れることができない玄関になりそうなので要注意です。
空間が広がると管理も大変になる
玄関土間のメリット
- 開放的な玄関になる
- 玄関回りがスッキリと整う
- 汚れを気にせず物を置ける
- 天候を気にせず物を出し入れできる
- 日常的な備品の仮置き場にできる
- コミュニケーションスペースとして利用できる
- 居住空間と別れた作業場にできる
- 安心安全な遊び場になる
- ペットのお手入れや散歩の準備がしやすくなる
- 将来車いすが必要になったときもスロープ対応しやすい
家の顔ともいわれる玄関がを土間玄関にすると開放的になって、使い勝手がパワーアップ。
子供が小さなときは特に活躍しそうな土間玄関。内と外を上手に切り替えることができる空間になりそうでウ。
すぐにしまえない物とか置いとけるの良い
土間玄関のメリットとデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関ーチの失敗ポイント
玄関ポーチでよくある後悔ポイント。
玄関ポーチとは、玄関ドアを開けた場所や空間のことです。
来客者がチャイムを押して待機したり、玄関のドア先で荷物の受け渡しをする場所ですね。
玄関ポーチの失敗ポイント9つ
- 屋根や庇を付ければよかった
- 滑りやすいタイルを選んでしまった
- 汚れやすいタイルを選んでしまった
- 階段の段差が高い
- 物を置けるくらいのスペースが欲しかった
- ポーチの奥行が狭すぎた
- ドアの開く向きで失敗
- スロープを付ければよかった
- 車への動線が悪かった
うっかり屋根や庇を忘れて家づくりをしてしまうと、雨や雪の時に不便を感じてしまいます。
タイル選びに失敗すると、メンテナンスが大変だったり身に危険が及ぶので慎重に選びたい場所でもあります。
奥行きを狭くしてしまうと、玄関ドアを開けた時に後ろに下がらなければならない不便さも。
外観の見栄えにも影響する場所だから慎重に
玄関ポーチのメリットとデメリットはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関の住宅設備でよくある後悔ポイント
玄関の住宅設備で後悔しやすいポイントは次の通り。詳細記事も用意しています。
玄関照明の失敗ポイント
玄関照明でよくある失敗ポイント。
玄関照明は細かな点で、失敗に感じることが多いです。
玄関照明は玄関ホールに付ける照明と、玄関ポーチに付ける照明があります。
- 【フロア】玄関照明を人感センサーにすればよかった
- 【フロア】間接照明の使い道がない
- 【ポーチ】天井付の照明にすればよかった
- 【スイッチ】ホールと室内の両方にスイッチが欲しかった
照明はあとから変更できるものもありますが、建築時に施工しておいた方がトータルで安く済むのでじっくり向き合いたいポイントですね。
見栄えというよりも、機能面での後悔ポイントが多いのが特徴です。
センサー付き照明は便利だよ
玄関の手洗いのメリット・デメリット
玄関手洗いのメリットとデメリット。
洗面所とは別で設置する「玄関の手洗い場」。
帰宅後すぐに手を洗いたいというニーズの高まりから、ここ数年注目が集まっています。
玄関手洗いのデメリット
- 玄関スペースが狭くなる
- コストが高くつく
- 水ハネが気になる
- 掃除の手間が増える
- デッドスペースになりやすい
- 靴が濡れてしまう可能性がある
玄関の手洗いのデメリットは、玄関にある程度のスペースが必要になることや、水場が増えてしまうことで掃除の手間や水はねが心配になります。
手入れが大変に感じることから、しだいに使われなくなってしまうケースもあります。
あまり使って欲しくなくなる矛盾。
玄関手洗いのメリット
- 帰宅後すぐに手洗い・うがいができる
- お客様用の手洗い場として使える
- 手洗いが習慣化する
- 玄関近くの水栓として利用できる
- 外の汚れを室内に持ち込まない
- 洗面所の混雑を避けられる
玄関に手洗いがあるメリットは、室内に汚れや菌を持ち込まないこと。
外から帰ってきたらすぐに手洗いやうがいができるので、リビングなどの生活空間を清潔に保つことができます。
お客様用手洗いとして使えるので、生活感が出やすい洗面所に通す必要がなくなります。
洗面所は見られたくない物多いもんね。
玄関の手洗い場のメリットとデメリットの詳細記事はこちらです。
玄関窓のメリット・デメリット
玄関の窓を付けた時のメリットとデメリット。
窓のメリットは明るさの確保や開放感、デメリットは窓を付けたことによる寒さやプライバシーの問題です。
窓があっても無くても後悔ポイントはあるのですが、どちらを優先するか検討してみてください。
玄関窓のデメリット
- 断熱効果が下がる
- 防犯対策が必要になる
- 掃除が必要
- 見積もりが高くなる
玄関窓の最大のデメリットは暗さです。
日中でも電気をつけなければならないなど、明るさで後悔する人が多いです。
住宅会社によっては費用もかさみますし、付けたことによる防犯面も気になります。
付けなければよかったという人もいます
玄関窓のメリット
- 玄関が明るくなる
- 玄関に解放感が生まれる
- 換気ができる
- 玄関周りの気配が分かる
- インテリア性が高まる
窓をつけると開放感が生まれます。
玄関全体が明るくなり、インテリア性も増してきます。玄関の前に人がいたら人影で確認できるのもメリットですね。
換気ができるのも大事だね
玄関の窓の後悔ポイントと、先輩施主の失敗談をまとめた記事はこちらです。
玄関手すりの失敗ポイント
玄関手すりのメリットとデメリット。
新築で家を建てるとき、付けるべきかどうするか迷うのが玄関手すり。
あると便利な玄関手すりですが、お年寄りがいない家ではすぐに必要性を感じないようです。
玄関手すりのデメリット
- 手すりの材質によって不快を感じる
- 邪魔になる、見た目が悪くなる
- 新築時の費用の負担が増える
玄関手すりのデメリットは、商品によっては玄関の見た目が悪くなってしまうこと。
近年の傾向として、シンプルな空間が好まれるため、手すりを付けるとやぼったく見えてしまうようですね。
新築時のコストもアップしてしまうので、必要性を感じない場合は付けない選択をすることも。
狭い玄関がより狭く感じるかも。
玄関手すりのメリット
- 転倒防止など、危険予防になる
- 膝や腰への負担軽減
- 手荷物などを一時的に掛けておける
- 玄関のデザインのアクセントになる
- 玄関先の汚れ防止につながる
玄関手すりのメリットは、靴を履くときや段差の上り降りの時に、体を支えることができる事。
お年寄りはもちろん、小さな子供もつかまりながら、靴の脱ぎ履きができるので便利です。
使わないときは、ちょっとした小物類を収納できる場所としても利用できます。
体を支えるだけではない実用性を感じる。
玄関手すりのメリットとデメリットはこちらをご確認ください。
玄関コンセントの失敗ポイント
玄関のコンセントでよくある後悔ポイント。
そもそも玄関にコンセントは必要なのか?と思いますが、住んでみてから「必要だった」と感じる方が多いよう。
玄関は外と室内を区切る場所でもあるので、室内に持ち込みたくない電化製品の充電などで、コンセントを活用できます。
玄関のコンセントでよくある後悔ポイント
- 必要性に気付かなかった
- コンセントの数が足りなかった
- 掃除をするときに必要だった
- 電動自転車の事を考えてなかった
- コンセントが無くてインテリアが楽しめない
- 電動工具用のコンセントが欲しかった
「玄関で電化製品を使うことはないだろう」という思い込みで、実際に家を建てると必要性を感じて後悔している人が多いです。
コンセントの数や位置でも後悔を感じているようですよ。
詳しくは玄関コンセントの位置や数で後悔した人は52%用途や実例の先輩口コミをご覧ください。
【知りたい】玄関コンセントの使い道
先日当ブログで先輩施主にアンケートを取ったところ、次のような電化製品を使うと回答がありました。
意外にも、たくさんの電化製品を使用していることが分かりました。
掃除・空調用品/靴用品/充電用・実用/インテリア・香り用品
玄関コンセントの使い道についてはこちらの記事で詳しく書いています。
玄関ドアの失敗ポイント
玄関ドアでよくある後悔ポイント。
玄関ドアは家の外観の雰囲気にも影響を与えます。質感や色、窓の配置によって外壁とちぐはぐに感じてしまうようですね。
玄関ドアからの出入りによって、室温を大きく変化させてしまうので、選び方によっては後悔が増えてしまう場所でもあります。
- スマートキーにすればよかった
- 汚れや劣化が目立つ色を選んでしまった
- 断熱性の低い素材を選んでしまった
- 外壁の雰囲気と合っていない
- 採光窓から差し込む光が眩しすぎる
- 採光窓をつければよかった
- 掃除がしづらい
- マグネットが付かないタイプを選んでしまった
- ドアの開き方で失敗
- 網戸をつければよかった
ドアの機能性に不満を感じている方が多く、暗くなりがちな明り取りとしての役割も担う玄関ドア。
家の中でも一番寒さを感じやすい場所が玄関なので、断熱性能は重要です。
外観からの見た目に影響する玄関ドアなので、色や形も後悔ポイントにつながりやすい。
外壁とドアの雰囲気合ってない家あるよね
玄関ドアの詳しいメリットとデメリットはこちらの記事をご覧ください。
玄関ポストの失敗ポイント
- 埋め込み式は家の断熱、気密性能が落ちる
- 埋め込み式は家の中に虫が入る原因になる
- 埋め込み式はデザインのバリエーションが少ない
- 埋め込み式ポストは投入口から家の中が見える場合もある
- ポストは簡単には交換できないので慎重に選ぶ必要がある
- あらかじめ下地補強が必要な場合がある
- ドアの近くに設置すると配達員さんが玄関先まで来るため気を遣う、抵抗がある
- インターホンとポストの一体型の場合、来訪者が敷地内に来てしまう
- 玄関横の外壁に取り付ける場合、出入りのとき邪魔になる場合がある
玄関ポストを設置するときの注意点としてどの形式のポストを選ぶのか。
「埋め込み式」「独立式」「玄関ポーチの壁掛け式」。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、どのタイプが合うのか検討する必要がありそうです。
どのポスト選ぶかでその後の運命を変える。
\セカンドオピニオンで間取りの運命が変わる/
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\日当たりが気になるなら/
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\コンセントが不安なら/
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